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10日の株式相場見通し=弱含みの展開か、米CPI発表前で買い手控え

配信日時:2021/12/10 08:01 配信元:MINKABU
 10日の東京株式市場は、強弱観対立のなか方向感の見えにくい地合いが予想される。日経平均株価は前日終値を挟んで一進一退のなかも弱含みで推移しそうだ。前日の米国株市場ではNYダウがほぼ前の日の終値と同じ水準で着地したが、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が4日ぶりに反落した。ディフェンシブ銘柄に買いが向かう一方、景気敏感株やハイテク株には売られるものが目立った。リスクオフムードに傾くなか、東京市場ではきょうは週末要因に加え、日本時間今晩に発表が予定される11月の米消費者物価指数(CPI)の動向を確認したいとの思惑もあるだけに、買いポジションを高める動きは見込みにくい。また米CPI発表を受け、来週14~15日の日程で行われる米連邦公開市場委員会(FOMC)の内容を見極めたいというニーズも様子見ムードを助長する。なお、きょうはメジャーSQ算出日にあたり全体売買代金は膨らむことが予想される。  9日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比6セント安の3万5754ドル69セントとなった。ナスダック総合株価指数は同269.618ポイント安の1万5517.370だった。  日程面では、きょうは株価指数先物オプション12月物のSQ算出日、11月の企業物価指数、3カ月物国庫短期証券の入札など。また、東証マザーズ市場にフレクト<4414.T>が新規上場する。海外では11月の米CPI、11月の米財政収支、12月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・速報値)など。なお、タイ市場は休場。 出所:MINKABU PRESS

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