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横浜冷凍---24年9月期営業利益が2ケタ増益、冷蔵倉庫事業が順調に伸長

配信日時:2024/11/18 18:41 配信元:FISCO
*18:41JST 横浜冷凍---24年9月期営業利益が2ケタ増益、冷蔵倉庫事業が順調に伸長 横浜冷凍<2874>は14日、2024年9月期連結決算を発表した。売上高が前期比2.5%減の1,225.40億円、営業利益が同11.5%増の40.02億円、経常利益が同13.6%減の36.33億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.1%増の30.88億円となった。

冷蔵倉庫事業の売上高は前期比10.4%増の351.27億円、営業利益は同7.6%増の71.98億円となった。前期からの高い在庫水準が続いており、入庫量、出庫量、在庫量いずれも前期を上回り保管料収入、荷役料収入も大きく増収となった。これらの増収が、今期竣工した3つの物流センターの減価償却費、立上り経費等のコスト増を吸収し、また、インフレによる物価上昇やコスト増加に対しても料金改定交渉やDX推進による生産性向上に努めた結果、増収増益となった。タイの連結子会社THAI YOKOREI CO.,LTD.においても、入庫量、出庫量、ともに前期を上回り、主要品目である畜産品、乳製品等の取扱いが増加し増収増益となった。

食品販売事業の売上高は同6.9%減の873.53億円、営業利益は同53.2%増の14.73億円となった。水産品は主力の鮭鱒は減収ながら増益、イワシ、アカウオは取扱い数量も増え増収増益、また前期相場下落で利益率を落としたエビ、魚卵も利益率が回復し、水産品全体では利益重視の販売取組により減収ながら増益となった。畜産品は、インバウンドや外食向け需要回復により、ポーク、チキンが増収増益となった。ビーフは国内需要の低迷により取扱量が減少し減益となったが、全体では増収増益となった。農産品は高温障害により、作物が順調に育たず取扱量は減少したが、主力商材のイモ類が牽引し前年並みの利益を確保した。

2025年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.6%増の1,270.00億円、営業利益が同6.2%増の42.50億円、経常利益が同14.2%増の41.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.3%減の28.00億円を見込んでいる。

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