注目トピックス 市況・概況
5日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は上昇、強い雇用統計を好感
配信日時:2021/11/08 07:43
配信元:FISCO
■NY株式:米国株式市場は上昇、強い雇用統計を好感
ダウ平均は203.72ドル高の36,327.95ドル、ナスダックは31.28ポイント高の15,971.59で取引を終了した。
10月雇用統計の予想を上回る強い結果を好感し、寄り付き後、上昇。製薬会社のファイザー(PFE)が開発中の新型コロナウイルス感染症治療の飲み薬が重症化リスクを大きく軽減することを明らかにし、専門家が来年の1月までにパンデミックが終了する可能性に言及すると回復期待感が一段と強まり、買いが加速。主要株式指数は総じて終日堅調に推移し、連日で史上最高値を更新し終了した。セクター別では消費者サービスが上昇した一方で、医薬品・バイオテクが下落。
製薬会社のファイザー(PFE)は開発中の新型コロナウイルス感染症の治療薬が高リスク患者の入院・死亡を89%減らしたとする臨床試験結果を発表し近く米食品医薬品局(FDA)にデータを提出する計画を発表すると、大幅上昇した。これに対し、ワクチン関連のバイオ、モデルナ(MRNA)やジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は下落。イベント会社のライブ・ネーション・エンタテインメント(LYV)は経済活動の再開に伴う売り上げ増で、四半期決算の好調な結果を好感し買われた。また、配車サービスのウーバーテクノロジーズ(UBER)は決算で調整後黒字転換が好感され上昇。一方、在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は昨日引け後に発表した決算で損失が予想以上の幅となったほか、需要が弱く見通しを大幅に引き下げ、新規雇用の凍結を発表したことが嫌気され大幅下落した。
バイデン大統領は国民に向けた演説で、雇用が増加し賃金も上昇したと言及したほか、政権が提案している歳出案がインフレ圧力を弱め、生活費上昇に対処するものだと主張した。
■NY為替:米雇用統計改善も早期利上げ観測後退でドル売り強まる
5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円03銭へ強含んだのち113円30銭まで下落し、113円39銭で引けた。米10雇用統計で失業率が予想以上に低下したほか、非農業部門雇用者数も予想を上回る伸びとなる強い結果を好感しドル買いが優勢となった。しかし、欧米各国の利上げ観測の後退に連れた長期金利の低下でドル売りに転じた。
ユーロ・ドルは1.1514ドルまで下落後、1.1573ドルまで反発し、1.1568ドルで引けた。ユーロ圏9月小売売上高や独9月鉱工業生産は予想外のマイナスに落ち込み、欧州中央銀行(ECB)のハト派姿勢を正当化する結果となったため、ユーロ売りが加速。その後、米長期金利低下に伴うユーロ買い・ドル売りが優勢となった。ユーロ・円は131円43銭から130円84銭まで下落。ポンド・ドルは1.3431ドルへ弱含んだのち、1.3507ドルまで上昇。英中央銀行金融政策委員会のテンレイロ委員のハト派発言でポンド売りが優勢となったのち、ラムスデン副総裁の「労働市場のひっ迫を理由に利上げに投じた」とのタカ派発言を受けてポンド買戻しが優勢となった。ドル・スイスは0.9175フランまで上昇後、0.9113フランまで下落した。
■NY原油:反発、10月米雇用統計内容は市場予想を上回る
5日のNY原油先物12月限は、反発(NYMEX原油12月限終値:81.27 ↑2.46)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+2.46ドルの81.27ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは78.96ドル-81.80ドル。アジア市場で78.96ドルまで下げた後、ロンドン市場で80ドル台を一時回復したが、上値は重いままだった。しかしながら、この日発表された10月米雇用統計は市場予想を上回る内容だったことを好感して、原油先物は再上昇。主要産油国による増産は当面期待できないとの見方も変わらず、81ドル台まで買われた。通常取引終了後の時間外取引で81.80ドルまで一段高となる場面があった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 46.97ドル -0.36ドル(-0.76%)
モルガン・スタンレー(MS) 99.87ドル +0.08ドル(+0.08%)
ゴールドマン・サックス(GS)407.08ドル -0.99ドル(-0.24%)
インテル(INTC) 50.92ドル +0.61ドル(+1.21%)
アップル(AAPL) 151.28ドル +0.54ドル(+0.36%)
アルファベット(GOOG) 2984.82ドル +11.16ドル(+0.38%)
フェイスブック(FB) 341.13ドル +5.28ドル(+1.57%)
キャタピラー(CAT) 205.88ドル +2.29ドル(+1.12%)
アルコア(AA) 47.86ドル +1.49ドル(+3.21%)
