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午後:債券サマリー 先物は続落、米早期利上げ観測が重荷

配信日時:2021/11/12 15:55 配信元:MINKABU
 12日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落。米国の早期利上げ観測が引き続き重荷となり、寄り付きから売りが優勢だった。  10日に発表された米10月消費者物価指数(CPI)の上昇率が加速したことをきっかけに、インフレ圧力の高まりが意識されている。11日の米債券市場はベテランズデーの祝日で休場だったが、同日の欧州市場ではドイツやフランスの長期金利が上昇。この日の朝方には時間外取引で米長期金利が一時1.58%台に上昇し、これが国内債に影響した。日経平均株価が続伸したことで安全資産とされる債券には積極的な買いが入りにくく、午後に入ると債券先物の下げ幅がやや拡大。米国の早期利上げ観測がくすぶるなか、今晩に予定される米11月ミシガン大学消費者態度指数(速報値)の発表やウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁の講演内容を見極めたいとする市場参加者が多かった。  先物12月限の終値は前日比14銭安の151円65銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.070%だった。 出所:MINKABU PRESS

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