１３日の株式相場見通し＝続落か、米株安も下値では押し目買い

　１３日の東京株式市場は、主力株中心に総じて売り優勢の展開が想定され日経平均は続落しそうだ。前日の米国株市場ではＮＹダウが１００ドルあまりの下げとなり３日続落。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数や機関投資家がベンチマークとして重視するＳ＆Ｐ５００指数も揃って３日続落となった。ＩＭＦの世界経済見通し引き下げを背景に世界景気の減速懸念が全体相場の上値を重くしており、米企業の決算発表本格化を前にこの結果を見極めたいとの思惑から積極的な買いが入りにくかった。これを受けて東京市場でも、リスク回避の売りが先行しそうだ。ただ、国内では今月末に衆院選の投開票を控えており、選挙期間中は株高というアノマリーがある。経済対策などに対する期待感が株価の刺激材料となっており、下値では押し目買いが予想されることから下げ幅は限定的となる可能性がある。 　１２日の米国株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比１１７ドル７２セント安の３万４３７８ドル３４セントと３日続落。ナスダック総合株価指数は同２０．２７５ポイント安の１万４４６５．９２５だった。 　日程面では、きょうは９月のマネーストック、８月の機械受注など。海外では９月の中国貿易統計、８月のユーロ圏鉱工業生産、９月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）、ＦＯＭＣ議事要旨（９月２１～２２日開催分）など。 出所：MINKABU PRESS

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