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中国SMIC、高永崗会長が辞任 後任に劉訓峰氏

配信日時:2023/07/18 19:28 配信元:REUTERS

[上海 18日 ロイター] - 中国の半導体大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)は17日、高永崗会長が辞任したことを明らかにした。同社では近年、幹部の交代が相次いでいる。

高氏は同社の最高財務責任者(CFO)を務めた後、昨年3月に会長に指名された。「仕事の調整」により取締役も辞任する。

後任の会長には劉訓峰・副会長が昇格する。劉氏は上海化学工業区発展の副会長と中国人民政治協商会議(政協)第14期全国委員会の委員を兼務する。過去に中国石油化工(シノペック)や化学グループの上海華誼集団の子会社に勤務した経験がある。

SMICは米国の制裁で打撃を受けている。2021年には当時の会長だった周子学氏が健康上の理由で退任。台湾積体電路製造(TSMC)の幹部だった蔣尚義氏など取締役4人も辞任した。

昨年は、非常勤取締役を務めていた英半導体設計大手アームの元幹部ウィリアム・チューダー・ブラウン氏も辞任している。

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