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東京株式(大引け)=681円安と大幅下落、警戒感強く2万9000円割れ

配信日時:2021/10/01 15:38 配信元:MINKABU
 1日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に5日続落。国内外の情勢に不透明感が強まるなか、約1カ月ぶりに2万9000円台を割り込んだ。  大引けの日経平均株価は前日比681円59銭安の2万8771円07銭。東証1部の売買高概算は13億8443万株。売買代金概算は3兆5442億円となった。値上がり銘柄数は173、値下がり銘柄数は1981、変わらずは20銘柄だった。  米政府の債務上限問題への警戒感が膨らみ、前日のNYダウは546ドル安と急落した。これを受けた東京市場も売り先行で寄り付きは200円強の下落でスタートしたが、その後、下げ幅が拡大し、後場に入り一時770円を超す下落となる場面があった。結局、東証1部の9割強の銘柄が下落する全面安となった。日経平均株価は9月2日以来の2万9000円割れとなり、菅首相が同月3日に退陣を表明した後の株価の上昇分を吐き出した。NYダウ先物が下落していることが警戒されたほか、自民党新総裁に就任した岸田文雄氏による党役員人事が報道されるなか、顔触れに新鮮味はなく改革姿勢が後退することを警戒する外国人の売りが出ているとの見方も出ていた。  個別銘柄では、日本郵船<9101.T>や商船三井<9104.T>など海運株が安く、任天堂<7974.T>や村田製作所<6981.T>が大幅安、トヨタ自動車<7203.T>やダイキン工業<6367.T>が値を下げ、ベイカレント・コンサルティング<6532.T>が下落した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や日本航空<9201.T>、JR東海<9022.T>など景気敏感株も安い。  半面、楽天グループ<4755.T>やメルカリ<4385.T>、東芝<6502.T>が高く、ENECHANGE<4169.T>やJCRファーマ<4552.T>、BASE<4477.T>が値を上げた。SOMPOホールディングス<8630.T>やアンリツ<6754.T>もしっかり。 出所:MINKABU PRESS

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