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アイリック Research Memo(10):Fintech企業として成長を目指す
配信日時:2024/10/17 15:10
配信元:FISCO
*15:10JST アイリック Research Memo(10):Fintech企業として成長を目指す
■アイリックコーポレーション<7325>の成長戦略
1. 3か年計画と成長イメージ
同社は成長戦略として、システムの業界プラットフォーム化による収益の拡大とともに、「スマートOCR」戦略により業容を広げ、Fintech企業として成長することを基本方針としている。2022年6月に策定した3か年計画(2023年6月期〜2025年6月期)では、1年目を「再始動の年」、2年目を「投資継続の年」、3年目を「成長の年」と位置付けた。最終年度となる2025年6月期の計画についてはレンジの予想値から修正し、売上高9,640百万円、売上原価等2,049百万円、売上総利益7,591百万円、販管費6,891百万円、営業利益700百万円を掲げている。2025年6月期における重要KPIとしては、直営店舗数72店舗、FC店舗数207店舗、直営店新規集客数20,300人(さらに既契約6,400人)、「AS」シリーズID数15,500などを掲げている。
重点施策として、保険SHOPの新しいスタイルの確立(デジタル技術活用による最良の顧客サービスの永続的提供)、「保険クリニック」の認知度向上と集客数の向上、DXを活用したオンライン相談の拡大、「ASシステム」の大型導入先の開拓と新サービスの提供、「スマートOCR」事業のさらなる拡大と販売力の強化、を推進する。「スマートOCR」では、AI-OCRと文書保管をベースとしたエンタープライズサーチシステムを想定しており、ADX(AI Document Transformationの略、同社の造語)サービスとして、全業種に向けた企業内にある紙やドキュメントの文書管理・検索、各種システム連携サービスを目指す。コスト面では人財投資やM&Aにより販管費の増加を見込むが、「保険クリニック」の認知度向上に向けたマーケティング投資についてはSNS活用などにより効率を重視した施策を推進する。
3か年計画の進捗状況としては、2年目の2024年6月期は当初計画を上回る水準で着地し、最終年度の2025年6月期も目標をおおむね達成する見込みとしている。積極的な人財投資やM&Aによって売上原価等や販管費が当初計画を上回るものの、「保険クリニック」の店舗増や集客増、さらにAS部門やシステム事業の成長により、売上高は当初計画を大幅に超過達成する見込みだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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1. 3か年計画と成長イメージ
同社は成長戦略として、システムの業界プラットフォーム化による収益の拡大とともに、「スマートOCR」戦略により業容を広げ、Fintech企業として成長することを基本方針としている。2022年6月に策定した3か年計画(2023年6月期〜2025年6月期)では、1年目を「再始動の年」、2年目を「投資継続の年」、3年目を「成長の年」と位置付けた。最終年度となる2025年6月期の計画についてはレンジの予想値から修正し、売上高9,640百万円、売上原価等2,049百万円、売上総利益7,591百万円、販管費6,891百万円、営業利益700百万円を掲げている。2025年6月期における重要KPIとしては、直営店舗数72店舗、FC店舗数207店舗、直営店新規集客数20,300人(さらに既契約6,400人)、「AS」シリーズID数15,500などを掲げている。
重点施策として、保険SHOPの新しいスタイルの確立(デジタル技術活用による最良の顧客サービスの永続的提供)、「保険クリニック」の認知度向上と集客数の向上、DXを活用したオンライン相談の拡大、「ASシステム」の大型導入先の開拓と新サービスの提供、「スマートOCR」事業のさらなる拡大と販売力の強化、を推進する。「スマートOCR」では、AI-OCRと文書保管をベースとしたエンタープライズサーチシステムを想定しており、ADX(AI Document Transformationの略、同社の造語)サービスとして、全業種に向けた企業内にある紙やドキュメントの文書管理・検索、各種システム連携サービスを目指す。コスト面では人財投資やM&Aにより販管費の増加を見込むが、「保険クリニック」の認知度向上に向けたマーケティング投資についてはSNS活用などにより効率を重視した施策を推進する。
3か年計画の進捗状況としては、2年目の2024年6月期は当初計画を上回る水準で着地し、最終年度の2025年6月期も目標をおおむね達成する見込みとしている。積極的な人財投資やM&Aによって売上原価等や販管費が当初計画を上回るものの、「保険クリニック」の店舗増や集客増、さらにAS部門やシステム事業の成長により、売上高は当初計画を大幅に超過達成する見込みだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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