５日の株式相場見通し＝７日続落、米ハイテク株安でリスクオフ継続

　1５日の東京株式市場は、リスクオフの流れが継続し日経平均株価は７日続落となる可能性が高そうだ。前日の米国株市場では米長期金利の上昇を警戒して主力ハイテク株中心に売りがかさみ全体相場を押し下げた。主要株３指数は揃って下落したが、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数の下落率が目立った。ＷＴＩ原油価格が急伸し１バレル＝７７ドル台まで上昇したこともインフレ懸念を助長し、市場のセンチメントを悪化させている。東京市場では前日までの６営業日で日経平均が約１８００円も水準を切り下げており、目先突っ込み警戒感からの空売り買い戻しや押し目買いも予想されるところだが、中国の不動産バブル崩壊への警戒感や、米国でのインフレ懸念を背景に引き続きリスクを回避する売りに押されそうだ。日経平均は７５日移動平均線を大きく下放れ２万８０００円大台攻防となる可能性がある。また、取引時間中は米株価指数先物の動きに影響されやすく、マイナス圏で上下に値動きの荒い地合いとなりやすい。 　４日の米国株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比３２３ドル５４セント安の３万４００２ドル９２セントと反落。ナスダック総合株価指数は同３１１．２１２ポイント安の１万４２５５．４８５だった。 　日程面では、きょうは９月の都区部消費者物価指数、１０月の日銀当座預増減見込み、黒田日銀総裁のＴＣＦＤサミットでの挨拶など。海外では９月の米ＩＳＭ非製造業景況感指数、８月の米貿易収支など。 出所：MINKABU PRESS

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