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午後:債券サマリー 先物は反発、時間外での米金利低下が買い手掛かり

配信日時:2022/07/15 15:53 配信元:MINKABU
 15日の債券市場で、先物中心限月9月限は反発。3連休前とあって模様眺めムードが広がりやすかったが、米金利の上昇一服を手掛かりに徐々に買いが優勢となった。  前日の米長期債相場は4営業日ぶりに反落(金利は上昇)した。13日発表の米6月消費者物価指数(CPI)に続き、14日発表の米6月卸売物価指数(PPI)が市場予想から上振れたことで、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを加速させるとの思惑が一段と強まった。ただ、FRBのウォラー理事が14日に「7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)は0.75%の利上げを支持する」との考えを示したことで、市場で台頭していた1%の利上げ観測は後退し、この日の時間外取引では米長期金利が低下。東京市場の債券先物は朝方の売りが一巡したあとは持ち直す動きとなった。とはいえ、今晩は米6月小売売上高など経済指標の発表が相次いで予定されているほか、日本はあすから3連休となることから持ち高を一方向に傾ける市場参加者は少なく、上値を買い上がる勢いには乏しかった。  先物9月限の終値は前日比6銭高の149円29銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、一時0.235%に上昇する場面もあったが、その後は前日に比べて横ばいの0.230%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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