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東京株式(大引け)=639円安と大幅安、米金利上昇に警戒感

配信日時:2021/09/29 15:43 配信元:MINKABU
 29日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続落。米長期金利上昇によるインフレ懸念の台頭が警戒され、3万円台を割り込み一時2万9300円台まで売られる場面があった。  大引けの日経平均株価は前日比639円67銭安の2万9544円29銭。東証1部の売買高概算は16億259万株。売買代金概算は3兆8556億円となった。値上がり銘柄数は336と全体の約15%、値下がり銘柄数は1768、変わらずは50銘柄だった。  前日の米国市場では、NYダウが569ドル安と急落。米10年債利回りが一時1.56%と6月半ば以来の水準まで上昇し、金利上昇への警戒感が高まった。ナスダック指数も急落した。この流れを受けた東京市場では、日経平均株価が大幅安で始まった。この日は配当権利落ち分(181円程度)があったものの、米金利上昇が警戒され全面安となった。午後には自民党総裁選が開かれ、岸田文雄氏と河野太郎氏による決選投票が行われることが判明すると、一時株価は下落基調となったが、売り一巡後は値を戻した。  個別銘柄では、東京エレクトロン<8035.T>やレーザーテック<6920.T>、アドバンテスト<6857.T>といった半導体関連株が安く、日本郵船<9101.T>や商船三井<9104.T>も値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>など銀行株が軟調。ソニーグループ<6758.T>や任天堂<7974.T>が下落し、レノバ<9519.T>やベイカレント・コンサルティング<6532.T>も売られた。  半面、ファーストリテイリング<9983.T>が高く、東京電力ホールディングス<9501.T>が値を上げた。エイチ・アイ・エス<9603.T>やエアトリ<6191.T>、KNT-CTホールディングス<9726.T>など旅行関連株が逆行高となり、JR東日本<9020.T>やJR東海<9022.T>などJR株のほか、日本航空<9201.T>やANAホールディングス<9202.T>など空運株も値を上げた。 出所:MINKABU PRESS

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