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東邦ガス Research Memo(2):中期経営計画説明会文字起こし(2)

配信日時:2025/04/25 16:32 配信元:FISCO
*16:32JST 東邦ガス Research Memo(2):中期経営計画説明会文字起こし(2) 東邦ガス<9533>

■東邦ガスグループ 中期経営計画の説明

東邦ガス 山碕
中期経営計画の概要についてご説明させていただきます。

今回の中期経営計画の策定にあたりましては、当社グループの普遍的な価値観であります「三位一体の精神」、これは「お客さま、株主、そして従業員の共存共栄が不可欠」という創業以来の理念でありますが、この理念を検討のベースに据えて、議論を重ねてまいりました。

2022年3月に公表したグループビジョンで描いた当社グループの目指す姿と、その実現に向けた道筋を示しております。

第1ステップであるこれまでの中期経営計画の目標達成に目途がついたことを踏まえ、今回、第2ステップとして、2025年度から2027年度の3ヵ年を対象とした新たな中期経営計画をまとめました。

まずは、これまでの中期経営計画の振り返りについてご説明します。

こちらは「定量実績」です。

左側のグラフをご覧ください。薄いグレーの棒グラフが連結経常利益の実績です。2020年度と2024年度に引かれている青い実線は、原料調達価格の変動分がガス料金に遅れて反映される原料費調整制度の期ずれ差益など、一過性の要因を補正した実力利益ですが、2024年度は、2025年度の目標として掲げていた250億円を前倒しで達成できる見込みとなりました。

また、オレンジの折れ線は目標としてきたROAの実績を示していますが、目標の3%を3年連続で達成する見込みとなりました。

右側では、キャッシュアロケーションを示しています。営業キャッシュフローについても3ヵ年累計で計画を上回るペースで推移しておりますし、適切な資本構成の実現に向けた追加的な株主還元も始めております。

こちらは、前の中期経営計画で設定した「4つのテーマ」の振り返りです。

象徴的なものとして、「02エネルギー事業者としての進化」の中で掲げた「エネルギー事業のお客さま数」300万件の目標を早期に達成いたしました。その他のテーマも計画に沿った取組みを着実に進めてまいりました。

その一方で、枠外に記載のとおり、今後の利益成長をけん引する、新たな収益の柱となる事業の構築は道半ばであり、新たな中期経営計画における課題として認識しております。

【東邦ガス】中期経営計画説明会文字起こし(3)に続く

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