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MRO Research Memo(3):2021年12月期通期は12期連続の増収増益を予想
配信日時:2021/09/21 15:53
配信元:FISCO
■今後の見通し
MonotaRO<3064>の2021年12月期通期の連結業績は期初予想を据え置き、売上高は前期比23.4%増の194,220百万円、営業利益は同25.9%増の24,678百万円、経常利益は同25.8%増の24,738百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同25.4%増の17,273百万円としている。売上高・各利益ともに20%を超えて成長する予想である。この計画が達成されれば、20期連続の増収、12期連続の増益となる。
売上高に関しては、2020年12月期の前期比19.7%増を超え、2021年12月期は23.4%成長を見込む。事業者向けネット通販事業では、顧客ベースの拡大及び顧客生涯価値向上、既存顧客売上拡大施策に取り組んでいく。引き続き顧客生涯価値の高い法人顧客をメインターゲットとして新規顧客の獲得のための投資を行う考えだ。新規口座の獲得目標は、2020年12月期の獲得数(1,391千口座)を上回る1,421千口座としている。2021年12月期第2四半期においては653千口座(進捗率46.0%)を新規獲得し、順調に顧客数を積み上げた。既存顧客売上拡大に関しては、「ワンストップショッピング拡大」「商品を見つける時間の短縮」「商品到着時間短縮」をテーマに掲げ、新しく稼働させるシステムや物流拠点開発などを通じて推進していく。購買管理システム事業に関しては、2021年12月期の売上高計画を34,680百万円(前期比32.6%増)とし、2020年12月期を上回る成長を見込む。2021年12月期第2四半期は、前年同期比で46.3%増と予想を上回る進捗となった。海外ロイヤルティは、欧米Zoro事業が2021年12月期も売上を伸ばしつつ粗利率及び販管費率を改善する見込みであり、ロイヤルティの受領も前期を上回る見込みだ。2021年12月期通期の売上高計画に対する第2四半期進捗率は、47.3%(前年同期は47.8%)であり、2020年12月期並みの推移となった。
年間の売上総利益率は、ロイヤルティの増加、注文単価の回復による配送料率の改善などにより28.6%(前期比0.2ポイント上昇)、販管費率は15.9%と前期と同水準を見込む。結果として、営業利益率は12.7%(前期比0.2ポイント上昇)、営業利益額は前期比25.9%増を予想する。2021年12月期通期の営業利益計画に対する第2四半期進捗率は48.2%(前年同期は47.5%)であり、順調に推移している。例年、第1四半期から第4四半期にかけて顧客が積み上がり業績が拡大する傾向にある。弊社では、コロナ禍による需要停滞からの反動増や中小企業におけるデジタルシフトも追い風となり、同社を取り巻く事業環境は改善傾向であると考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<EY>
MonotaRO<3064>の2021年12月期通期の連結業績は期初予想を据え置き、売上高は前期比23.4%増の194,220百万円、営業利益は同25.9%増の24,678百万円、経常利益は同25.8%増の24,738百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同25.4%増の17,273百万円としている。売上高・各利益ともに20%を超えて成長する予想である。この計画が達成されれば、20期連続の増収、12期連続の増益となる。
売上高に関しては、2020年12月期の前期比19.7%増を超え、2021年12月期は23.4%成長を見込む。事業者向けネット通販事業では、顧客ベースの拡大及び顧客生涯価値向上、既存顧客売上拡大施策に取り組んでいく。引き続き顧客生涯価値の高い法人顧客をメインターゲットとして新規顧客の獲得のための投資を行う考えだ。新規口座の獲得目標は、2020年12月期の獲得数(1,391千口座)を上回る1,421千口座としている。2021年12月期第2四半期においては653千口座(進捗率46.0%)を新規獲得し、順調に顧客数を積み上げた。既存顧客売上拡大に関しては、「ワンストップショッピング拡大」「商品を見つける時間の短縮」「商品到着時間短縮」をテーマに掲げ、新しく稼働させるシステムや物流拠点開発などを通じて推進していく。購買管理システム事業に関しては、2021年12月期の売上高計画を34,680百万円(前期比32.6%増)とし、2020年12月期を上回る成長を見込む。2021年12月期第2四半期は、前年同期比で46.3%増と予想を上回る進捗となった。海外ロイヤルティは、欧米Zoro事業が2021年12月期も売上を伸ばしつつ粗利率及び販管費率を改善する見込みであり、ロイヤルティの受領も前期を上回る見込みだ。2021年12月期通期の売上高計画に対する第2四半期進捗率は、47.3%(前年同期は47.8%)であり、2020年12月期並みの推移となった。
年間の売上総利益率は、ロイヤルティの増加、注文単価の回復による配送料率の改善などにより28.6%(前期比0.2ポイント上昇)、販管費率は15.9%と前期と同水準を見込む。結果として、営業利益率は12.7%(前期比0.2ポイント上昇)、営業利益額は前期比25.9%増を予想する。2021年12月期通期の営業利益計画に対する第2四半期進捗率は48.2%(前年同期は47.5%)であり、順調に推移している。例年、第1四半期から第4四半期にかけて顧客が積み上がり業績が拡大する傾向にある。弊社では、コロナ禍による需要停滞からの反動増や中小企業におけるデジタルシフトも追い風となり、同社を取り巻く事業環境は改善傾向であると考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<EY>
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