注目トピックス 日本株
ナガイレーベ Research Memo(2):コア市場において国内シェア60%超を持つ医療白衣のトップメーカー
配信日時:2024/04/26 15:32
配信元:FISCO
*15:32JST ナガイレーベ Research Memo(2):コア市場において国内シェア60%超を持つ医療白衣のトップメーカー
■会社概要
ナガイレーベン<7447>は看護師、医師、患者向けなどの医療白衣の専業メーカーである。その歴史は古く、1915年に「永井商店」として創業した。その後は全国へと業容を拡大し、同社によると現在では看護師向けを中心とした医療白衣のコア市場※において国内シェア60%超、年間650万着を供給する医療白衣のトップメーカーとなっている。なお、2022年4月の東京証券取引所市場区分再編に伴い、プライム市場へ移行した。
※国内市場のうち同社のシェアが比較的高い市場のこと。ヘルスケアウェア、ドクターウェア、ユーティリティウェア・他が該当する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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ナガイレーベン<7447>は看護師、医師、患者向けなどの医療白衣の専業メーカーである。その歴史は古く、1915年に「永井商店」として創業した。その後は全国へと業容を拡大し、同社によると現在では看護師向けを中心とした医療白衣のコア市場※において国内シェア60%超、年間650万着を供給する医療白衣のトップメーカーとなっている。なお、2022年4月の東京証券取引所市場区分再編に伴い、プライム市場へ移行した。
※国内市場のうち同社のシェアが比較的高い市場のこと。ヘルスケアウェア、ドクターウェア、ユーティリティウェア・他が該当する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は続落、東エレクやファーストリテが2銘柄で約156円分押し下げ
*16:11JST 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は続落、東エレクやファーストリテが2銘柄で約156円分押し下げ
9日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり140銘柄、値下がり81銘柄、変わらず4銘柄となった。8日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は172.13ドル高(+0.44%)の39056.39ドル、ナスダックは29.80ポイント安(-0.18%)の16302.76、S&P500は0.03ポイント安(-0.00%)の5187.67で取引を終了した。利下げ先送り観測に売られ、寄り付き後、下落。押し目からは金融セクターの買い、良好な経済を期待した買いが支えダウは上昇に転じた。カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁に続き、コリンズ・ボストン連銀総裁もインフレの目標達成に予想以上の時間を要する可能性に言及したことを背景とした長期金利上昇が重しとなり、ハイテクは上値が抑制され、終日軟調に推移。終盤にかけダウは上げ幅を拡大もナスダックはプラス圏を回復できずまちまちで終了。米国株が高安まちまちだったことから、東京市場も小動きでスタート。決算発表銘柄に関心が向かったことから、指数は方向感に乏しい一日に。為替も1ドル155円台半ばで小動きとなったため、日経平均、TOPIXともに前日終値水準を挟んだもみ合いとなった。大引けの日経平均は前日比128.39円安(-0.34%)の38073.98円となった。東証プライム市場の売買高は17億146万株、売買代金は4兆5012億円。業種別では、非鉄金属、電気・ガス業、証券・商品先物取引業、電気機器、輸送用機器などが下落した一方、その他金融業、その他製品、保険業、金属製品、銀行業などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は65%、対して値下がり銘柄は31%となっている。値下がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約104円押し下げた。同2位はファーストリテ<9983>となり、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、トレンド<4704>、太陽誘電<6976>、レーザーテック<6920>などがつづいた。一方、値上がり寄与トップはダイキン<6367>となり1銘柄で日経平均を約17円押し上げた。同2位はオムロン<6645>となり、ヤマハ<7951>、任天堂<7974>、ファナック<6954>、ディスコ<6146>、信越化<4063>などがつづいた。