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【↓】日経平均 大引け| 急反落、配当落ちや利益確定売りで全面安 (3月28日)
配信日時:2024/03/28 18:34
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 40324.42
高値 40482.02(09:23)
安値 40054.06(14:50)
大引け 40168.07(前日比 -594.66 、 -1.46% )
売買高 19億8744万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆9134億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は急反落、利益確定売りがかさむ
2.前日の欧米株全面高もリスクオンを引き継げず
3.配当権利落ちで約264円の下押し圧力がかかる
4.介入思惑から円安一服、輸出株など買い手控え
5.8割強の銘柄が下げ、33業種中で32業種が下落
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比477ドル高と4日ぶりに反発した。米景気のソフトランディング期待を背景にディフェンシブ株や景気敏感株中心に買いが優勢となった。
東京市場では、幅広い銘柄に売りがかさみ、日経平均株価は大幅安。配当権利落ちに伴う下げ圧力も全体指数の下げに反映された。
28日の東京市場は、利益確定の動きが一気に強まった。前日の欧州株市場がほぼ全面高様相で独DAXは7連騰で最高値更新が続いたほか、米国ではNYダウが500ドル近い上昇をみせ、S&P500指数が最高値を更新するなどリスクオンの流れにあったが、東京市場はこれを引き継ぐことができなかった。配当落ち分として日経平均には約264円の下押し圧力がかかったが、それ以上に全体相場は売り優勢の地合いだったといえる。機関投資家のリバランス売りが観測されるなか見送りムードが強まり、政府・日銀の為替介入思惑からドル高・円安基調に歯止めがかかったことも輸出セクター中心に買いが手控えられる要因となった。プライム市場の値下がり銘柄数は1300を上回り全体の82%の銘柄が値を下げ、業種別では33業種中、鉱業を除く32業種が下落した。
個別では、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>などが軟調、ソニーグループ<6758>も冴えない。トヨタ自動車<7203>が売りに押され、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも安い。日本製鉄<5401>、日立製作所<6501>、武田薬品工業<4502>なども下落した。北越コーポレーション<3865>がストップ安となり、レイズネクスト<6379>、アイティメディア<2148>、東洋建設<1890>なども大きく売り込まれた。
半面、レーザーテック<6920>がしっかり、東京電力ホールディングス<9501>が商いを膨らませ上昇した。三菱重工業<7011>が頑強、住友不動産<8830>が高く、霞ヶ関キャピタル<3498>も値を上げた。グローバル・リンク・マネジメント<3486>は値上がり率トップに買われ、ロードスターキャピタル<3482>、グッドコムアセット<3475>なども値を飛ばした。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は住友不 <8830>、富士フイルム <4901>、セブン&アイ <3382>、フジクラ <5803>、エムスリー <2413>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約13円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は信越化 <4063>、アドテスト <6857>、東エレク <8035>、TDK <6762>、ファストリ <9983>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約135円。
東証33業種のうち上昇は鉱業のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)石油石炭製品、(3)不動産業、(4)機械、(5)ゴム製品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)パルプ・紙、(2)陸運業、(3)鉄鋼、(4)水産・農林業、(5)医薬品。
■個別材料株
△コラボス <3908> [東証G]
三菱UFJニコスに「GROWCE」採用。
△日化産 <4094> [東証S]
期末配当予想の増額修正を好感。
△FDK <6955> [東証S]
経費削減や為替効果で24年3月期経常利益予想を上方修正。
△岩谷産 <8088> [東証P]
「液化水素の国内生産2倍」との報道。
△松屋 <8237> [東証P]
24年2月期配当増額で株主還元姿勢を評価。
△住友不 <8830> [東証P]
不動産株への投資資金流入続く。
△MHT <9218> [東証G]
買収関連費用で今期減益予想も中期成長見越した買いを集める。
△マイクロ波 <9227> [東証G]
東証が貸借銘柄に選定。
△キユソ流通 <9369> [東証S]
12~2月期営業8割増益を好感。
△東電HD <9501> [東証P]
「柏崎刈羽原発について核燃料の注入を申請」との報道。
▼エネチェンジ <4169> [東証G]
EV充電事業巡り外部調査委員会設置。
▼東祥 <8920> [東証S]
今期最終一転赤字見通しで失望売り。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)グロバルLM <3486>、(2)ロードスター <3482>、(3)グッドコムA <3475>、(4)RSテクノ <3445>、(5)アイフル <8515>、(6)Jディスプレ <6740>、(7)アンビスHD <7071>、(8)THK <6481>、(9)ビーウィズ <9216>、(10)BEENOS <3328>。
値下がり率上位10傑は(1)北越コーポ <3865>、(2)レイズネク <6379>、(3)リズム <7769>、(4)ITメディア <2148>、(5)東洋建 <1890>、(6)不二製油G <2607>、(7)浅沼組 <1852>、(8)極東証券 <8706>、(9)ソーダニッカ <8158>、(10)ユナイテド海 <9110>。
【大引け】
日経平均は前日比594.66円(1.46%)安の4万0168.07円。TOPIXは前日比48.47(1.73%)安の2750.81。出来高は概算で19億8744万株。東証プライムの値上がり銘柄数は224、値下がり銘柄数は1362となった。東証グロース250指数は734.79ポイント(4.44ポイント安)。
[2024年3月28日]
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