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C&R社 Research Memo(1):業績は2025年2月期第3四半期以降、増益基調に転じる見通し
配信日時:2024/11/14 13:01
配信元:FISCO
*13:01JST C&R社 Research Memo(1):業績は2025年2月期第3四半期以降、増益基調に転じる見通し
■要約
クリーク・アンド・リバー社<4763>は、プロフェッショナル(専門職)のエージェンシーとして、プロデュース事業(開発・請負)、エージェンシー事業(派遣・紹介)、ライツマネジメント事業(知的財産の企画開発・流通)の3つの事業を、クリエイティブ分野(テレビ・映像、ゲーム、Web、広告・出版等)や医療、会計、法曹など様々な分野で展開している。プロフェッショナル人材のネットワークはグループ全体で39万人超、顧客数は5万社を数える。
1. 2025年2月期中間期の業績概要
2025年2月期第2四半期累計(以下、中間期)(2024年3月~8月)の連結業績は、売上高で前年同期比2.3%増の25,836百万円、営業利益で同15.6%減の2,195百万円と会社計画(売上高27,000百万円、営業利益2,700百万円)を下回った。クリエイティブ分野(日本)において、オリジナルコンテンツ開発に伴う先行投資を実施したこと、一部の大手ゲームパブリッシャーの案件縮小、人材紹介サービスの成約長期化等が影響したほか、医療分野で前期下期から実施してきた営業体制見直し等の構造改革に想定以上の時間を要したことが下振れ要因となった。ただ、経常利益の減益率は第1四半期の19.9%から中間期は13.7%と縮小傾向にある。
2. 2025年2月期業績見通し
2025年2月期の連結業績は、売上高で前期比10.4%増の55,000百万円、営業利益で同17.0%増の4,800百万円と期初計画を据え置いた。中間期までは計画を下振れたが、案件の獲得は着実に進展しており、第3四半期以降は増益基調に転じる見込みだ。通期計画達成のハードルは高いが、下期に自社開発のゲームタイトルや電子コミック等を投入予定であり、これらの販売状況次第でキャッチアップできる可能性はある。なお、医療分野の構造改革の効果が顕在化するのは次の需要期となる2025年春からとなりそうだ。ゲーム分野では海外市場の開拓を進めるべく、カナダに拠点を開設し営業活動を開始しており、2026年2月期からの収益貢献が期待される。
3. 中期経営計画
同社は、「プロフェッショナル分野のさらなる拡大」「新規サービスの創出」「経営人材の創出」「コーポレート・ガバナンスの強化」を重点施策として取り組み、2026年2月期に売上高605億円、営業利益56.5億円を目標として掲げている。AI/DX分野に加えてXR(VR/AR/MR)など先進技術を活用した新規サービスの創出並びにプロフェッショナル人材の育成をM&Aも活用しながら強化する戦略だ。2025年2月期業績は下振れリスクが残るものの、医療分野やゲーム分野の回復並びに2023年以降積極的に人材投資を実施したことで、2026年2月期以降は2ケタ増益基調に戻る可能性が高いと弊社では見ている。なお、2025年2月期の1株当たり配当金は配当方針30%以上を目安に、前期比2円増配の43円(配当性向30.5%)と14期連続増配を予定している。また、自己株式取得についても適宜検討する方針だ。
■Key Points
・2025年2月期中間期はクリエイティブ分野(日本)、医療分野が苦戦し増収減益
・2025年2月期業績は下振れリスクが残るものの、第3四半期以降は増益基調へ
・2026年2月期業績目標は売上高605億円、営業利益56.5億円
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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クリーク・アンド・リバー社<4763>は、プロフェッショナル(専門職)のエージェンシーとして、プロデュース事業(開発・請負)、エージェンシー事業(派遣・紹介)、ライツマネジメント事業(知的財産の企画開発・流通)の3つの事業を、クリエイティブ分野(テレビ・映像、ゲーム、Web、広告・出版等)や医療、会計、法曹など様々な分野で展開している。プロフェッショナル人材のネットワークはグループ全体で39万人超、顧客数は5万社を数える。
1. 2025年2月期中間期の業績概要
2025年2月期第2四半期累計(以下、中間期)(2024年3月~8月)の連結業績は、売上高で前年同期比2.3%増の25,836百万円、営業利益で同15.6%減の2,195百万円と会社計画(売上高27,000百万円、営業利益2,700百万円)を下回った。クリエイティブ分野(日本)において、オリジナルコンテンツ開発に伴う先行投資を実施したこと、一部の大手ゲームパブリッシャーの案件縮小、人材紹介サービスの成約長期化等が影響したほか、医療分野で前期下期から実施してきた営業体制見直し等の構造改革に想定以上の時間を要したことが下振れ要因となった。ただ、経常利益の減益率は第1四半期の19.9%から中間期は13.7%と縮小傾向にある。
2. 2025年2月期業績見通し
2025年2月期の連結業績は、売上高で前期比10.4%増の55,000百万円、営業利益で同17.0%増の4,800百万円と期初計画を据え置いた。中間期までは計画を下振れたが、案件の獲得は着実に進展しており、第3四半期以降は増益基調に転じる見込みだ。通期計画達成のハードルは高いが、下期に自社開発のゲームタイトルや電子コミック等を投入予定であり、これらの販売状況次第でキャッチアップできる可能性はある。なお、医療分野の構造改革の効果が顕在化するのは次の需要期となる2025年春からとなりそうだ。ゲーム分野では海外市場の開拓を進めるべく、カナダに拠点を開設し営業活動を開始しており、2026年2月期からの収益貢献が期待される。
3. 中期経営計画
同社は、「プロフェッショナル分野のさらなる拡大」「新規サービスの創出」「経営人材の創出」「コーポレート・ガバナンスの強化」を重点施策として取り組み、2026年2月期に売上高605億円、営業利益56.5億円を目標として掲げている。AI/DX分野に加えてXR(VR/AR/MR)など先進技術を活用した新規サービスの創出並びにプロフェッショナル人材の育成をM&Aも活用しながら強化する戦略だ。2025年2月期業績は下振れリスクが残るものの、医療分野やゲーム分野の回復並びに2023年以降積極的に人材投資を実施したことで、2026年2月期以降は2ケタ増益基調に戻る可能性が高いと弊社では見ている。なお、2025年2月期の1株当たり配当金は配当方針30%以上を目安に、前期比2円増配の43円(配当性向30.5%)と14期連続増配を予定している。また、自己株式取得についても適宜検討する方針だ。
■Key Points
・2025年2月期中間期はクリエイティブ分野(日本)、医療分野が苦戦し増収減益
・2025年2月期業績は下振れリスクが残るものの、第3四半期以降は増益基調へ
・2026年2月期業績目標は売上高605億円、営業利益56.5億円
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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