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午後:債券サマリー 先物は反落、5年債入札結果は順調も反応限定的

配信日時:2021/11/16 15:31 配信元:MINKABU
 16日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。前日の米長期債相場が続落(金利は上昇)したことが影響し、寄り付きから売りが優勢だった。  15日に発表された米11月ニューヨーク連銀製造業景気指数が30.9と市場予想(22.0程度)を大幅に上回ったことで、同日の米長期金利はインフレ圧力の高まりが意識されるかたちで一時1.6%台前半まで上昇。これが東京市場に波及し、国内債の重荷となった。この日の時間外取引で米長期金利の上昇が一服したことで一段と売り込む動きはみられなかったが、今晩に発表される米10月小売売上高や米10月鉱工業生産を見極めたいとして積極的な買いは手控えられた。この日に実施された5年債入札は順調な結果となったが相場の反応は限定的で、バイデン米大統領と中国の習近平国家主席とのオンライン会談に関する報道も特に材料視されなかった。なお、5年債入札の結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は1銭と前回(10月14日)と同じで、応札倍率は4.54倍と前回の3.86倍を上回った。  先物12月限の終値は前日比11銭安の151円66銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.070%だった。 出所:MINKABU PRESS

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