*15:00現在日経平均株価 38073.98(-128.39)値上がり銘柄数 140(寄与度+207.62)値下がり銘柄数 81(寄与度-336.01)変わらず銘柄数 4○値上がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度<6367> ダイキン工業 22825 550 17.98<6645> オムロン 6013 368 12.03<7951> ヤマハ 3624 308 10.07<7974> 任天堂 7597 260 8.50<6954> ファナック 4628 50 8.17<6146> ディスコ 50960 1100 7.19<4063> 信越化 5795 41 6.70<8591> オリックス 3426 203 6.64<6841> 横河電機 4063 203 6.64<4911> 資生堂 4490 193 6.31<4543> テルモ 2604 24 6.28<8766> 東京海上HD 5037 97 4.76<6762> TDK 7140 47 4.61<8031> 三井物産 7781 141 4.61<9843> ニトリHD 20630 245 4.00<4021> 日産化学 5466 113 3.69<3382> 7&iHD 2015 34 3.29<7733> オリンパス 2282 25 3.20<9766> コナミG 9417 94 3.07<4452> 花王 6673 94 3.07○値下がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度<8035> 東エレク 35210 -1070 -104.94<9983> ファーストリテ 40630 -530 -51.98<9984> ソフトバンクG 7736 -205 -40.21<6857> アドバンテ 5106 -44 -11.51<4704> トレンドマイクロ 7643 -324 -10.59<6976> 太陽誘電 3321 -322 -10.53<6920> レーザーテック 41020 -720 -9.42<4568> 第一三共 5198 -91 -8.92<7203> トヨタ自動車 3528 -51 -8.34<9064> ヤマトHD 1777 -239 -7.81<6526> ソシオネクスト 4483 -217 -7.09<6098> リクルートHD 6967 -70 -6.87<6758> ソニーG 11870 -180 -5.88<6988> 日東電工 12635 -125 -4.09<8015> 豊田通商 9709 -119 -3.89<3092> ZOZO 3404 -101 -3.30<6981> 村田製作所 2785 -39.5 -3.10<9613> NTTデータG 2398 -17.5 -2.86<7011> 三菱重工業 1242 -85.5 -2.80<8801> 三井不動産 1548 -27.5 -2.70
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2024/05/09 16:11
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日本和装 Research Memo(9):安定配当を基本に四半期配当を導入。2024年12月期は年間13.0円を予定
*16:09JST 日本和装 Research Memo(9):安定配当を基本に四半期配当を導入。2024年12月期は年間13.0円を予定
■株主還元策日本和装ホールディングス<2499>は、株主尊重の立場から、株主利益を守り継続かつ安定した配当を実施することを利益配分に関する基本方針としている。この方針に基づき、2020年12月期は年間7.0円(配当性向67.2%)、2021年12月期は同12.0円(配当性向40.2%)の配当を行った。さらに、株主に対していち早く経営成績を還元することで、株式の魅力を高め新規株主の増加を図ることを目的として、2022年12月期から四半期配当を導入している。2022年12月期には、第1四半期から第3四半期はそれぞれ3.0円、第4四半期(期末)は4.0円と、年間13.0円配当を行った。2023年12月期は、創業40周年であることから、記念配当1.0円を加えて年間14.0円配当を行ったが、進行中の2024年12月期は通常の年間13.0円配当の予定だ。配当金額や配当性向だけでなく、「いち早く株主へ還元したい」という同社の姿勢は評価できる。(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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2024/05/09 16:09
注目トピックス 日本株
日本和装 Research Memo(8):和装品市場拡大のために様々な施策を実行
