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都区部コアCPI2月は前年比+0.5%、エネルギー価格の伸びが拡大

配信日時:2022/02/25 09:11 配信元:REUTERS

[東京 25日 ロイター] - 総務省が25日発表した2月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は前年同月比0.5%上昇となった。エネルギー価格の伸び率が拡大し、指数を押し上げた。

ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は前年同月比0.4%上昇だった。

エネルギー価格は24.2%上昇し、前月の19.9%上昇より伸びが加速。1981年3月以来の伸び率となった。電気代は24.0%上昇、都市ガス代は26.8%上昇でこちらも81年3月以来の伸び率。ガソリンは21.0%上昇で前月の伸び率22.0%を下回った。

宿泊料は6.0%上昇で前月の0.6%上昇を上回った。予約が可能になる宿泊予定日の2カ月前の宿泊料が調査対象になるが、昨年12月時点で新型コロナウイルスの感染がそれほど広まっておらず、需要が強かったとみられる。

携帯電話通信料は53.6%下落し、総合指数を1.12ポイント押し下げた。

(和田崇彦)

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