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ニーズウェル Research Memo(4):4つのサービスラインの業績は引き続き好調に推移
配信日時:2023/10/11 14:34
配信元:FISCO
*14:34JST ニーズウェル Research Memo(4):4つのサービスラインの業績は引き続き好調に推移
■業績動向
1. 2023年9月期第3四半期の連結業績概要
ニーズウェル<3992>の2023年9月期第3四半期の連結業績は、売上高が前年同期比1,387百万円増の6,359百万円(前年同期比27.9%増)、営業利益は同275百万円増の804百万円(同52.1%増)、経常利益が同271百万円増の831百万円(同48.4%増)、親会社に帰属する四半期純利益は同168百万円増の557百万円(同43.4%増)となった。
グループ会社3社の売上高は900百万円規模と考えられ、同社単体の業績拡大が大幅な増収増益の主因である。受注強化に向けた社員及びパートナーの技術者増強及び子会社の連結により売上が拡大し、売上総利益は前年同期比339百万円増の1,527百万円(前年同期比28.6%増)、販管費は同63百万円増の723百万円(同9.7%増)となった。
サービスライン別の売上高は、「業務系システム開発」の売上高は前年同期比894百万円増の4,599百万円(前年同期比24.1%増)、「基盤構築」は同112百万円増の632百万円(同21.6%増)、「コネクテッド開発」は同1百万円増の144百万円(同1.4%増)、「ソリューション」は、同378百万円増の983百万円(同62.6%増)となった。「業務系システム開発」は生命保険・損害保険向けのDXや医療向けの案件、ニアショア開発拠点を活用したマイグレーション案件が好調だったほか、新たに連結に加わった子会社の売上高を加え順調に拡大した。「基盤構築」は社会インフラ向けの一括請負案件が好調で売上を伸ばした。「コネクテッド開発」は医療向けの案件が安定しており、開発を継続した。「ソリューション」では独自のソリューションやサービスの提供により、他社との差別化に注力し、好調に受注を拡大した。受注増と高付加価値案件の獲得により、営業利益・経常利益ともに大幅に増加した。
同社は、企業価値・株主利益の向上へつなげる取り組みの1つとして、売上高成長率・売上総利益率・経常利益率・EPSの向上に取り組んでいる。売上高成長率及びEPSについては年々上昇傾向にある。売上高成長率は、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)の影響から2020年9月期には前期を下回ったものの、2021年9月期以降は年々上昇し、2023年9月期は34.6%を見込んでいる。EPSもコロナ禍の影響で2020年9月期は前期を下回ったものの、2021年9月期以降は上昇し、2023年9月期は37.94円※を見込んでいる。
※2023年6月1日の株式分割考慮後の値
2. 財務状況
2023年9月期第3四半期末における貸借対照表は次のとおり。資産合計は前期末比721百万円増の5,330百万円となった。流動資産は同339百万円増の4,183百万円となった。現金及び預金が472百万円減少したことなどによる。固定資産は同382百万円増の1,146百万円となった。主にのれんが364百万円増加した。負債合計は同422百万円増の1,460百万円となった。流動負債は同367百万円増の1,405百万円、固定負債は54百万円となった。純資産は同299百万円増の3,869百万円、負債純資産合計は同721百万円増の5,330百万円となった。
M&A等に約5億円を投資し、自己資本比率は前期末から5.0ポイント低下の72.5%となったものの、依然として安定した財務体質を維持している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
<SO>
1. 2023年9月期第3四半期の連結業績概要
ニーズウェル<3992>の2023年9月期第3四半期の連結業績は、売上高が前年同期比1,387百万円増の6,359百万円(前年同期比27.9%増)、営業利益は同275百万円増の804百万円(同52.1%増)、経常利益が同271百万円増の831百万円(同48.4%増)、親会社に帰属する四半期純利益は同168百万円増の557百万円(同43.4%増)となった。
グループ会社3社の売上高は900百万円規模と考えられ、同社単体の業績拡大が大幅な増収増益の主因である。受注強化に向けた社員及びパートナーの技術者増強及び子会社の連結により売上が拡大し、売上総利益は前年同期比339百万円増の1,527百万円(前年同期比28.6%増)、販管費は同63百万円増の723百万円(同9.7%増)となった。
サービスライン別の売上高は、「業務系システム開発」の売上高は前年同期比894百万円増の4,599百万円(前年同期比24.1%増)、「基盤構築」は同112百万円増の632百万円(同21.6%増)、「コネクテッド開発」は同1百万円増の144百万円(同1.4%増)、「ソリューション」は、同378百万円増の983百万円(同62.6%増)となった。「業務系システム開発」は生命保険・損害保険向けのDXや医療向けの案件、ニアショア開発拠点を活用したマイグレーション案件が好調だったほか、新たに連結に加わった子会社の売上高を加え順調に拡大した。「基盤構築」は社会インフラ向けの一括請負案件が好調で売上を伸ばした。「コネクテッド開発」は医療向けの案件が安定しており、開発を継続した。「ソリューション」では独自のソリューションやサービスの提供により、他社との差別化に注力し、好調に受注を拡大した。受注増と高付加価値案件の獲得により、営業利益・経常利益ともに大幅に増加した。
同社は、企業価値・株主利益の向上へつなげる取り組みの1つとして、売上高成長率・売上総利益率・経常利益率・EPSの向上に取り組んでいる。売上高成長率及びEPSについては年々上昇傾向にある。売上高成長率は、新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)の影響から2020年9月期には前期を下回ったものの、2021年9月期以降は年々上昇し、2023年9月期は34.6%を見込んでいる。EPSもコロナ禍の影響で2020年9月期は前期を下回ったものの、2021年9月期以降は上昇し、2023年9月期は37.94円※を見込んでいる。
※2023年6月1日の株式分割考慮後の値
2. 財務状況
2023年9月期第3四半期末における貸借対照表は次のとおり。資産合計は前期末比721百万円増の5,330百万円となった。流動資産は同339百万円増の4,183百万円となった。現金及び預金が472百万円減少したことなどによる。固定資産は同382百万円増の1,146百万円となった。主にのれんが364百万円増加した。負債合計は同422百万円増の1,460百万円となった。流動負債は同367百万円増の1,405百万円、固定負債は54百万円となった。純資産は同299百万円増の3,869百万円、負債純資産合計は同721百万円増の5,330百万円となった。
M&A等に約5億円を投資し、自己資本比率は前期末から5.0ポイント低下の72.5%となったものの、依然として安定した財務体質を維持している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
<SO>
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