*16:08JST 日本和装 Research Memo(8):和装品市場拡大のために様々な施策を実行
■中長期の成長戦略日本和装ホールディングス<2499>では、中期経営計画や定量的な数値目標は発表していないが、業績拡大に加えて、日本の伝統である和装品(きもの)市場の拡大に向けて、様々な施策や応援活動を推進していく計画だ。● 今後の注力施策や活動(1) 2024年新イメージキャラクターに冨永愛を起用トップモデルとして世界の第一線に立ち、昨今では人気TVドラマの主演でも大きな話題を呼んでいる女優の冨永は、社会貢献活動などにも積極的で、抜群のプロポーションと自立したライフスタイルが多くの女性の憧れとなっている。一挙一動に「挑戦」という文字が想起される冨永愛をTVCMに起用することで、そのバイタリティで「きものに興味はあるけれど、あと一歩が踏み出せずにいる方たち」の背中を押してくれることを同社は期待している。2024年1月から放映されたTVCMでは、和太鼓とセッションをするかのように美しいポージングを披露する冨永愛に注目が集まった。(2) 「お試し3回無料着付け体験コース」を実施2024年春期に、従来の着付け教室とは大きく異なる「お試し3回無料着付け体験コース」を実施する。これまでにもお試し体験はあったが、基本的には1回のみで、来訪者に着付けの楽しさを感じてもらうには十分とは言えなかった。そのため、業界でも例を見ない「3回無料体験」を開始した。これによって、1回では駆け足になってしまうことも、3回ならゆっくり、じっくり体験してもらうことが可能で、誰でも気軽に参加しやすくなると同社では考えている。さらに希望者には、3回の体験のあとに、本教室「超簡単らくらく着付け教室」(受講料無料/5回)へ通ってもらうことも可能だ。これにより、きもの着付け教室への参加のハードルが低くなることが期待される。(3) 付加価値の高いイベント・ツアー企画2024年上期も、引き続き様々なイベントやツアーに取り組んでいく。a) 京都初春ツアー見て、触れて、味わって、体験して「京もん」の素晴らしさを改めて感じてもらうため、「源氏物語」ゆかりの地など、選りすぐりの観光スポットや京料理を堪能することができるイベント。b) 産地応援ツアー米沢・新潟などの産地に赴き、伝統技術や産地ならではの作品を見学し、職人との交流も含めて、きものの産地を盛り上げていくイベント。c) ブリリアンツ地区大会2023年ギネス世界記録認定の「きものブリリアンツ全国大会」への出場権をかけたイベント。2024年は産地と結び付いた企画を年間通じて予定している。(4) EC事業「KAERUWA」始動顧客層の拡大を目指す事業戦略としてECサイト「KAERUWA」を2024年1月9日に開設した。若年層をターゲットに、気軽に和装を楽しめるサイトを目指し、初回はリーズナブルな価格帯のきものや帯、小物などを販売している。また、品質の良さを求めるユーザー向けのこだわりの小物、オリジナル製品など、幅広い展開も予定している。このEC事業「KAERUWA」には以下の特徴がある。a) 初心者向けきものを気軽に着られるように、しわになりにくく自宅で洗濯できる東レ<3402>開発の「シルック(R)きもの」や、仕立て済の「プレタ着物」などを中心に販売している。カジュアルからセミフォーマルまで幅広く取り揃えており、初心者が受け入れやすい商品ラインナップとしている。b) シーンを提案「お呼ばれ」「イベント」といった行事に合わせてきものを選べるリンクを設置し、初心者でも選びやすい工夫をしている。c) 通常より多い「9パターン」のサイズオーダー年間仕立て数トップクラスの日本和装「糸の匠センター」監修の下で、様々な体型の顧客に満足してもらえるようにこだわっている。(5) CSR活動同社は様々なCSR活動にも積極的に取り組んでいる。以下は最近の実例である。a) 国産養蚕支援事業「Reborn The Silkプロジェクト」かつて日本は世界一の生糸輸出国だったが、近年は減少の一途をたどり、ほとんどを輸入品に頼っているのが現状だ。生糸は日本の伝統文化であるきものや帯に欠かせない原材料であり、養蚕は明治時代の文明開化を大きく推進させた世界に誇る一大産業であった。同社では、大切な伝統技術や文化の継承のために、国内の養蚕業を支援する一助のために「Reborn The Silkプロジェクト」を立ち上げた。蚕の中でも幻の品種である「太平長安」を復刻し、その蚕の飼育や製糸に直接携わり、最終的に製品化されたきものや帯を紹介して販売仲介することで継続的に日本の養蚕業の理解の輪を広げていくことを目指している。2023年6月に卒業生が養蚕現場を訪問した際には複数のマスメディアに取り上げられ、話題になった。b) 中高生6,130名へ「浴衣の着付け」出前授業を提供同社は、CSR活動の一環として、全国の拠点(局)がある地域限定で、中学校・高校への浴衣の着付け出前授業を無償で行っている。