８日の株式相場見通し＝大幅続伸、米債務上限問題の懸念後退で買い戻し

　８日の東京株式市場は、主力株中心に幅広く買い戻される展開となり日経平均は続伸する公算が大きい。米国で懸念されていた債務上限問題については、１２月初旬まで一時的に上限を引き上げることで与野党が合意、連邦政府の債務不履行がいったん回避される見通しとなった。これが好感され、前日の米国株市場ではＮＹダウが３３０ドルあまりの上昇を示し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も上値指向を継続した。恐怖指数と称されるＶＩＸ指数も３日連続で低下し、フシ目の２０を下回った。これを受けて東京市場でもリスクを取る動きが優勢となりそうだ。日経平均は大幅上昇し２万８０００円台を回復する展開も予想される。ただ、きょう日本時間夜に判明する９月の米雇用統計発表を控え、この結果を見極めたいとの思惑から買い一巡後は伸び悩む可能性もある。きょうから取引が再開される中国・上海株市場の動向にも影響されそうだ。 　７日の米国株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比３３７ドル９５セント高の３万４７５４ドル９４セントと３日続伸。ナスダック総合株価指数は同１５２．１０５ポイント高の１万４６５４．０１６だった。 　日程面では、きょうはオプションＳＱ算出日。８月の国際収支、９月の景気ウォッチャー調査など。海外では９月の財新中国非製造業ＰＭＩ、インド中銀の金融政策決定会合。米国では９月の雇用統計発表など。 出所：MINKABU PRESS

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