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VRAIN Solution Research Memo(3):個人投資家向け会社説明会文字起こし(3)
配信日時:2025/05/02 15:03
配信元:FISCO
*15:03JST VRAIN Solution Research Memo(3):個人投資家向け会社説明会文字起こし(3)
VRAIN Solution<135A>
こちらのスライドでは、いわゆるAI企業とされる上場企業との比較を行っております。
結論から申し上げますと、当社は「これから市場からの評価が本格化していく段階」にあると考えております。というのも、AI企業は一般的に世の中を大きく変革する可能性を持つ産業として注目されており、比較的高い評価を受けやすいセクターです。
その中で、当社の立ち位置を明確にするために、いくつかの主要指標で他社と比較を行っています。
たとえば、「経常利益率」については、当社が約30%近い水準を誇る一方で、他社はその半分、もしくはそれ以下の水準であるケースが大半です。当社は競合他社の2倍以上の高い収益性を実現しています。
また、「売上高のCAGR(年平均成長率)」についても、過去4年間で113%と非常に高い水準となっており、平均して毎年2倍以上の成長を実現しています。こうした成長スピードも、他社を大きく上回る結果となっています。
さらに、「上場までの期間」においても、当社は創業から3年11ヶ月というスピードで上場を果たしており、これは他のAI企業と比較しても最速クラスです。次に速い企業でも4年3ヶ月、それ以外は7年、10年と時間を要している中で、当社の成長性と実行力が際立っていることが分かります。
これらの実績を左側のグラフにまとめると、CAGRおよび経常利益率において当社は他社を圧倒するスコアを出している一方で、PER(株価収益率)においては、まだ相対的に低い水準にとどまっている状況です。
この点については、今後の当社の努力次第だと捉えております。実績の積み上げはもちろんのこと、IR活動を強化し、より多くの方々に当社をご認知いただくことで、市場からの評価も徐々に反映されていくと考えております。
今後も、当社の他社と一線を画す成長性・収益性をご理解いただけるよう、積極的な情報発信に取り組んでまいります。
■事業内容
ここからは具体的な事業内容についてご説明します。
当社では、製造業のお客様が抱えるさまざまなニーズや課題を解決するために、「AIシステム事業」と「DXコンサルティング事業」の2つを展開しています。
AIシステム事業では、当社が自社開発したAIプロダクトを活用し、お客様の課題をシステムとして解決しています。言い換えれば、当社のAIシステムを導入することで、スピーディーに、かつ効果が見える形で課題解決が可能となるのが特徴です。
一方、DXコンサルティング事業は、単にシステムを導入するだけでなく、より広範なDXやAIに関するニーズに対応しています。お客様の課題の発掘から評価、導入に至るまで、伴走型で支援を行いながら最終的な実装までをサポートする事業です。
こちらは、AIシステムの詳細です。
当社が現在主に提供しているのが「Phoenix Vision/Eye」というAIシステムで、いわゆる外観検査向けのプロダクトです。
外観検査とは、製造業において製品を製造した際に、それに問題がないかを確認する検査を指します。従来は人の目による目視で行われていたこの工程を、自動化するのが本システムの役割です。
当社の特徴は、AI単体の提供にとどまらない点にあります。センシングや撮像の部分を含め、AIと、それらを統合した全体のシステムを一括で提供しています。単なるAIの導入ではなく、システム全体としてお客様に価値を感じていただける形で導入できることが、当社の強みであり、大きな差別化ポイントとなっています。
こちらは、当社の実績の一例です。
製造業では、現在でも人の手によって行われている作業が多く残っています。これは大手企業であっても例外ではなく、多くの工程で人に依存しているのが現状です。たとえば、ある企業では1つの製造ラインに1人が常駐しており、そのラインが10本ある場合、10人が必要になります。さらに、工場が24時間稼働している場合は3交代制となるため、1ラインあたり3人、10ラインで計30人が必要になります。
