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9日の株式相場見通し=買い優勢も上値重い、上昇一服ムード

配信日時:2021/12/09 08:00 配信元:MINKABU
 9日の東京株式市場は、売り買いが交錯のなかやや買い優勢も日経平均の上値は重そうだ。前日の米国株市場では、新型コロナウイルスのオミクロン株による経済活動への影響が比較的軽微との見方が強まったことが市場心理の改善をもたらし、引き続き景気敏感株やハイテク株などに買いを誘導した。しかし、NYダウは直近2営業日で1100ドル以上の上昇をみせていたこともあり、上値も重かった。ナスダック総合指数やS&P500指数も高かったが、いずれも上げ幅は限定的で目先上昇一服感も台頭している。東京市場でも直近2営業日で日経平均は900円以上の上昇を示しており、きょうは積極的に上値を買い進む動きは見込みにくい。10日に発表される11月の米CPIの結果を見極めたいとの思惑も影響し、2万9000円台近辺では強弱観が対立しそうだ。  8日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比35ドル32セント高の3万5754ドル75セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同100.072ポイント高の1万5786.988だった。  日程面では、きょうは11月のマネーストック、10~12月期の法人企業景気予測調査、10月の特定サービス産業動態統計、11月の都心オフィス空室率など。また、5年国債の入札も予定される。海外では、11月の中国消費者物価指数(CPI)、11月の中国生産者物価指数(PPI)、10月の米卸売在庫・売上高など。 出所:MINKABU PRESS

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