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フォーシーズ Research Memo(1):主力のコミュニケーション・セールス事業で黒字化体質への改善が進む
配信日時:2022/09/20 15:11
配信元:FISCO
■要約
1. 会社概要
フォーシーズHD<3726>は、経営理念に「はずむライフスタイルを提供し、人々を幸せにする。」を掲げ、「美」「健康」「癒し」をテーマに、化粧品・健康食品・アロマテラピー関連商品を中心とした製造及び販売を行っている。「コミュニケーション・セールス事業」「アロマ事業」「化粧品卸事業」「衛生コンサルティング事業」の4事業を展開しており、各セグメント間で高いシナジー効果を創出している。また、既存事業にこだわらず、多角的・発展的なビジネス展開を得意とし、企業価値向上の1つの手法としてM&Aを積極的に活用している。
2021年12月に商号を株式会社フォーシーズHDに変更し、2022年1月にはコミュニケーション・セールス事業を行う(株)フェヴリナ及び、アロマ事業を行う(同)アロマを吸収合併した。純粋持株会社から事業持株会社に移行したことで意思決定の迅速化が図られ、より機動的な事業活動が可能となった。また、本社機能を集約することにより、販売費及び一般管理費のコストダウンが期待できる。商品開発・Web戦略についても一括化し、事業間のシナジー効果を最大限に高めていく方針だ。なお、2022年7月に(株)SBI証券を割当先とする新株予約権の第三者割当てによる発行を実施した。既存事業の海外展開強化及びエンジョイライフ分野のM&A等に活用する。
2. 業績動向
2022年9月期第3四半期の連結業績は、売上高1,778百万円(前年同期比2.2%増)、営業損失108百万円(前年同期は126百万円の損失)、経常損失107百万円(同128百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失103百万円(同67百万円の損失)となった。事業特性に合わせた施策や中期経営計画を着実に推進することで、海外展開が加速し、コミュニケーション・セールス事業は黒字化体質への改善が進んだ。化粧品卸事業及び衛生コンサルティング事業は営業損失が続いているものの、社内計画どおりの進捗となった。アロマ事業はスクラップ&ビルドの継続とプライベートブランド(PB)商品開発により売上総利益の向上を目指している。
2022年9月期連結業績予想については、売上高2,888百万円(前期比17.0%増)、営業利益9百万円(前期は148百万円の損失)、経常利益9百万円(同150百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益19百万円(同178百万円の損失)と2ケタ増収・各利益は黒字転換を見込んでいる。事業特性に合わせた施策の進捗は順調に進捗していることから、2022年5月に修正した予想を据え置いた。
3. 成長戦略
同社は、2022年2月に中期経営計画を策定した。2022年9月期~2025年9月期をV字回復ステージの4年とし、2025年9月期に売上高60.9億円、営業利益4.7億円(営業利益率7.7%)、経常利益4.6億円、時価総額73億円、ROE3.8%を目指す。具体的な戦略としては、同社の経理理念である「はずむライフスタイルを提供し、人々を幸せにする。」に沿った事業を選定し、M&Aや新規事業を積極的に実施することでグループ全体の収益性強化及び企業価値向上を図るほか、既存事業については海外戦略に注力する。現状の中国・アジアでの展開に加え、UAE(ドバイ)を起点としたアラブ・イスラム圏への進出を予定している。また、withコロナ、生活スタイルの変化における衛生コンサルティング事業、アロマ事業の売上の飛躍的な拡大を目指していく。
■Key Points
・「美」「健康」「癒し」をテーマに、化粧品・健康食品・アロマテラピー関連商品を中心とした製造及び販売を展開
・2022年9月期第3四半期業績は増収、営業損失幅は縮小。海外展開が加速したほか、黒字化体質への改善が進む
・M&A及び既存事業の海外展開加速により、2025年9月期に売上高60.9億円を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)
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1. 会社概要
フォーシーズHD<3726>は、経営理念に「はずむライフスタイルを提供し、人々を幸せにする。」を掲げ、「美」「健康」「癒し」をテーマに、化粧品・健康食品・アロマテラピー関連商品を中心とした製造及び販売を行っている。「コミュニケーション・セールス事業」「アロマ事業」「化粧品卸事業」「衛生コンサルティング事業」の4事業を展開しており、各セグメント間で高いシナジー効果を創出している。また、既存事業にこだわらず、多角的・発展的なビジネス展開を得意とし、企業価値向上の1つの手法としてM&Aを積極的に活用している。
2021年12月に商号を株式会社フォーシーズHDに変更し、2022年1月にはコミュニケーション・セールス事業を行う(株)フェヴリナ及び、アロマ事業を行う(同)アロマを吸収合併した。純粋持株会社から事業持株会社に移行したことで意思決定の迅速化が図られ、より機動的な事業活動が可能となった。また、本社機能を集約することにより、販売費及び一般管理費のコストダウンが期待できる。商品開発・Web戦略についても一括化し、事業間のシナジー効果を最大限に高めていく方針だ。なお、2022年7月に(株)SBI証券を割当先とする新株予約権の第三者割当てによる発行を実施した。既存事業の海外展開強化及びエンジョイライフ分野のM&A等に活用する。
2. 業績動向
2022年9月期第3四半期の連結業績は、売上高1,778百万円(前年同期比2.2%増)、営業損失108百万円(前年同期は126百万円の損失)、経常損失107百万円(同128百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失103百万円(同67百万円の損失)となった。事業特性に合わせた施策や中期経営計画を着実に推進することで、海外展開が加速し、コミュニケーション・セールス事業は黒字化体質への改善が進んだ。化粧品卸事業及び衛生コンサルティング事業は営業損失が続いているものの、社内計画どおりの進捗となった。アロマ事業はスクラップ&ビルドの継続とプライベートブランド(PB)商品開発により売上総利益の向上を目指している。
2022年9月期連結業績予想については、売上高2,888百万円(前期比17.0%増)、営業利益9百万円(前期は148百万円の損失)、経常利益9百万円(同150百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益19百万円(同178百万円の損失)と2ケタ増収・各利益は黒字転換を見込んでいる。事業特性に合わせた施策の進捗は順調に進捗していることから、2022年5月に修正した予想を据え置いた。
3. 成長戦略
同社は、2022年2月に中期経営計画を策定した。2022年9月期~2025年9月期をV字回復ステージの4年とし、2025年9月期に売上高60.9億円、営業利益4.7億円(営業利益率7.7%)、経常利益4.6億円、時価総額73億円、ROE3.8%を目指す。具体的な戦略としては、同社の経理理念である「はずむライフスタイルを提供し、人々を幸せにする。」に沿った事業を選定し、M&Aや新規事業を積極的に実施することでグループ全体の収益性強化及び企業価値向上を図るほか、既存事業については海外戦略に注力する。現状の中国・アジアでの展開に加え、UAE(ドバイ)を起点としたアラブ・イスラム圏への進出を予定している。また、withコロナ、生活スタイルの変化における衛生コンサルティング事業、アロマ事業の売上の飛躍的な拡大を目指していく。
■Key Points
・「美」「健康」「癒し」をテーマに、化粧品・健康食品・アロマテラピー関連商品を中心とした製造及び販売を展開
・2022年9月期第3四半期業績は増収、営業損失幅は縮小。海外展開が加速したほか、黒字化体質への改善が進む
・M&A及び既存事業の海外展開加速により、2025年9月期に売上高60.9億円を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)
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