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IC Research Memo(1):2024年9月期は増収増益で、売上・各利益ともに業績予想を上回る着地
配信日時:2025/02/06 11:01
配信元:FISCO
*11:01JST IC Research Memo(1):2024年9月期は増収増益で、売上・各利益ともに業績予想を上回る着地
■要約
IC<4769>は、ソフトウェア開発からインフラ設計構築、システム運用支援までトータルにサポートするITソリューション事業と、自社製サービスの開発によって様々な業種・業態のITニーズにダイレクトに対応していくITサービス事業を通じて、情報サービス分野において総合的なソリューションを提供している。
1. 2024年9月期連結決算
2024年9月期の連結業績は、売上高が9,290百万円(前期比8.5%増)、営業利益が443百万円(同9.5%増)、経常利益が552百万円(同16.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が384百万円(同3.2%増)と好調で、売上及び各段階利益が期初想定を上回って着地したほか、中期経営計画第1段階の目標値も1年前倒しで達成した。好業績の主因はITソリューション事業だ。同事業では、良好な受注環境のなか、パートナー企業を増やし受注体制を強化したことなどが増収増益に寄与した。受注体制の強化によって旺盛な需要を確実に取り込み、業績拡大に結び付けた格好だ。また、中期経営計画の各種戦略も着実な進捗を見せ、特に新規ITサービスにおいては複数サービスが事業化したほか、研究開発体制の強化などにも取り組んだ。
2. 2025年9月期の業績見通し
2025年9月期の連結業績は、売上高で前期比3.2%増の9,586百万円、営業利益で同8.6%増の481百万円、経常利益で同2.9%減の536百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同13.6%増の436百万円を見込んでいる。前期発生した特殊要因の剥落によって経常利益のみ減益を見込んでいるものの、売上高とその他の各利益に関しては順調に拡大する見通しだ。2025年9月期は中期経営計画第1段階の最終年度に当たる。良好な事業環境の継続が見込まれるなか、引き続き事業投資と人材投資を積極的に行いながら、経営基盤の強化・再構築に注力する構えだ。なお同社は、2024年9月期に1年前倒しで中期経営計画第1段階目標値を達成したのを受け、2025年9月期に関しては中期経営計画策定時の目標値を上回って着地することを見込んでいる。
3. 中長期の成長戦略概要
2022年10月、同社は2031年9月期を最終年度とする長期ビジョン「VISION 2031」と、その実現に向けた第1段階である新中期経営計画「co-creation Value 2025(2023年9月期~2025年9月期)」を策定した。「VISION 2031」では、「ITで感動社会へナビゲート」をビジョンに設定している。このビジョンの下、新たなサービスとソリューションの展開によって、顧客の潜在的な課題を抽出し、新たな価値創造を実現する「価値創造型IT企業グループ」への転換を目指す。業績目標値としては2031年9月期に売上高10,950百万円、営業利益1,140百万円、営業利益率10.5%(2022年9月期は7.5%)の達成を掲げている。顧客の潜在的な課題を抽出し解決する付加価値の高い企画提案型ソリューションや新規ITサービスの提供によって、トップラインの伸長に加えて収益性も高める考えだ。価値創造型IT企業グループへの変革に向けて、「co-creation Value 2025」では「経営基盤の強化・再構築」を主要なテーマに、新規ITサービスの創出、企画提案型ソリューションの確立などの各施策に注力するほか、営業機能の強化や新規事業の創出に資する投資も積極的に実施する。先行投資によって一時的に利益が減少するものの、これらの施策により、2025年9月期の売上高は9,586百万円、営業利益481百万円、営業利益率5.0%を見込んでいる。
■Key Points
・ITソリューション事業を牽引役に増収増益。売上高・各利益ともに期初想定を上回る着地
・2025年9月期は中期経営計画の当初目標を上回る着地を見込む
・事業環境の見通しは良好で、成長投資を継続しながら増収増益を目指す
・長期ビジョン「VISON 2031」では、価値創造型IT企業グループへの転換に注力
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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IC<4769>は、ソフトウェア開発からインフラ設計構築、システム運用支援までトータルにサポートするITソリューション事業と、自社製サービスの開発によって様々な業種・業態のITニーズにダイレクトに対応していくITサービス事業を通じて、情報サービス分野において総合的なソリューションを提供している。
1. 2024年9月期連結決算
2024年9月期の連結業績は、売上高が9,290百万円(前期比8.5%増)、営業利益が443百万円(同9.5%増)、経常利益が552百万円(同16.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が384百万円(同3.2%増)と好調で、売上及び各段階利益が期初想定を上回って着地したほか、中期経営計画第1段階の目標値も1年前倒しで達成した。好業績の主因はITソリューション事業だ。同事業では、良好な受注環境のなか、パートナー企業を増やし受注体制を強化したことなどが増収増益に寄与した。受注体制の強化によって旺盛な需要を確実に取り込み、業績拡大に結び付けた格好だ。また、中期経営計画の各種戦略も着実な進捗を見せ、特に新規ITサービスにおいては複数サービスが事業化したほか、研究開発体制の強化などにも取り組んだ。
2. 2025年9月期の業績見通し
2025年9月期の連結業績は、売上高で前期比3.2%増の9,586百万円、営業利益で同8.6%増の481百万円、経常利益で同2.9%減の536百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同13.6%増の436百万円を見込んでいる。前期発生した特殊要因の剥落によって経常利益のみ減益を見込んでいるものの、売上高とその他の各利益に関しては順調に拡大する見通しだ。2025年9月期は中期経営計画第1段階の最終年度に当たる。良好な事業環境の継続が見込まれるなか、引き続き事業投資と人材投資を積極的に行いながら、経営基盤の強化・再構築に注力する構えだ。なお同社は、2024年9月期に1年前倒しで中期経営計画第1段階目標値を達成したのを受け、2025年9月期に関しては中期経営計画策定時の目標値を上回って着地することを見込んでいる。
3. 中長期の成長戦略概要
2022年10月、同社は2031年9月期を最終年度とする長期ビジョン「VISION 2031」と、その実現に向けた第1段階である新中期経営計画「co-creation Value 2025(2023年9月期~2025年9月期)」を策定した。「VISION 2031」では、「ITで感動社会へナビゲート」をビジョンに設定している。このビジョンの下、新たなサービスとソリューションの展開によって、顧客の潜在的な課題を抽出し、新たな価値創造を実現する「価値創造型IT企業グループ」への転換を目指す。業績目標値としては2031年9月期に売上高10,950百万円、営業利益1,140百万円、営業利益率10.5%(2022年9月期は7.5%)の達成を掲げている。顧客の潜在的な課題を抽出し解決する付加価値の高い企画提案型ソリューションや新規ITサービスの提供によって、トップラインの伸長に加えて収益性も高める考えだ。価値創造型IT企業グループへの変革に向けて、「co-creation Value 2025」では「経営基盤の強化・再構築」を主要なテーマに、新規ITサービスの創出、企画提案型ソリューションの確立などの各施策に注力するほか、営業機能の強化や新規事業の創出に資する投資も積極的に実施する。先行投資によって一時的に利益が減少するものの、これらの施策により、2025年9月期の売上高は9,586百万円、営業利益481百万円、営業利益率5.0%を見込んでいる。
■Key Points
・ITソリューション事業を牽引役に増収増益。売上高・各利益ともに期初想定を上回る着地
・2025年9月期は中期経営計画の当初目標を上回る着地を見込む
・事業環境の見通しは良好で、成長投資を継続しながら増収増益を目指す
・長期ビジョン「VISON 2031」では、価値創造型IT企業グループへの転換に注力
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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