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東京株式(大引け)=457円安、世界株安を背景に一時2万7000円台割れ

配信日時:2022/01/25 15:53 配信元:MINKABU
 25日の東京株式市場はリスク回避の動きが強まり主力株中心に広範囲に売り込まれた。日経平均株価は一時700円近い下げで2万7000円大台を割り込む場面もあった。  大引けの日経平均株価は前営業日比457円03銭安の2万7131円34銭と急反落。東証1部の売買高概算は13億2031万株、売買代金概算は3兆1569億円。値上がり銘柄数は290、対して値下がり銘柄数は1832、変わらずは62銘柄だった。  きょうの東京市場は、前日の欧州株式の急落や米国株市場の乱高下を受けてリスクオフに傾き、主力株をはじめ買いポジションを低める動きが加速した。日経平均先物を絡めたインデックス売りも下げ足を助長し、後場に入ると一時700円近い下げで2万6800円台まで水準を切り下げる場面があった。25~26日の日程で行われるFOMCを控え、FRBによる金融引き締め政策前倒しに対する警戒感や、緊迫の度合いを強めるウクライナ情勢も重荷となり、買い向かう動きは限定的だった。後場は軟調なアジア株市場や米株価指数先物が値を下げるのを横目に売り圧力が強まり一段安となったが、取引終盤は空売りの買い戻しで下げ渋った。値下がり銘柄数は全体の84%を占めている。売買代金は3日ぶりに3兆円を上回った。  個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920.T>や東京エレクトロン<8035.T>など半導体製造装置関連が大きく売られ、ソニーグループ<6758.T>、キーエンス<6861.T>も安い。日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>など海運株の下げも目立つ。ソフトバンクグループ<9984.T>が下落し、リクルートホールディングス<6098.T>も値を下げた。日本M&Aセンターホールディングス<2127.T>、インソース<6200.T>が急落、オイシックス・ラ・大地<3182.T>、Sansan<4443.T>なども大幅安となった。  半面、キヤノン<7751.T>、KDDI<9433.T>、日産自動車<7201.T>などがしっかり。セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>もプラス圏を維持した。共立印刷<7838.T>が物色人気となり、ピーバンドットコム<3559.T>が大幅高に買われた。飯田グループホールディングス<3291.T>、山崎製パン<2212.T>なども堅調。 出所:MINKABU PRESS

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