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日経平均は大幅続伸、買い優勢の展開続く
*12:26JST 日経平均は大幅続伸、買い優勢の展開続く
日経平均は大幅続伸。622.65円高の51948.26円(出来高概算13億5183万株)で前場の取引を終えている。 前日30日の米国株式市場は下落。ダウ平均は109.88ドル安の47522.12ドル、ナスダックは377.33ポイント安の23581.14で取引を終了した。エヌビディア(NVDA)やメタ・プラットフォームズ(META)の下落が重しとなった。ダウは対中通商協議の進展が好感され一時上昇したものの政府機関閉鎖の長期化による経済への影響を懸念した売りにおされ失速し上げを消した。ナスダックは金利高も嫌気され、終日軟調に推移した。 米株市場を横目に、31日の日経平均は304.19円高の51629.80円と3日続伸して取引を開始した。朝方に52400円手前まで上げ幅を広げた後は、やや失速したものの52000円付近で推移した。日銀が追加利上げに慎重との見方が広がるなかで円安ドル高が進行、輸出関連株の追い風となった。また、昨日の日経平均は小幅高にとどまったが東証プライムの売買代金が初めて10兆円を超していたが、本日も物色意欲が旺盛となっている。 個別では、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、コナミG<9766>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、中外薬<4519>、ソシオネクスト<6526>、JT<2914>、ソニーG<6758>、フジクラ<5803>、野村総合研究所<4307>、日立<6501>、ネクソン<3659>、塩野義<4507>、リクルートHD<6098>などの銘柄が上昇。 一方、京セラ<6971>、デンソー<6902>、OLC<4661>、ファナック<6954>、トヨタ<7203>、キーエンス<6861>、ホンダ<7267>、ニデック<6594>、レーザーテク<6920>、ヤマトHD<9064>、パナHD<6752>、日立建機<6305>、NEC<6701>、武田<4502>、スズキ<7269>などの銘柄が下落。 業種別では、電気・ガス業、食料品、情報・通信業などが上昇した一方で、輸送用機器、金属製品、サービス業などが下落した。 後場の日経平均株価は、プラス圏で推移も上げ幅を広げる動きは限定的か。売り材料に乏しい中、円安が進行していることは国内輸出関連株にポジティブに働こう。また、主要企業の4-9月期決算発表が佳境となっており、好決算・好業績銘柄への物色意欲が株価下支え要因となろう。ただ、東京市場は明日から3連休となることから、次第に積極的な買いを手控える動きも広がりそうだ。
<AK>
2025/10/31 12:26
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日経平均は続伸、半導体関連の上昇が続く
*12:19JST 日経平均は続伸、半導体関連の上昇が続く
日経平均は続伸。89.20円高の51396.85円(出来高概算11億8887万株)で前場の取引を終えている。 29日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は74.37ドル安の47632.00ドル、ナスダックは130.98ポイント高の23958.47で取引を終了した。半導体エヌビディア(NVDA)の上昇がけん引し寄り付き後、上昇。ハイテクが引き続き相場を押し上げたほか、利下げ期待に続伸した。終盤にかけ、連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り0.25%の利下げを決定したものの、1メンバーが据え置きを主張したほか、パウエル議長が12月FOMCでの利下げを巡り「決定ではない」と慎重な姿勢を示し失望感に相場は失速。ダウは下落に転じたが、ナスダックはプラス圏を維持、連日で過去最高値を更新し、まちまちで終了した。 米株式市場の動向を横目に、30日の日経平均は161.38円安の51146.27円と反落して取引を開始した。寄り付き後は利益確定売りが先行したものの、前日の米国株や円安進行を背景に半導体関連を中心に買い戻しが優勢となった。TOPIXも上昇に転じ、東証プライムの値上がり銘柄数は全体の7割を占めた。決算発表シーズンが本格化するなか、業績上振れ期待が高い銘柄に物色が向かった。 個別では、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、NEC<6701>、フジクラ<5803>、住友電気工業<5802>、HOYA<7741>、SCREENホールディングス<7735>、ニデック<6594>、富士通<6702>などの銘柄が上昇。 一方、ソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>、ディスコ<6146>、コナミグループ<9766>、TDK<6762>、コマツ<6301>、日東電工<6988>、任天堂<7974>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、JR東海<9022>、ニトリホールディングス<9843>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属、銀行業、鉱業、電気機器、電気ガス業などが上昇。一方で、情報・通信業、繊維製品、その他製品、陸運業などが軟調となった。 後場の日経平均株価は、前場終値を挟んだもみ合い展開が見込まれる。米長期金利の動向や円相場が依然として投資家心理を左右しており、決算発表を控えた個別物色中心の展開となろう。午後には国内主要企業の決算発表が相次ぐ予定で、内容次第では指数構成銘柄への影響も意識されそうだ。
<AK>
2025/10/30 12:19
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日経平均は大幅反発、一時51300円台まで上げ幅広げる
*12:23JST 日経平均は大幅反発、一時51300円台まで上げ幅広げる
