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午後:債券サマリー 先物は続伸、米CPIの発表を控え上値限定的

配信日時:2021/11/10 15:31 配信元:MINKABU
 10日の債券市場で、先物中心限月12月限は7日続伸。午前には151円97銭まで上昇する場面があったものの、その後は模様眺めムードが強くなった。  9日に発表された米10月卸売物価指数(PPI)が想定通りの伸びにとどまったことを受け、同日の米長期債相場は反発(金利は低下)。連日で過去最高値を更新していたNYダウが反落したことを背景に投資家がリスク回避姿勢を強めたこともあり、東京市場でも債券に買いが先行した。ただ、市場の関心が米金融政策を左右するインフレ動向に集まるなか、今晩に発表される米10月消費者物価指数(CPI)を控えて積極的には動きにくく、一段と上値を追う勢いには乏しかった。とはいえ、日経平均株価の下落が安全資産とされる債券の支えとなり、午後も堅調に推移した。なお、この日は日銀の国債買いオペが行われ、「残存1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同5年超10年以下」の応札倍率はいずれも前回を上回ったが、2倍台を維持したことから市場では「無難な結果」と受け止める向きが多かった。  先物12月限の終値は前日比5銭高の151円92銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.055%だった。 出所:MINKABU PRESS

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