2022年6月から2023年12月までに、東京、千葉、横浜、静岡、名古屋、岡山など合計53校、6,130名の生徒に着付けの授業を行った。家庭科の教科書から得る座学だけではなく、実際に浴衣に触れて、自分で浴衣を着られるようになることで「和装」への関心が高まることを、同社では期待している。さらに、浴衣に触れた中学生・高校生たちが「豊かな和の文化が残る日本社会」を形成していくと、同社では信じている。実際に授業を受けた生徒たちからは「難しかったけれど楽しかった」「先生が親切に教えてくれた」「初めて着てみたけれど、似合っていて嬉しかった」など、全体として好評であった。(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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2024/05/09 16:08
注目トピックス 日本株
日本和装 Research Memo(7):2024年12月期の営業利益は前期比1.6〜14.8%増予想
*16:07JST 日本和装 Research Memo(7):2024年12月期の営業利益は前期比1.6〜14.8%増予想
■今後の見通し日本和装ホールディングス<2499>は、2024年12月期業績について、売上高4,600~4,700百万円(前期比2.1~4.4%増)、営業利益400~452百万円(同1.6~14.8%増)、経常利益358~406百万円(同1.9~15.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益220~254百万円(同27.8~47.0%増)と予想している。親会社株主に帰属する当期純利益の増加率が高いのは、前期に特別損失を計上したことによる。同社は毎年、無料着付け教室受講者数や販売会等への来場者数が不確定であることから、予想値はレンジ形式としている。増収となる要因として同社は、以下の環境変化や施策の実行を挙げている。1) 既述のように、前期の着付け教室やイベントへの来訪者が増加したことから、これが今期の売上増につながる可能性が高い。2) 新型コロナウイルス感染症の法上の位置付けが2023年5月から5類となったことで、着付け教室や販売会への参加が通年で増加する可能性が高い。3) 2024年から新しいTVCMのイメージキャラクターに著名な女優の冨永愛を起用したことで、その効果が期待できる。4) 2024年春期に「お試し3回無料着付け体験コース」を実施する。(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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2024/05/09 16:07
注目トピックス 日本株
日本和装 Research Memo(6):財政状況は堅固、手元の現金及び預金は26億円超と豊富(2)
*16:06JST 日本和装 Research Memo(6):財政状況は堅固、手元の現金及び預金は26億円超と豊富(2)
■業績動向4. 主なトピックス(1) きものブリリアンツ全国大会2023年8月2〜3日の2日間にわたり、帝国ホテル東京で「きものブリリアンツ※全国大会」を開催した。これは地区大会を勝ち抜いた卒業生によるきものファッションショーで、他の方の着姿を見ることで知識を深め、感性を磨き、切磋琢磨しながら、美しさを追求する場であり、着る機会を創出している。日本和装ホールディングス<2499>では、「きものに出会った方々がご自分の美しさを再発見し、自信を持ち、満面の笑みをたたえる姿こそ、当社が最も望んでいることであり、同大会がそれを後押ししていることと、強く確信しています」と述べている。※きものブリリアンツ(商標登録済):ダイヤモンドのカットの名称である「ブリリアントカット」が語源。ダイヤモンドの原石がカットを施すことで輝きを増すように、日本人女性をより美しく見せることができる「きもの」で、史上最高の自分に出会えるよう磨きをかけ、美しく羽ばたいてもらいたいという願いを込めて名付けられた。(2) 付加価値の高いイベント・ツアー企画2023年では引き続き、様々なイベント・ツアー等を企画し、新規顧客の獲得、顧客満足度向上の実現に向けた取り組みを行った。a) 夏の着付け教室開講同社では、受講料無料のきもの着付け教室を毎年春と秋に開講しているが、2023年の夏、初めて新規受講者対象の「夏の着付け教室」を本格展開。浴衣の着付けを盛り込んだことも好評につながり、400名を超える新規顧客の獲得が実現した。b) 産地ツアー顧客が直接産地を訪ねて、職人と触れ合ったり、産地ならではの食文化などを楽しむツアー。 2023年も新潟、博多、米沢、沖縄など多数の産地を訪れた。特に、夏の京都ツアーは、祇園祭の鉾に特別に乗ることができ、とても満足度の高いツアーとなった。