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ユーロ圏PMI、8月総合・サービスとも下方改定 縮小深刻に

配信日時:2023/09/05 17:49 配信元:REUTERS

[ロンドン 5日 ロイター] - 8月のユーロ圏の景況感は、主要産業のサービスが縮小に転じ当初の想定以上に悪化した。

S&Pグローバルがまとめた8月のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は46.7と2020年11月以来の低水準。7月の48.6から低下し、速報値の47.0から下方改定された。景況感の分かれ目である50を3カ月連続で下回った。

サービス部門PMIも48.3から47.9に下方改定。7月の50.9から縮小局面に転じた。

需要を示す新規事業指数は48.2から46.7に低下し21年初め以来の低水準。雇用指数は51.4から50.2に低下した。早期回復が見込めず採用を控える動きが広がっているもようだ。

ハンブルグ商業銀行のチーフ・エコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「ユーロ圏は今年前半はリセッション入りをまぬがれたが、後半は状況が厳しい」と述べた。弱いPMIを受け、第3・四半期の成長率予想はマイナス0.1%に下方修正されたという。

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