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シュッピン---24年3月期増収・2ケタ増益、期末配当金の増配を発表
配信日時:2024/05/10 11:31
配信元:FISCO
*11:31JST シュッピン---24年3月期増収・2ケタ増益、期末配当金の増配を発表
シュッピン<3179>は9日、2024年3月期決算を発表した。売上高が前期比7.1%増の488.41億円、営業利益が同35.7%増の33.43億円、経常利益が同37.1%増の33.44億円、当期純利益が同36.8%増の23.22億円となった。
カメラ事業の売上高は前年同期比12.1%増の366.64億円、セグメント利益は同12.7%増の42.94億円となった。当年度は、動画配信を中心としたコンテンツの拡充と、AI活用の更なる推進に注力した。動画の制作や配信を行う「コンテンツクリエイト部」を新設、映像制作の実務経験を持つ人材を複数名配属、若年層視聴者の獲得を進めた。10月に発売された「Nikon Zf」の紹介動画が人気を博したことを契機に、1カ月当たりの動画閲覧回数が2倍近くとなり、販促効果が表れ始めている。グローバル展開の取り組みとして、世界最大級のオンラインマーケットプレイス「eBay」を通じた販売を強化した結果、堅調に伸長している。
時計事業の売上高は前期比5.4%減の109.74億円、セグメント利益は4.44億円(前年同期は1.91億円の損失)となった。高級機械式時計の価格相場は、当年度においては比較的安定して推移している。同社においては利益を確保した販売を継続できる環境となった。また、「ワンプライス買取」を強化し、これまで2,600点であった対象商品を6,000点以上に増加させ、見積りの段階で値引きをしない買取手法を通じて、全体としては同社が利益を確保しやすい価格での仕入を行うことができるようになっている。これらを通じて、第2四半期以降は安定して毎四半期1.3億円程度のセグメント利益を継続して獲得できた。
筆記具事業の売上高は同1.3%減の4.33億円、セグメント利益は同60.4%増の0.62億円となった。当年度においては、メーカーとの協業によるオリジナル商品・限定モデルの売れ行きは好調だったが、新品の販売は低調となった。中古品は、適切な販売価格の設定で売上総利益率も改善した。
自転車事業の売上高は同10.0%減の7.69億円、セグメント利益は同14.6%減の0.47億円となった。当年度は円安による完成車価格の高騰等を通じ、販売の勢いは鈍化した。世界最大級のECサイトの破産や、大手メーカーの業績悪化等、市場の減速感が強まる中、免税売上も低調な推移となった。
2025年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比15.9%増の566.17億円、営業利益が同15.3%増の38.54億円、経常利益が同14.4%増の38.24億円、当期純利益が同13.6%増の26.39億円を見込んでいる。
2024 年 3 月期の実績が好調に推移したことを踏まえ、期末配当金について、直近の配当予想より3.00円増配の1株当たり36.00円とすることを発表した。
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カメラ事業の売上高は前年同期比12.1%増の366.64億円、セグメント利益は同12.7%増の42.94億円となった。当年度は、動画配信を中心としたコンテンツの拡充と、AI活用の更なる推進に注力した。動画の制作や配信を行う「コンテンツクリエイト部」を新設、映像制作の実務経験を持つ人材を複数名配属、若年層視聴者の獲得を進めた。10月に発売された「Nikon Zf」の紹介動画が人気を博したことを契機に、1カ月当たりの動画閲覧回数が2倍近くとなり、販促効果が表れ始めている。グローバル展開の取り組みとして、世界最大級のオンラインマーケットプレイス「eBay」を通じた販売を強化した結果、堅調に伸長している。
時計事業の売上高は前期比5.4%減の109.74億円、セグメント利益は4.44億円(前年同期は1.91億円の損失)となった。高級機械式時計の価格相場は、当年度においては比較的安定して推移している。同社においては利益を確保した販売を継続できる環境となった。また、「ワンプライス買取」を強化し、これまで2,600点であった対象商品を6,000点以上に増加させ、見積りの段階で値引きをしない買取手法を通じて、全体としては同社が利益を確保しやすい価格での仕入を行うことができるようになっている。これらを通じて、第2四半期以降は安定して毎四半期1.3億円程度のセグメント利益を継続して獲得できた。
筆記具事業の売上高は同1.3%減の4.33億円、セグメント利益は同60.4%増の0.62億円となった。当年度においては、メーカーとの協業によるオリジナル商品・限定モデルの売れ行きは好調だったが、新品の販売は低調となった。中古品は、適切な販売価格の設定で売上総利益率も改善した。
自転車事業の売上高は同10.0%減の7.69億円、セグメント利益は同14.6%減の0.47億円となった。当年度は円安による完成車価格の高騰等を通じ、販売の勢いは鈍化した。世界最大級のECサイトの破産や、大手メーカーの業績悪化等、市場の減速感が強まる中、免税売上も低調な推移となった。
2025年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比15.9%増の566.17億円、営業利益が同15.3%増の38.54億円、経常利益が同14.4%増の38.24億円、当期純利益が同13.6%増の26.39億円を見込んでいる。
2024 年 3 月期の実績が好調に推移したことを踏まえ、期末配当金について、直近の配当予想より3.00円増配の1株当たり36.00円とすることを発表した。
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