c) KIMONO PRIDE厳選された顧客のみを招待し、一流作家との交流と特別展示会がセットになったイベント。2023年は、京都駅の駅前広場でファッションショーを併せて開催した。野外でのファッションショーは様々な人の目に触れ、普段できない貴重な体験ができたと大好評であった。(3) 創業40周年同社は2023年3月に創業40周年を迎えたが、これに合わせて様々なイベントを企画した。a) 40周年プレミアムナンバーズ同社が仕立てたきものや帯に付いているタグに記された固有のシリアル番号を対象に2024年3月まで毎月抽選を行い、5,000円分の食事券を合計1,200名に贈呈した。タンスに眠っているきものを活用してもらうことを期待してのイベントである。b) 創業40周年感謝の会2023年4月より順次、全国で開催。40周年にちなんで40種類の景品が当たる特典ガチャや、メッセージ動画を撮影した。さらに2024年3月には東京と京都で記念パーティを開催した。(4) 「ニッポンきもの総選挙」で業界人気雑誌とタイアップ毎年開催している同社のイベント「ニッポンきもの総選挙」では、創業40周年を迎えた同社と、創刊70周年を迎えた(株)ハースト婦人画報社発行の雑誌「美しいキモノ」とのタイアップが実現し、2023年8月~10月にかけて全国22拠点で開催した。「美しいキモノ」の編集長が厳選したバックナンバーの表紙20冊を対象に、同社の顧客(卒業生)の投票で表紙No.1を決める「美しいキモノ」表紙総選挙では、そうそうたる歴代女優たちの写真を真剣に審査する顧客の姿も多く見られた。また同イベントへのきものでの来場者には、カメラマンが撮影した写真を渡し、さらにその中から選ばれた人には「美しいキモノ」に写真が掲載されるなどの特典も用意した。日頃できない貴重な体験に多くの顧客から喜びの声が届いた。(5) はかた匠工芸(連結子会社)の手織袋帯が九州経済産業局長賞を受賞2023年11月10~12日に、博多織発祥の地である福岡県福岡市にて開催された「第121回博多織求評会」において、同社の連結子会社である(株)はかた匠工芸が出品した手織袋帯「孔雀牡丹II」が九州経済産業局長賞を受賞した。はかた匠工芸は博多織の製造元であり、博多織の織元では同数1位となる総勢8名の伝統工芸士(国家資格)が在籍し、熟練の職人に続き、若い世代の織匠たちも多数活躍している。博多織の普及と伝統技術の継承だけでなく、新しい表現の開拓に挑戦している。手織袋帯「孔雀牡丹II」は、博多織特有の経糸で色柄を織り出した帯で、8,640本もの経糸を使っている。落ち着いたグラデーションカラーに孔雀と牡丹の吉祥の意匠を取り入れ、伝統を感じさせながらも華やかで上品な印象に仕上げられている。(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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2024/05/09 16:06
注目トピックス 日本株
日本和装 Research Memo(5):財政状況は堅固、手元の現金及び預金は26億円超と豊富(1)
*16:05JST 日本和装 Research Memo(5):財政状況は堅固、手元の現金及び預金は26億円超と豊富(1)
■業績動向2. 財政状況日本和装ホールディングス<2499>の2023年12月期末の資産合計は前期末比407百万円増加して9,210百万円となった。主な要因は現金及び預金の減少138百万円、営業未収入金及び割賦売掛金の増加544百万円などであった。このうち割賦売掛金は、加盟店が顧客に販売した際に、子会社のニチクレ(株)が割賦販売を斡旋した取引の残高である。負債合計は前期末比348百万円増加して5,754百万円となった。主な要因は短期借入金の増加389百万円、契約負債(前受金)の増加58百万円、長期借入金の減少205百万円などであった。純資産合計は前期末比58百万円増加して3,456百万円となった。主な増加要因は親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加54百万円などであった。この結果、2023年12月期末の自己資本比率は前期末より1.1ポイント低下して37.5%となった。3. キャッシュ・フローの状況2023年12月期の営業活動によるキャッシュ・フローは179百万円の支出であった。主な収入は税金等調整前当期純利益298百万円、減価償却費27百万円、契約負債の増加58百万円などで、主な支出は割賦売掛金の増加449百万円、営業未収入金の増加94百万円などであった。投資活動によるキャッシュ・フローは25百万円の支出で、主に有形固定資産の取得による支出6百万円、無形固定資産の取得による支出16百万円などであった。財務活動によるキャッシュ・フローは65百万円の収入であったが、主な収入は短期借入金の増加270百万円、主な支出は配当金の支払額117百万円などであった。この結果、期中の現金及び現金同等物は140百万円減少し、2023年12月期末残高は2,451百万円となった。(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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2024/05/09 16:05
