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プロパスト Research Memo(3):高いデザイン性武器に、都心の単身層やパワーカップルをターゲットに展開
配信日時:2025/02/06 13:13
配信元:FISCO
*13:13JST プロパスト Research Memo(3):高いデザイン性武器に、都心の単身層やパワーカップルをターゲットに展開
■プロパスト<3236>の分譲開発事業
1. 事業概要
首都圏エリアを中心に同社の企画力・デザイン力を生かした分譲マンションを開発・販売している。主たる対象は単身層やパワーカップルである。分譲開発事業は、2~3年程度かかる長期プロジェクトとなる。企画やデザインについては、当該物件の土地の特性や地域性及び周辺環境とのバランスを考慮して、プロジェクトごとに独立したコンセプトによる空間デザインを創り出す。ネーミングに関しても、それぞれのコンセプトにふさわしい個別の名付けが行われる。なおローンが付きやすいため、RC造(鉄筋コンクリート造)を多く手掛けている。最近では、最寄駅から徒歩5~10分、1戸当たりの広さ40~60平米、販売価格50~100百万円のマンションが中心で、1物件当たりの売却金額は2,000~4,000百万円である。
2025年5月期中間期は計上する引渡物件はなかったことから、売上高はゼロ(前年同期は3,755百万円)、営業利益もゼロ(前年同期は443百万円)であった。引き続き都心の好立地の分譲マンションには根強い人気があるが、同社では無理して高値で用地を仕入れないとの経営姿勢を維持しているためである。
2. 特長
同社の強みの1つは、デザイン性の良さにある。都会で生活を送る大人向けのマンションと位置付け、間接照明がくつろぎを誘うような雰囲気を出している。デザインは自社内の設計部が行っており、これも強みにつながっている。同社では、土地の仕入力、企画力、販売力などにも自信を持っている。
不動産業では、市況価格の変動が業績に最も大きな影響を与える。同社では、仕入れてから2~3年後には販売するため価格下落リスクは比較的低く抑制できており、10~15%程度の市況下落でも損失を出さない仕組みを構築している。ただ近年は、首都圏の新築マンション1戸当たりの平均価格が高水準で推移しており、それに伴い、契約率は低下し販売戸数も減少傾向にある。ディベロッパーが新築マンション市場の先行きに対して慎重になり、土地の供給が減少しているためであるが、引き続き都心のマンションに対する需要は根強いようだ。同社では、過熱気味の事業環境の中、無理をせず慎重に厳選して仕入を行う方針である。
3. 実績例
(1) ドゥアージュ コラッド松濤
ドゥアージュ コラッド松濤(東京都渋谷区松濤、2019年12月竣工、22戸)は、静謐を保ち、気高く刻を重ねてきた地「松濤」に呼応する邸宅である。日本の美が息づくエッセンスとこの地に伝わる地脈と気高さを融合し、日本伝統の和の空気を纏いながらそれらが共鳴する、美しくモダンな非日常の世界を創り上げた。既に全戸を完売している。
(2) ガレリア ドゥエル神田岩本町
ガレリア ドゥエル神田岩本町(東京都千代田区岩本町、2023年9月竣工、52戸)は、「伝統」と「先進性」の2つのコンセプトを備えた素材を組み合わせることでデザインをより魅力的に表現している。素材の1つ1つに、こだわりを持たせながら2面性を融合させた“和の空気”を纏った美しい作品である。既に全戸を完売している。
(3) その他
その他の近年の実績例としては、プルームヌーベル武蔵野(東京都武蔵野市中町、2019年11月竣工)、アスデュール日本橋人形町(東京都中央区日本橋堀留町、2019年11月竣工)、ザ・グランプルーヴ上馬(東京都世田谷区上馬、2019年7月竣工)、グランデバンセ御殿山 ザ・レジデンス(東京都品川区北品川、2018年4月竣工)、バンデルーチェ北斎通り(東京都墨田区亀沢、2017年6月竣工)、ヴァントヌーベル代々木(東京都渋谷区千駄ヶ谷、2017年2月竣工)、ベグレッタ トーレ(東京都葛飾区新小岩、2016年4月竣工)などがある。このように同社では、物件ごとにそれぞれのコンセプトに相応しい個別の名称を付けている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<HN>