こうした人材を、少子高齢化が進む中で今後も確保し続けるのは非常に困難です。加えて、人の作業には感覚や疲労によるバラつきがあり、検査の見逃しといったリスクも伴います。
これに対して、当社のAIシステムは、高精度かつ高速で一定の判断基準による自動検査を実現します。これにより無人化が可能となり、人に依存せずに生産体制を維持できるだけでなく、大幅な人件費の削減にもつながります。結果として、製造業がこれからも持続可能な体制を築いていくための有効な手段となっています。
こうした導入が成功すると、他のラインや別の工場にもAIを導入したいというニーズが生まれ、リピートにつながるケースも多くあります。これこそが、当社のビジネスの面白さでもあると考えています。
こちらは、昨年度の成功事例の一つです。
ある食品企業において異物混入が課題となっており、その解決手段としてAIの活用をご提案しました。昨年度第2四半期に、まず1つのシステムを導入いただきましたが、このシステムが非常に高い効果を発揮したことで高く評価されました。
この企業は全国に8つの工場を展開していますが、1工場で成果が確認されたことを受け、同じ年の第4四半期にはB工場からG工場まで、合計6ラインへの一括導入を決定されました。1つの成功事例が、その期のうちに大規模展開へとつながった好例です。
一見すると、当社のビジネスはシステム販売の「売り切り型」に見えるかもしれません。しかし、製造業の構造上、1つの導入成功が、追加導入や別拠点への展開に直結するケースが多く、結果として数台から数十台規模に広がる可能性を持っています。そういった意味でも、非常に拡張性の高い事業といえます。
さらに、工場単位での展開に加え、1つの工場内でも複数の工程にニーズが存在します。たとえば、原料段階での異物検査にとどまらず、洗浄後の品質確認、加工工程の検査、そして最終的なパッケージ後の検査など、多様な場面で活用が可能です。このように、縦の工程にも横の拠点にも、掛け算的に展開できるのが当社システムの強みです。
加えて、業界内には共通の課題が多く存在するため、1社で成功した事例は、同業他社や類似企業への横展開にもつながります。こうした広がりを持つことから、当社のシステムと事業は、今後さらに拡大していく可能性を大いに秘めていると考えています。
【VRAIN Solution】個人投資家向け会社説明会文字起こし(4)に続く
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こちらのスライドでは、いわゆるAI企業とされる上場企業との比較を行っております。
結論から申し上げますと、当社は「これから市場からの評価が本格化していく段階」にあると考えております。というのも、AI企業は一般的に世の中を大きく変革する可能性を持つ産業として注目されており、比較的高い評価を受けやすいセクターです。
その中で、当社の立ち位置を明確にするために、いくつかの主要指標で他社と比較を行っています。
たとえば、「経常利益率」については、当社が約30%近い水準を誇る一方で、他社はその半分、もしくはそれ以下の水準であるケースが大半です。当社は競合他社の2倍以上の高い収益性を実現しています。
また、「売上高のCAGR(年平均成長率)」についても、過去4年間で113%と非常に高い水準となっており、平均して毎年2倍以上の成長を実現しています。こうした成長スピードも、他社を大きく上回る結果となっています。
さらに、「上場までの期間」においても、当社は創業から3年11ヶ月というスピードで上場を果たしており、これは他のAI企業と比較しても最速クラスです。次に速い企業でも4年3ヶ月、それ以外は7年、10年と時間を要している中で、当社の成長性と実行力が際立っていることが分かります。
これらの実績を左側のグラフにまとめると、CAGRおよび経常利益率において当社は他社を圧倒するスコアを出している一方で、PER(株価収益率)においては、まだ相対的に低い水準にとどまっている状況です。
この点については、今後の当社の努力次第だと捉えております。実績の積み上げはもちろんのこと、IR活動を強化し、より多くの方々に当社をご認知いただくことで、市場からの評価も徐々に反映されていくと考えております。
今後も、当社の他社と一線を画す成長性・収益性をご理解いただけるよう、積極的な情報発信に取り組んでまいります。
■事業内容
ここからは具体的な事業内容についてご説明します。
