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30日の株式相場見通し=反発、NYダウ下げ止まりセンチメント改善

配信日時:2021/09/30 08:01 配信元:MINKABU
 30日の東京株式市場は、前日の急落の反動で押し目買いが優勢となり日経平均は反発に転じる公算が大きい。自民党新総裁に岸田文雄前政調会長が選出され、新首相のもとで打ち出される新たな経済対策に対する期待感も株式市場の買い手掛かりとなりそうだ。一方、米国のインフレ懸念や中国の不動産バブル崩壊に対する警戒感がくすぶるなか、日経平均の上値は重い展開となることが予想される。前日の米国株市場ではNYダウが前の日の急落の反動から押し目買いが優勢となりリバウンドに転じた。警戒されていた米長期金利の急ピッチな上昇が一服したことで、市場のセンチメントがやや改善している。ただ、上げ幅は限定的なものにとどまり、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は小幅ながら4日続落となった。投資家の不安心理は拭えず、東京市場でもハイテク株などの上値を積極的に買い進む動きは見込みにくい。  29日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比90ドル73セント高の3万4390ドル72セントと反発。ナスダック総合株価指数は同34.242ポイント安の1万4512.441だった。  日程面では、8月の鉱工業生産速報値、8月の商業動態統計、8月の建機出荷、8月の住宅着工統計など。また、東証マザーズにアスタリスク<6522.T>が新規上場。海外では9月の中国製造業PMI・非製造業PMI、9月の独失業率、9月の独CPI、8月のユーロ圏失業率、4~6月期の米実質GDP確報値など。 出所:MINKABU PRESS

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