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新興市場銘柄ダイジェスト:ispaceは年初来高値、クラスターTがストップ高

配信日時:2025/04/28 15:51 配信元:FISCO
*15:51JST 新興市場銘柄ダイジェスト:ispaceは年初来高値、クラスターTがストップ高 <6522> アスタリスク  417  0
もみあい。子会社である自動レジ研究所が、人手不足という社会課題に技術で挑む次世代型飲食店「白と赤との『勝つ勝つ伝説』(略称:勝伝)」をオープンすると発表し、上昇して始まったが現在はもみあいとなっている。同店舗は、日中は「こがね製麺」、夜は「白と赤との『勝つ勝つ伝説』」として営業するハイブリッド型飲食店。人追跡AIや顔認証を活用した最新のセルフオーダーシステムを導入し、将来的にはリニアモーターによる自動搬送の実装も見据えたテクノロジーと現場運用が融合する実証店舗として展開する。

<9219> ギックス  867  -62
続落。「Camecon(カメコン)」事業譲受の際に発生したのれんについて特別損失(減損損失)に計上すること、および25年6月期通期業績予想の下方修正を発表し、これを嫌気した売りに押されている。大規模開発案件におけるコスト超過プロジェクトの発生に伴い、同プロジェクトに割く工数が増加したことにより他プロジェクトへの投下工数が減少した影響や、想定していた一部の案件が受注に至らなかった影響、M&Aによる一定の効果を見込んでいたものの実施タイミングが遅れたことによる影響などが発生した。

<9348> ispace  975  +62
急騰、年初来高値更新。国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)によって宇宙戦略基金(第1期)として公募された「月面の水資源探査技術(センシング技術)の開発・実証」に、同社が連携機関として参画する研究開発課題「テラヘルツ波リモートセンシング衛星による月地下浅部の資源探索」が採択されたことを発表し、好材料視されている。同事業は4年程度の実施期間を予定しており、支援規模上限額の一部が26年3月期以降、4年程度をかけて連結業績へ寄与することを想定しているという。

<4882> ペルセウス  410  +22
急騰。新しい研究用抗体・試薬(抗GPR87抗体及び抗Exatecan抗体)を販売開始したと発表し、好感されている。GPR87はがんを判別するマーカー分子としてだけでなく、がん治療の標的分子としても研究されており、同抗体製品は研究用の抗体試薬として販売する。ADC(抗体薬物複合体)は、がん細胞を死滅させる薬剤とこれをがん細胞まで運び届ける抗体の2つの特徴をもつ複合薬物であり、次世代のがん治療薬として注目されているが、抗Exatecan抗体はADCの研究用抗体試薬として販売する。

<286A> ユカリア  1019  +7
反発。25日の取引終了後に、リミックスポイントの連結子会社であるゼロメディカルの全株式を取得し、完全子会社化することを発表、好材料視されている。取得価額は7億円。ユカリアが推進する医療経営総合支援事業や、高齢者施設の入居相談・紹介や施設運営を行うシニア関連事業において、ゼロメディカルが持つ営業機能やノウハウを活用することにより、ユカリアグループ全体の営業機能を強化するとともに、医療機関に対する支援の充実や高齢者施設におけるサービスを向上につながるものと期待しているとしている。

<4240> クラスターT  307  +80
ストップ高。25日の取引終了後に、25年3月期通期業績予想の上方修正を発表し、これを好感した買いが優勢となっている。経常利益を0.66億円から1.10億円(66.8%増)に上方修正した。工場の稼働率が向上したことや利益率の高い製品が好調であったこと、製造費用や販売費及び一般管理費が抑えられたことから、利益が予想を大幅に上回った。また、堅調な業績推移を受けて、従来無配としていた期末一括配当を4円とすることも発表した。 <ST>

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