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今週のマーケット展望「日経平均予想は27300~28000円」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(山崎みほ)
配信日時:2022/09/20 10:12
配信元:FISCO
皆さま、こんにちは、フィスコマーケットレポーター山崎みほの「マネックス証券の気になるレポート」です。
各地で台風の影響が大きかった3連休でしたが、東京をはじめ、まだ雨風が強い地域も多いようです。引きつづき、安全第一で過ごしていきましょう!
さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、9月20日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。
まず広木さんは、『中央銀行ウィークの今週、日本はシルバーウィークでもあり3日の立ち合い日となる』とした上で、『台風14号の影響も警戒されるなか、FOMCの結果待ちで、20-21日は様子見姿勢が強く動意薄となるだろう。問題はFOMCの結果を受けた米国市場の反応に左右される22日だ』と言及しています。
その背景について、まず『翌日からまた3連休とあって、その日もポジションは大きく取れない。米国株が仮に下げたとしても、それに追随して売ったまま3連休を迎えられるか?米国市場はその木曜の夜も次の金曜日も取引がある。CPIショックで相当売り込まれてきた後だけにFOMCがネガティブ・サプライズとなって売られたとしても短期で巻き戻る可能性は十分ある』と見解を述べています。
さらに、『そもそも今回のFOMCでの75bpsの利上げは完全に織り込み済み。パウエル議長のタカ派姿勢も、ドットチャートで政策金利の上限引き上げも織り込み済みだろう。サプライズの要素はあまりないように思われる。材料出尽くしで6月の時のように米国株相場は反発する可能性もある』としつつ、『しかし、それにも追随できないのは同じだ。短期で反発しても持続性には疑問符がつくからだ』と説明しています。
『結局のところ、よほど大きな波乱がない限り、今週の東京市場は「動けない」一週間となるだろう』と、広木さんはみているようです。
また、『今回同様、CPIショックからのFOMCという流れだった6月を振り返ると、実際に75bpsの利上げが決まると、事前に織り込み済みだったこともあり材料出尽くしで株式相場は反発した。ところがその直後、スイス国立銀行が15年ぶりの利上げを行ったことが市場に衝撃を与え波乱の展開となった』と振り返り、『今回、スイス国立銀行も利上げを行い、マイナス金利政策を脱すると見られている。そうなれば日銀だけが世界で唯一のマイナス金利政策をとる中央銀行となり、キャリートレードが活性化して円安が進む可能性が高い』と示唆しています。
そして、『円安はメリット・デメリット両面あるが、差し引きすれば日本株にはプラス要因であり、すでに活況を呈しているインバウンド関連株などが一段と買われる展開も想定される。グローバルで見て日本株は相対的に優位な状況にある』と考察しています。
最後に、『ゴールデンウイークの飛び石連休の狭間の立ち合い日が意外に堅調なのは、日本が休場中の海外の動向を反映できないからポジションが取れず、結果、売りも引っ込んで「閑散に売りなし」の状況になるからだ』として、『今回のシルバーウィークの3日間も同様に、意外に堅調な相場となるのではないか』とまとめています。
参考にしてみてくださいね。
山崎みほの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを山崎みほの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。
フィスコマーケットレポーター 山崎みほ
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各地で台風の影響が大きかった3連休でしたが、東京をはじめ、まだ雨風が強い地域も多いようです。引きつづき、安全第一で過ごしていきましょう!
さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、9月20日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。
まず広木さんは、『中央銀行ウィークの今週、日本はシルバーウィークでもあり3日の立ち合い日となる』とした上で、『台風14号の影響も警戒されるなか、FOMCの結果待ちで、20-21日は様子見姿勢が強く動意薄となるだろう。問題はFOMCの結果を受けた米国市場の反応に左右される22日だ』と言及しています。
その背景について、まず『翌日からまた3連休とあって、その日もポジションは大きく取れない。米国株が仮に下げたとしても、それに追随して売ったまま3連休を迎えられるか?米国市場はその木曜の夜も次の金曜日も取引がある。CPIショックで相当売り込まれてきた後だけにFOMCがネガティブ・サプライズとなって売られたとしても短期で巻き戻る可能性は十分ある』と見解を述べています。
さらに、『そもそも今回のFOMCでの75bpsの利上げは完全に織り込み済み。パウエル議長のタカ派姿勢も、ドットチャートで政策金利の上限引き上げも織り込み済みだろう。サプライズの要素はあまりないように思われる。材料出尽くしで6月の時のように米国株相場は反発する可能性もある』としつつ、『しかし、それにも追随できないのは同じだ。短期で反発しても持続性には疑問符がつくからだ』と説明しています。
『結局のところ、よほど大きな波乱がない限り、今週の東京市場は「動けない」一週間となるだろう』と、広木さんはみているようです。
また、『今回同様、CPIショックからのFOMCという流れだった6月を振り返ると、実際に75bpsの利上げが決まると、事前に織り込み済みだったこともあり材料出尽くしで株式相場は反発した。ところがその直後、スイス国立銀行が15年ぶりの利上げを行ったことが市場に衝撃を与え波乱の展開となった』と振り返り、『今回、スイス国立銀行も利上げを行い、マイナス金利政策を脱すると見られている。そうなれば日銀だけが世界で唯一のマイナス金利政策をとる中央銀行となり、キャリートレードが活性化して円安が進む可能性が高い』と示唆しています。
そして、『円安はメリット・デメリット両面あるが、差し引きすれば日本株にはプラス要因であり、すでに活況を呈しているインバウンド関連株などが一段と買われる展開も想定される。グローバルで見て日本株は相対的に優位な状況にある』と考察しています。
最後に、『ゴールデンウイークの飛び石連休の狭間の立ち合い日が意外に堅調なのは、日本が休場中の海外の動向を反映できないからポジションが取れず、結果、売りも引っ込んで「閑散に売りなし」の状況になるからだ』として、『今回のシルバーウィークの3日間も同様に、意外に堅調な相場となるのではないか』とまとめています。
参考にしてみてくださいね。
山崎みほの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを山崎みほの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。
フィスコマーケットレポーター 山崎みほ
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