1. 事業概要
首都圏エリアを中心に同社の企画力・デザイン力を生かした分譲マンションを開発・販売している。主たる対象は単身層やパワーカップルである。分譲開発事業は、2~3年程度かかる長期プロジェクトとなる。企画やデザインについては、当該物件の土地の特性や地域性及び周辺環境とのバランスを考慮して、プロジェクトごとに独立したコンセプトによる空間デザインを創り出す。ネーミングに関しても、それぞれのコンセプトにふさわしい個別の名付けが行われる。なおローンが付きやすいため、RC造(鉄筋コンクリート造)を多く手掛けている。最近では、最寄駅から徒歩5~10分、1戸当たりの広さ40~60平米、販売価格50~100百万円のマンションが中心で、1物件当たりの売却金額は2,000~4,000百万円である。
2025年5月期中間期は計上する引渡物件はなかったことから、売上高はゼロ(前年同期は3,755百万円)、営業利益もゼロ(前年同期は443百万円)であった。引き続き都心の好立地の分譲マンションには根強い人気があるが、同社では無理して高値で用地を仕入れないとの経営姿勢を維持しているためである。
2. 特長
同社の強みの1つは、デザイン性の良さにある。都会で生活を送る大人向けのマンションと位置付け、間接照明がくつろぎを誘うような雰囲気を出している。デザインは自社内の設計部が行っており、これも強みにつながっている。同社では、土地の仕入力、企画力、販売力などにも自信を持っている。
不動産業では、市況価格の変動が業績に最も大きな影響を与える。同社では、仕入れてから2~3年後には販売するため価格下落リスクは比較的低く抑制できており、10~15%程度の市況下落でも損失を出さない仕組みを構築している。ただ近年は、首都圏の新築マンション1戸当たりの平均価格が高水準で推移しており、それに伴い、契約率は低下し販売戸数も減少傾向にある。ディベロッパーが新築マンション市場の先行きに対して慎重になり、土地の供給が減少しているためであるが、引き続き都心のマンションに対する需要は根強いようだ。同社では、過熱気味の事業環境の中、無理をせず慎重に厳選して仕入を行う方針である。
3. 実績例
(1) ドゥアージュ コラッド松濤
ドゥアージュ コラッド松濤(東京都渋谷区松濤、2019年12月竣工、22戸)は、静謐を保ち、気高く刻を重ねてきた地「松濤」に呼応する邸宅である。日本の美が息づくエッセンスとこの地に伝わる地脈と気高さを融合し、日本伝統の和の空気を纏いながらそれらが共鳴する、美しくモダンな非日常の世界を創り上げた。既に全戸を完売している。
(2) ガレリア ドゥエル神田岩本町
ガレリア ドゥエル神田岩本町(東京都千代田区岩本町、2023年9月竣工、52戸)は、「伝統」と「先進性」の2つのコンセプトを備えた素材を組み合わせることでデザインをより魅力的に表現している。素材の1つ1つに、こだわりを持たせながら2面性を融合させた“和の空気”を纏った美しい作品である。既に全戸を完売している。
(3) その他
その他の近年の実績例としては、プルームヌーベル武蔵野(東京都武蔵野市中町、2019年11月竣工)、アスデュール日本橋人形町(東京都中央区日本橋堀留町、2019年11月竣工)、ザ・グランプルーヴ上馬(東京都世田谷区上馬、2019年7月竣工)、グランデバンセ御殿山 ザ・レジデンス(東京都品川区北品川、2018年4月竣工)、バンデルーチェ北斎通り(東京都墨田区亀沢、2017年6月竣工)、ヴァントヌーベル代々木(東京都渋谷区千駄ヶ谷、2017年2月竣工)、ベグレッタ トーレ(東京都葛飾区新小岩、2016年4月竣工)などがある。このように同社では、物件ごとにそれぞれのコンセプトに相応しい個別の名称を付けている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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