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ナガイレーベ Research Memo(7):2022年8月期の営業利益は円安予想等で3.8%減の予想も、保守的な印象
配信日時:2021/10/22 15:07
配信元:FISCO
■今後の見通し
● 2022年8月期の連結業績見通し
ナガイレーベン<7447>の2022年8月期の連結業績は、売上高が前期比0.8%増の17,700百万円、営業利益が同3.8%減の5,013百万円、経常利益が同4.1%減の5,090百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.0%減の3,500百万円を見込んでいる。主力商品の拡販を図るが、厚生労働省向け(感染対策商品)の消失(315百万円)や「収益認識に関する会計基準」の適用(売上高は20百万円減少する見込み)等により売上高は微増を予想している。なお、これらの特殊要因を除いた場合の実質売上高は同2.7%増となる。
一方で、為替が円安見込みであること、販管費(広告宣伝費や旅費交通費等)がコロナ禍前の水準に戻ると予想していることなどから、営業利益は減益予想となっている。しかし、計画では物流費等をかなり保守的に予想していることから、売上高が達成できれば営業利益は上方修正される可能性はありそうだ。
売上総利益率は45.0%(前期は45.9%)、売上総利益は前期比85百万円減少する見込みだが、売上増による要因で70百万円の増加を、生産による要因で149百万円の減少を見込んでいる。また、生産による要因では、為替の影響(円安)で114百万円減(2021年8月期104.3円/米ドルに対して2022年8月期は110円/米ドル)、国内工場の加工賃アップで50百万円減、海外生産比率の上昇(2021年8月期50.7%に対して2022年8月期51.7%)で50百万円増と予想している。なお、2021年8月期に一時的に上昇した海外物流費のさらなる上昇はない(前期並み)と見ているが、コンテナ等の運賃が正常化(低下)すれば増益要因になる。
販管費においては、営業活動がある程度通常に戻ると予想されることから広告宣伝費が48百万円増加、旅費交通費が26百万円増加する見込み。これらを含めて、販管費は前期比4.0%増の2,960百万円を予想しており、その結果、営業利益は前期比3.8%減の5,013百万円と減益を計画している。なお、設備投資額は272百万円、減価償却費は296百万円と通常の範囲内を見込んでいる。
(1) アイテム別売上高予想
アイテム別売上高は、ヘルスケアウェアが前期比0.9%増の9,760百万円、ドクターウェアが同2.0%増の2,680百万円、ユーティリティウェアが同7.7%減の350百万円、患者ウェアが同10.9%増の2,800百万円、手術ウェアが同2.4%増の1,700百万円、シューズ・他が同8.5%減の310百万円、感染対策商品が同72.4%減の100百万円を見込んでいる。市場別では、コア市場が同1.4%減の13,023百万円、周辺市場が同7.6%増の4,467百万円、海外市場が同3.4%増の210百万円を見込んでいる。
主力のヘルスケアウェア及びドクターウェアについては、新コンセプト商品の市場投入により更新物件を確実に受注し、堅調な増収を目指す。患者ウェアは、市場の需要増とシェアアップにより継続して高い増収を予定している。手術ウェアは、リユーザブルの利点をポイントに、コンペルパックの市場浸透に注力して増収を見込んでいる。感染対策商品では、厚生労働省向け及びリユーザブルマスクの販売は見込んでおらず、市販のリユーザブルガウンのみを計画している。
(2) 商品別売上高予想
商品別売上高は、ハイエンド商品が前期比3.4%増の1,260百万円、高付加価値商品が同4.2%増の9,690百万円、付加価値商品が同0.6%増の6,000百万円、量販品が同1.9%減の750百万円、厚生労働省向けが同100.0%減の0百万円としている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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● 2022年8月期の連結業績見通し
ナガイレーベン<7447>の2022年8月期の連結業績は、売上高が前期比0.8%増の17,700百万円、営業利益が同3.8%減の5,013百万円、経常利益が同4.1%減の5,090百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.0%減の3,500百万円を見込んでいる。主力商品の拡販を図るが、厚生労働省向け(感染対策商品)の消失(315百万円)や「収益認識に関する会計基準」の適用(売上高は20百万円減少する見込み)等により売上高は微増を予想している。なお、これらの特殊要因を除いた場合の実質売上高は同2.7%増となる。
一方で、為替が円安見込みであること、販管費(広告宣伝費や旅費交通費等)がコロナ禍前の水準に戻ると予想していることなどから、営業利益は減益予想となっている。しかし、計画では物流費等をかなり保守的に予想していることから、売上高が達成できれば営業利益は上方修正される可能性はありそうだ。
売上総利益率は45.0%(前期は45.9%)、売上総利益は前期比85百万円減少する見込みだが、売上増による要因で70百万円の増加を、生産による要因で149百万円の減少を見込んでいる。また、生産による要因では、為替の影響(円安)で114百万円減(2021年8月期104.3円/米ドルに対して2022年8月期は110円/米ドル)、国内工場の加工賃アップで50百万円減、海外生産比率の上昇(2021年8月期50.7%に対して2022年8月期51.7%)で50百万円増と予想している。なお、2021年8月期に一時的に上昇した海外物流費のさらなる上昇はない(前期並み)と見ているが、コンテナ等の運賃が正常化(低下)すれば増益要因になる。
販管費においては、営業活動がある程度通常に戻ると予想されることから広告宣伝費が48百万円増加、旅費交通費が26百万円増加する見込み。これらを含めて、販管費は前期比4.0%増の2,960百万円を予想しており、その結果、営業利益は前期比3.8%減の5,013百万円と減益を計画している。なお、設備投資額は272百万円、減価償却費は296百万円と通常の範囲内を見込んでいる。
(1) アイテム別売上高予想
アイテム別売上高は、ヘルスケアウェアが前期比0.9%増の9,760百万円、ドクターウェアが同2.0%増の2,680百万円、ユーティリティウェアが同7.7%減の350百万円、患者ウェアが同10.9%増の2,800百万円、手術ウェアが同2.4%増の1,700百万円、シューズ・他が同8.5%減の310百万円、感染対策商品が同72.4%減の100百万円を見込んでいる。市場別では、コア市場が同1.4%減の13,023百万円、周辺市場が同7.6%増の4,467百万円、海外市場が同3.4%増の210百万円を見込んでいる。
主力のヘルスケアウェア及びドクターウェアについては、新コンセプト商品の市場投入により更新物件を確実に受注し、堅調な増収を目指す。患者ウェアは、市場の需要増とシェアアップにより継続して高い増収を予定している。手術ウェアは、リユーザブルの利点をポイントに、コンペルパックの市場浸透に注力して増収を見込んでいる。感染対策商品では、厚生労働省向け及びリユーザブルマスクの販売は見込んでおらず、市販のリユーザブルガウンのみを計画している。
(2) 商品別売上高予想
商品別売上高は、ハイエンド商品が前期比3.4%増の1,260百万円、高付加価値商品が同4.2%増の9,690百万円、付加価値商品が同0.6%増の6,000百万円、量販品が同1.9%減の750百万円、厚生労働省向けが同100.0%減の0百万円としている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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