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東京株式(大引け)=622円安、リスクオフ加速し大幅安で7日続落

配信日時:2021/10/05 15:48 配信元:MINKABU
 5日の東京株式市場は朝方から大きく売り優勢に傾き日経平均は続急落となった。下げ幅は一時900円を超えたが、後場は下げ渋る展開となった。  大引けの日経平均株価は前営業日比622円77銭安の2万7822円12銭と7日続落。東証1部の売買高概算は15億1132万株、売買代金概算は3兆6152億円。値上がり銘柄数は288、対して値下がり銘柄数は1843、変わらずは52銘柄だった。  きょうの東京市場は、リスクオフの流れが加速した。前日の米国株市場では原油市況高などを背景に米長期金利上昇を警戒して主力ハイテク株中心に売りがかさんだ。ナスダック総合指数の下落率が特に大きく、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は更に下げが際立つ状況となっており、これが東京市場にも波及する形となった。日経平均はフシ目の2万8000円台を大きく割り込み、一時2万7000円台半ばまで急落する場面もあった。後場は押し目買いや空売りの買い戻しが入り下げ幅を縮小したが、大引けも600円を超える下げで8月30日以来の水準に沈んだ。業種別には資源や石油関連株が買われ、電機・精密・機械などハイテクセクターへの売りが目立った。東証1部全体の84%の銘柄が下落、売買代金は3兆6000億円台と高水準だった。  個別では、東京エレクトロン<8035.T>、レーザーテック<6920.T>など半導体製造装置関連が売られ、ソフトバンクグループ<9984.T>も下落した。ファーストリテイリング<9983.T>は5000円を上回る急落。村田製作所<6981.T>が下値を探り、ソニーグループ<6758.T>も軟調。ベイカレント・コンサルティング<6532.T>も安い。国際紙パルプ商事<9274.T>が大きく利食われたほか、テクマトリックス<3762.T>も大幅下落。Zホールディングス<4689.T>も商い活況ながら安い。  半面、日本郵船<9101.T>は売り買い交錯を経て小幅プラス圏で着地。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>がしっかり、INPEX<1605.T>が上昇した。アサヒグループホールディングス<2502.T>が買いを集め、ニトリホールディングス<9843.T>も堅調。アジュバンホールディングス<4929.T>が値を飛ばし、グリー<3632.T>も活況高。リソー教育<4714.T>が商いを伴い高い。 出所:MINKABU PRESS

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