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BeeX Research Memo(6):2025年2月期上期は大幅増収増益・過去最高で着地
配信日時:2024/11/25 12:06
配信元:FISCO
*12:06JST BeeX Research Memo(6):2025年2月期上期は大幅増収増益・過去最高で着地
■BeeX<4270>の業績動向
1. 2025年2月期上期業績(非連結)の概要
2025年2月期上期の業績(非連結)は売上高が前年同期比24.9%増の4,478百万円、営業利益が同21.4%増の387百万円、経常利益が同19.9%増の396百万円、中間純利益が同21.0%増の275百万円となった。イベント・キャンペーンなど積極的なマーケティング施策の成果で各サービスとも順調に拡大し、大幅増収増益・過去最高で着地した。
売上総利益は前年同期比20.6%増加したが、売上総利益率は同0.7ポイント低下し19.9%となった。これは、前年同期にクラウドインテグレーションの高利益案件を計上した反動に加え、第2四半期に新規顧客獲得に向けて初月無料キャンペーンを実施した一時的要因による。販管費は人員増による人件費増加などで同20.0%増加したが、販管費比率は同0.5ポイント低下し11.2%となった。これは、Web広告予算の一部の実行が下期にズレ込んだことや、中途採用に関して社員紹介やホームページへの直接応募が増加したため人材紹介会社に対する紹介手数料など採用コストを抑制できたことによる。この結果、営業利益率は同0.2ポイント低下し8.7%となった。営業利益率は前年同期に比べて若干低下したが、高成長基調であることに変化はないと弊社では見ている。なお従業員数(役員除く)は2024年2月期末比9名純増の175名となった。通期計画の20名程度純増に対して中途採用がおおむね順調に進捗した。
各サービスとも順調に拡大
2. サービス別の動向
サービス別の売上高は、クラウドインテグレーションが前年同期比37.3%増の1,489百万円(売上構成比33.2%)、クラウドライセンスリセールが同19.4%増の2,548百万円(同56.9%)、MSPが同19.8%増の441百万円(同9.9%)となった。各サービスとも順調に拡大し、クラウドインテグレーションでは、第1四半期に官公庁向け大型案件の売上を計上したほか、前期に獲得した大型案件の後続フェーズに係る売上、既存顧客からの追加案件受注、新規顧客からの案件獲得などが順調だった。またクラウドライセンスリセールにおいては新規契約数が順調に増加したことに加え、為替のドル高・円安基調も寄与した。MSPにおいては新規顧客獲得により取引社数が順調に増加した。
ストック型売上高(クラウドライセンスリセール+MSP)は前年同期比19.5%増加して2,989百万円、ストック型売上構成比は同3.0ポイント低下し66.8%となった。フロー型収益のクラウドインテグレーションが大幅増収となったためストック型の売上構成比が低下したが、ストック型売上高も拡大基調である。なお第2四半期末時点の主要KPIとして、クラウドライセンスリセールのビジネスアカウント数は同158増の540、MSPのユーザー数は同11増の91となった。
財務の健全性向上
3. 財務の状況
財務状況は、2025年2月期第2四半期末の資産合計が前年同期末比205百万円増の4,487百万円、負債合計は同69百万円減の2,122百万円、純資産合計は同275百万円増の2,364百万円となった。特に大きな変動項目は見当たらないが、主に流動資産で現金及び預金が192百万円減少、売掛金が293百万円増加、契約資産が145百万円増加、流動負債で買掛金が69百万円増加、契約負債が100百万円減少、純資産で利益剰余金が275百万円増加した。この結果、自己資本比率は同3.9ポイント上昇し52.7%となった。自己資本比率は利益剰余金の積み上げによって上昇基調である。キャッシュ・フローの状況にも懸念材料は見当たらず、財務の健全性向上が進展していると弊社では評価している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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1. 2025年2月期上期業績(非連結)の概要
2025年2月期上期の業績(非連結)は売上高が前年同期比24.9%増の4,478百万円、営業利益が同21.4%増の387百万円、経常利益が同19.9%増の396百万円、中間純利益が同21.0%増の275百万円となった。イベント・キャンペーンなど積極的なマーケティング施策の成果で各サービスとも順調に拡大し、大幅増収増益・過去最高で着地した。
売上総利益は前年同期比20.6%増加したが、売上総利益率は同0.7ポイント低下し19.9%となった。これは、前年同期にクラウドインテグレーションの高利益案件を計上した反動に加え、第2四半期に新規顧客獲得に向けて初月無料キャンペーンを実施した一時的要因による。販管費は人員増による人件費増加などで同20.0%増加したが、販管費比率は同0.5ポイント低下し11.2%となった。これは、Web広告予算の一部の実行が下期にズレ込んだことや、中途採用に関して社員紹介やホームページへの直接応募が増加したため人材紹介会社に対する紹介手数料など採用コストを抑制できたことによる。この結果、営業利益率は同0.2ポイント低下し8.7%となった。営業利益率は前年同期に比べて若干低下したが、高成長基調であることに変化はないと弊社では見ている。なお従業員数(役員除く)は2024年2月期末比9名純増の175名となった。通期計画の20名程度純増に対して中途採用がおおむね順調に進捗した。
各サービスとも順調に拡大
2. サービス別の動向
サービス別の売上高は、クラウドインテグレーションが前年同期比37.3%増の1,489百万円(売上構成比33.2%)、クラウドライセンスリセールが同19.4%増の2,548百万円(同56.9%)、MSPが同19.8%増の441百万円(同9.9%)となった。各サービスとも順調に拡大し、クラウドインテグレーションでは、第1四半期に官公庁向け大型案件の売上を計上したほか、前期に獲得した大型案件の後続フェーズに係る売上、既存顧客からの追加案件受注、新規顧客からの案件獲得などが順調だった。またクラウドライセンスリセールにおいては新規契約数が順調に増加したことに加え、為替のドル高・円安基調も寄与した。MSPにおいては新規顧客獲得により取引社数が順調に増加した。
ストック型売上高(クラウドライセンスリセール+MSP)は前年同期比19.5%増加して2,989百万円、ストック型売上構成比は同3.0ポイント低下し66.8%となった。フロー型収益のクラウドインテグレーションが大幅増収となったためストック型の売上構成比が低下したが、ストック型売上高も拡大基調である。なお第2四半期末時点の主要KPIとして、クラウドライセンスリセールのビジネスアカウント数は同158増の540、MSPのユーザー数は同11増の91となった。
財務の健全性向上
3. 財務の状況
財務状況は、2025年2月期第2四半期末の資産合計が前年同期末比205百万円増の4,487百万円、負債合計は同69百万円減の2,122百万円、純資産合計は同275百万円増の2,364百万円となった。特に大きな変動項目は見当たらないが、主に流動資産で現金及び預金が192百万円減少、売掛金が293百万円増加、契約資産が145百万円増加、流動負債で買掛金が69百万円増加、契約負債が100百万円減少、純資産で利益剰余金が275百万円増加した。この結果、自己資本比率は同3.9ポイント上昇し52.7%となった。自己資本比率は利益剰余金の積み上げによって上昇基調である。キャッシュ・フローの状況にも懸念材料は見当たらず、財務の健全性向上が進展していると弊社では評価している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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