注目トピックス 日本株
日本和装 Research Memo(4):2023年12月期は来訪者数は増加したが、買い控えで減収減益
*16:04JST 日本和装 Research Memo(4):2023年12月期は来訪者数は増加したが、買い控えで減収減益
■業績動向1. 2023年12月期の業績概要日本和装ホールディングス<2499>の2023年12月期連結業績については、売上高が4,504百万円(前期比5.6%減)、営業利益が393百万円(同6.2%減)、経常利益が352百万円(同10.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が172百万円(同27.0%減)となった。特別損失として創業者功労金50百万円を計上したことから当期純利益の減益幅が大きくなった。きもの着付け教室の応募総数は、春期は前年比約38%増と堅調に推移し、通期では前年より約600名多い顧客が教室に参加した。さらに既存顧客のイベント、教室の参加人数も前年比約8%増となった。しかし、前期に引き続き、顧客の消費マインドの冷え込み等による買い控えの影響により、売上高は前期を下回った。この結果、営業利益も減益となった。しかし、弊社では、来訪者数の増加は将来の購入増につながる要素であることから、必ずしも悲観する決算ではなかったと考えている。(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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2024/05/09 16:04
注目トピックス 日本株
日本和装 Research Memo(3):主力事業は和装品の販売仲介。無料の着付け教室や独自の販売会に特色
*16:03JST 日本和装 Research Memo(3):主力事業は和装品の販売仲介。無料の着付け教室や独自の販売会に特色
■事業概要1. 事業内容日本和装ホールディングス<2499>の事業は、和装品の販売仲介及びこれに関連したサービス(仕立・加工の請負、納品代行、割賦販売の斡旋など)の単一セグメントであるため、セグメント情報は開示されていない。事業全体の概要は以下のとおりである。(1) 和装品の販売仲介同社は、和装品を製造するメーカーではなく、商品を仕入れて販売する商社でもない。主力事業は、生産者と消費者(顧客)の間に立ち、無料着付け教室や販売会等を通じて和装品の販売を促進し、その販売額に応じて手数料を得る販売仲介である。一般的に和装業界においては、多くの生産者・消費者(顧客)それぞれが問題(悩み)を抱えている。生産者側では、市場が縮小するなかでの販売拡大、消費者ニーズの把握、入金までの時間などが挙げられる。一方、消費者側としては、自分で着付けができない、きものの価値がわからない、きものを着る機会がないなどがある。これらの問題(悩み)に対し、同社が仲介業者として生産者と消費者の間に入ることによって双方の悩みを解決し、和装品販売に寄与している。言い換えれば、それまで和装業界(呉服業界)にあった複雑な流通形態をよりシンプル化することで、和装品販売全体を伸ばしているとも言える。(2) 販売方法主な販売方法は、全国各地にある拠点で定期的に開催される「無料着付け教室」(1開催は週1回を6回を実施)である。既述のとおり、消費者がきもの購入をためらう最大の理由は「着付けができない・価値がわからない」ことであるため、無料着付け教室へ参加してもらうことで、これらの悩みや理解不足を解消している。さらに、同社の着付け教室は無料であるため、参加のハードルが低くなっている。また、独自に企画した販売会やイベントを適宜開催しており、これらを通して消費者にきものの魅力を直接丁寧に説明することで、きものへの理解度を高め販売を増やしている。2023年12月期の実績としては、無料着付け教室を全国に約400教室開催した。(3) 関連事業同社は、主力の和装品の販売仲介だけでなく、仕立てや加工、検品、納品などの付帯業務も行っている。さらに子会社において、割賦販売の斡旋・管理や博多織の製造・販売も行っている。このため、生産者・消費者(顧客)ともに、同社を通すことで和装品購入・販売のすべてのサービスをワンストップで受けることができる。(4) 拠点と加盟店同社は全国に20拠点(2024年3月末時点)を有しており、同社へ商品を提供する和装品の生産者(加盟店)は19社(同)となっている。