当社では、製造業のお客様が抱えるさまざまなニーズや課題を解決するために、「AIシステム事業」と「DXコンサルティング事業」の2つを展開しています。
AIシステム事業では、当社が自社開発したAIプロダクトを活用し、お客様の課題をシステムとして解決しています。言い換えれば、当社のAIシステムを導入することで、スピーディーに、かつ効果が見える形で課題解決が可能となるのが特徴です。
一方、DXコンサルティング事業は、単にシステムを導入するだけでなく、より広範なDXやAIに関するニーズに対応しています。お客様の課題の発掘から評価、導入に至るまで、伴走型で支援を行いながら最終的な実装までをサポートする事業です。
こちらは、AIシステムの詳細です。
当社が現在主に提供しているのが「Phoenix Vision/Eye」というAIシステムで、いわゆる外観検査向けのプロダクトです。
外観検査とは、製造業において製品を製造した際に、それに問題がないかを確認する検査を指します。従来は人の目による目視で行われていたこの工程を、自動化するのが本システムの役割です。
当社の特徴は、AI単体の提供にとどまらない点にあります。センシングや撮像の部分を含め、AIと、それらを統合した全体のシステムを一括で提供しています。単なるAIの導入ではなく、システム全体としてお客様に価値を感じていただける形で導入できることが、当社の強みであり、大きな差別化ポイントとなっています。
こちらは、当社の実績の一例です。
製造業では、現在でも人の手によって行われている作業が多く残っています。これは大手企業であっても例外ではなく、多くの工程で人に依存しているのが現状です。たとえば、ある企業では1つの製造ラインに1人が常駐しており、そのラインが10本ある場合、10人が必要になります。さらに、工場が24時間稼働している場合は3交代制となるため、1ラインあたり3人、10ラインで計30人が必要になります。
こうした人材を、少子高齢化が進む中で今後も確保し続けるのは非常に困難です。加えて、人の作業には感覚や疲労によるバラつきがあり、検査の見逃しといったリスクも伴います。
これに対して、当社のAIシステムは、高精度かつ高速で一定の判断基準による自動検査を実現します。これにより無人化が可能となり、人に依存せずに生産体制を維持できるだけでなく、大幅な人件費の削減にもつながります。結果として、製造業がこれからも持続可能な体制を築いていくための有効な手段となっています。
こうした導入が成功すると、他のラインや別の工場にもAIを導入したいというニーズが生まれ、リピートにつながるケースも多くあります。これこそが、当社のビジネスの面白さでもあると考えています。
こちらは、昨年度の成功事例の一つです。
ある食品企業において異物混入が課題となっており、その解決手段としてAIの活用をご提案しました。昨年度第2四半期に、まず1つのシステムを導入いただきましたが、このシステムが非常に高い効果を発揮したことで高く評価されました。
この企業は全国に8つの工場を展開していますが、1工場で成果が確認されたことを受け、同じ年の第4四半期にはB工場からG工場まで、合計6ラインへの一括導入を決定されました。1つの成功事例が、その期のうちに大規模展開へとつながった好例です。
一見すると、当社のビジネスはシステム販売の「売り切り型」に見えるかもしれません。しかし、製造業の構造上、1つの導入成功が、追加導入や別拠点への展開に直結するケースが多く、結果として数台から数十台規模に広がる可能性を持っています。そういった意味でも、非常に拡張性の高い事業といえます。
さらに、工場単位での展開に加え、1つの工場内でも複数の工程にニーズが存在します。たとえば、原料段階での異物検査にとどまらず、洗浄後の品質確認、加工工程の検査、そして最終的なパッケージ後の検査など、多様な場面で活用が可能です。このように、縦の工程にも横の拠点にも、掛け算的に展開できるのが当社システムの強みです。
加えて、業界内には共通の課題が多く存在するため、1社で成功した事例は、同業他社や類似企業への横展開にもつながります。こうした広がりを持つことから、当社のシステムと事業は、今後さらに拡大していく可能性を大いに秘めていると考えています。
【VRAIN Solution】個人投資家向け会社説明会文字起こし(4)に続く
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