ウォルマート(WMT) 150.23ドル -1.05ドル(-0.69%) <ST>
ダウ平均は203.72ドル高の36,327.95ドル、ナスダックは31.28ポイント高の15,971.59で取引を終了した。
10月雇用統計の予想を上回る強い結果を好感し、寄り付き後、上昇。製薬会社のファイザー(PFE)が開発中の新型コロナウイルス感染症治療の飲み薬が重症化リスクを大きく軽減することを明らかにし、専門家が来年の1月までにパンデミックが終了する可能性に言及すると回復期待感が一段と強まり、買いが加速。主要株式指数は総じて終日堅調に推移し、連日で史上最高値を更新し終了した。セクター別では消費者サービスが上昇した一方で、医薬品・バイオテクが下落。
製薬会社のファイザー(PFE)は開発中の新型コロナウイルス感染症の治療薬が高リスク患者の入院・死亡を89%減らしたとする臨床試験結果を発表し近く米食品医薬品局(FDA)にデータを提出する計画を発表すると、大幅上昇した。これに対し、ワクチン関連のバイオ、モデルナ(MRNA)やジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は下落。イベント会社のライブ・ネーション・エンタテインメント(LYV)は経済活動の再開に伴う売り上げ増で、四半期決算の好調な結果を好感し買われた。また、配車サービスのウーバーテクノロジーズ(UBER)は決算で調整後黒字転換が好感され上昇。一方、在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は昨日引け後に発表した決算で損失が予想以上の幅となったほか、需要が弱く見通しを大幅に引き下げ、新規雇用の凍結を発表したことが嫌気され大幅下落した。
バイデン大統領は国民に向けた演説で、雇用が増加し賃金も上昇したと言及したほか、政権が提案している歳出案がインフレ圧力を弱め、生活費上昇に対処するものだと主張した。
■NY為替:米雇用統計改善も早期利上げ観測後退でドル売り強まる
5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円03銭へ強含んだのち113円30銭まで下落し、113円39銭で引けた。米10雇用統計で失業率が予想以上に低下したほか、非農業部門雇用者数も予想を上回る伸びとなる強い結果を好感しドル買いが優勢となった。しかし、欧米各国の利上げ観測の後退に連れた長期金利の低下でドル売りに転じた。
ユーロ・ドルは1.1514ドルまで下落後、1.1573ドルまで反発し、1.1568ドルで引けた。ユーロ圏9月小売売上高や独9月鉱工業生産は予想外のマイナスに落ち込み、欧州中央銀行(ECB)のハト派姿勢を正当化する結果となったため、ユーロ売りが加速。その後、米長期金利低下に伴うユーロ買い・ドル売りが優勢となった。ユーロ・円は131円43銭から130円84銭まで下落。ポンド・ドルは1.3431ドルへ弱含んだのち、1.3507ドルまで上昇。英中央銀行金融政策委員会のテンレイロ委員のハト派発言でポンド売りが優勢となったのち、ラムスデン副総裁の「労働市場のひっ迫を理由に利上げに投じた」とのタカ派発言を受けてポンド買戻しが優勢となった。ドル・スイスは0.9175フランまで上昇後、0.9113フランまで下落した。
■NY原油:反発、10月米雇用統計内容は市場予想を上回る
5日のNY原油先物12月限は、反発(NYMEX原油12月限終値:81.27 ↑2.46)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比+2.46ドルの81.27ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは78.96ドル-81.80ドル。アジア市場で78.96ドルまで下げた後、ロンドン市場で80ドル台を一時回復したが、上値は重いままだった。しかしながら、この日発表された10月米雇用統計は市場予想を上回る内容だったことを好感して、原油先物は再上昇。主要産油国による増産は当面期待できないとの見方も変わらず、81ドル台まで買われた。通常取引終了後の時間外取引で81.80ドルまで一段高となる場面があった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 46.97ドル -0.36ドル(-0.76%)
モルガン・スタンレー(MS) 99.87ドル +0.08ドル(+0.08%)
ゴールドマン・サックス(GS)407.08ドル -0.99ドル(-0.24%)
インテル(INTC) 50.92ドル +0.61ドル(+1.21%)
アップル(AAPL) 151.28ドル +0.54ドル(+0.36%)
アルファベット(GOOG) 2984.82ドル +11.16ドル(+0.38%)
フェイスブック(FB) 341.13ドル +5.28ドル(+1.57%)
キャタピラー(CAT) 205.88ドル +2.29ドル(+1.12%)
アルコア(AA) 47.86ドル +1.49ドル(+3.21%)
ウォルマート(WMT) 150.23ドル -1.05ドル(-0.69%) <ST>
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