各拠点では、定期的な着付け教室を開催すると同時に、各地区独自の販売会やイベントなども開催している。2. 特色・強み(1) ワンストップ・ソリューションの提供既述のとおり、同社は生産者及び消費者(顧客)に対して、ワンストップ・ソリューションを提供している。具体的には、和装品販売の仲介だけでなく、着付けの習得、仕立て・加工の請負、メンテナンスや検品、納品代行、さらには割賦販売の斡旋・管理や博多織の製造・販売など、和装品購入における様々なサービスを提供している。(2) 「無料着付け教室」と「質の高い講師陣」多くの同業他社や各種学校等も着付け教室を提供しているが、その多くは有料である。また、着付け教室の講師についても、同業他社や他教室に比べて「経験豊富な質の高い講師陣を配している」と同社は述べている。このような質の高い講師陣が同社に多いのは、長い間の信頼関係によるもので、同業他社が追いつくのは容易ではないだろう。(3) 独自の企画力同社は和装業界において長い歴史と経験を有しており、これらが質の高い企画力につながっている。また、この企画力によって様々な販売会やイベントを開催している。このため、企画力の高さ・強さも同社の特色であり強みと言える。(4) 財務的負担が軽い同社は生産者ではないことから固定資産である製造設備を持たず、また、商社や問屋でもないことから在庫も保有していない。この結果、バランスシートはスリムであり、財務的な負担は軽い。このため、企業として変化に対する対応力は高いと言えるだろう。3. 競合と市場シェア同社の知る限り、日本の和装品市場は販売を含めた各分野において多くの競合企業が存在するが、同社と同等の規模で、同様なワンストップでサービスを提供する企業は見当たらないとのことである。和装品市場全体については、流通経路も複雑であり正式な統計がないことから正確な市場規模については把握が容易ではないが、(有)きものと宝飾社「着物市場規模に関する調査2022年」によれば、2021年の着物小売市場は2,446億円(前年比12%減)となっており、コロナ禍の影響を受けたようだ。このような市場の下での同社のポジショニング(市場シェア)については、同社の売上が販売仲介手数料である一方、同業他社の売上高には「レンタル」を含むものもあり、単純な規模的な比較はできないが、弊社では業界のトップ4には位置付けられていると推定している。(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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2024/05/09 16:03
注目トピックス 日本株
日本和装 Research Memo(2):和装品の販売仲介会社、独自の販売方式で高シェアを維持
*16:02JST 日本和装 Research Memo(2):和装品の販売仲介会社、独自の販売方式で高シェアを維持
■会社概要1. 会社概要日本和装ホールディングス<2499>の主力事業は、きものを中心とした和装品の販売仲介である。消費者(顧客)に対して無料の着付け教室や独自企画の販売会等を開催することで和装品の生産者(加盟店)と消費者をつなぎ、そこで販売された金額に応じて手数料を得る事業モデルとなる。さらに仕立てや加工の請負、納品代行、割賦販売の斡旋など周辺サービスも行うなど、和装品販売においてワンストップサービスを提供している。全国に20拠点(2024年3月末時点)を有しており、同社に加盟する和装品の生産者(加盟店)は19社(同)となっている。日本における和装品市場は、人口減少に加えコロナ禍の影響もあり市場全体は右肩下りが続いているが、同社は消費者への啓蒙や独自企画の販売会等、さらにプライベートブランド「SOUCOLE」の展開などにより、新たな市場を創出し成長を図っていく計画だ。2. 沿革同社の起源は、船来品輸入販売業として1984年に創業者の吉田重久(よしだしげひさ)氏が福岡で創業したデリコ(個人事業)である。その後、きものを着られる人を増やして和装品の流通を促進することを目的に、生産者と消費者(顧客)を直接結び付ける販売仲介に特化して事業を展開してきた。その後も各地に拠点(局)を開設して全国展開を図った。さらに2006年には商号を日本和装ホールディングスに改称し、2007年に本社を東京都に移転した。株式については、2006年9月に当時のJASDAQ証券取引所に上場し、2012年には東京証券取引所(以下、東証)第2部に上場、2022年4月の東証の市場区分再編に伴いスタンダード市場へ移行した。(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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2024/05/09 16:02
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