日経平均は大幅反発。1030.64円高の51249.82円(出来高概算11億9102万株)で前場の取引を終えている。 前日28日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は161.78ドル高の47706.37ドル、ナスダックは190.04ポイント高の23827.50で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)開始で利下げ期待に寄り付き後、上昇。対中首脳会談での通商合意期待も根強く続伸した。さらに、好決算が好感材料となったほか、半導体のエヌビディア(NVDA)がけん引し、相場は一段高。終日買いが先行し、終盤にかけて上げ幅を拡大し、連日過去最高値を更新した。 米株市場を横目に、29日の日経平均は234.46円高の50453.64円と反発して取引を開始した。その後も買い手優位の状況が続き、取引時間中に一時51300円台まで上げ幅を大きく広げた。想定以上の業績上方修正や自社株買いを評価されたアドバンテスト<6857>が1銘柄で989円押し上げた。全体では、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなったほか、日米首脳会談が昨日終了したことも買い安心感となった 個別では、アドバンテスト、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、フジクラ<5803>、レーザーテク<6920>、ディスコ<6146>、住友電<5802>、日立建機<6305>、スクリン<7735>、村田製<6981>、日東電<6988>、太陽誘電<6976>、日立<6501>、三菱電<6503>、キーエンス<6861>などの銘柄が上昇。 一方、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、リクルートHD<6098>、京セラ<6971>、ベイカレント<6532>、ダイキン<6367>、第一三共<4568>、ソニーG<6758>、KDDI<9433>、ニデック<6594>、中外薬<4519>、コナミG<9766>、東京海上<8766>、富士フイルム<4901>、オリンパス<7733>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属、電気機器、建設業などが上昇した一方で、パルプ・紙、不動産業、医薬品などが下落した。 後場の日経平均株価は、堅調な値動きが継続か。引き続き半導体関連株のけん引が指数にプラス寄与しそうだ。ただ、日経平均株価はアドバンテストの上昇が大きく寄与している一方で、東証株価指数(TOPIX)は一時マイナス圏に転落するなどさえない値動きとなっている。前場終了時点で値上がり銘柄数18.3%、値下がり銘柄数79.1%と、幅広い銘柄を手掛ける動きは限定的。ここから国内3月決算企業の上期決算発表が佳境となるほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀金融政策決定会合などを控え、これらの結果を見極めたい動きも広がりそうだ。
<AK>
2025/10/29 12:23
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日経平均は反落、利確売り優勢も50000円台は維持
*12:15JST 日経平均は反落、利確売り優勢も50000円台は維持
日経平均は反落。92.36円安の50419.96円(出来高概算11億6149万株)で前場の取引を終えている。 27日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は337.47ドル高の47544.59ドル、ナスダック総合指数は432.59ポイント高の23637.46で取引を終えた。トランプ大統領やベッセント財務長官の発言を受け、対中通商合意への期待が広がった。加えて、人工知能(AI)関連銘柄を中心としたハイテク株が買われたほか、翌日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ観測も支援材料となった。終盤にかけて買いが強まり、主要指数はいずれも過去最高値を更新して取引を終えた。 米株式市場の動向を横目に、28日の日経平均は155.17円安の50357.15円と反落して取引を開始した。序盤は半導体やハイテク関連の一角に買いが入り下げ幅を縮小する場面もあったが、為替が円高方向に振れたことや、利益確定売りが優勢となったことから上値は限定的だった。前日までの上昇に伴う戻り待ちの売りも重しとなり、午前中は方向感に乏しい展開が続いた。 個別では、ソフトバンクグループ<9984>、東京エレクトロン<8035>、中外製薬<4519>、信越化学工業<4063>、住友電気工業<5802>、イオン<8267>、ディー・エヌ・エー<2432>、塩野義製薬<4507>、古河電気工業<5801>、テルモ<4543>、東京ガス<9531>、ディスコ<6146>、オリンパス<7733>、ルネサスエレクトロニクス<6723>などの銘柄が上昇。 一方、ファーストリテイリング<9983>、ニデック<6594>、リクルートホールディングス<6098>、キヤノン<7751>、ファナック<6954>、ベイカレント<6532>、日東電工<6988>、良品計画<7453>、HOYA<7741>、京セラ<6971>、任天堂<7974>、安川電機<6506>、セイコーエプソン<6724>、レーザーテック<6920>などの銘柄が下落。 業種別では、電気・ガス業、海運業、情報・通信業、銀行業、証券・商品先物が上昇。一方で、繊維製品、倉庫・運輸関連、金属製品、ガラス土石製品、サービス業などが下落した。 後場の日経平均株価は、米国市場の堅調地合いが引き続き下支えとなる一方、為替動向やFOMCの結果を見極めたいとのムードが重しとなり、もみ合い推移が想定される。決算発表シーズンを迎え、個別株物色が活発化する一方で、インデックス全体としては方向感を欠く展開となりそうだ。特に午後は、米長期金利の動向やドル円相場が投資家心理を左右する要因として意識されよう。
<AK>
2025/10/28 12:15
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日経平均は大幅続伸、5万円台の大台に到達
*12:13JST 日経平均は大幅続伸、5万円台の大台に到達
日経平均は大幅続伸。1037.71円高の50337.36円(出来高概算9億4983万株)で前場の取引を終えている。 24日の米国市場でダウ平均は472.51ドル高の47207.12ドル、ナスダックは263.07ポイント高の23204.87で取引を終了。消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったため連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待に寄り付き後、上昇。10月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを確信した買いが終日続いた。終盤にかけ、上げ幅を拡大し、相場は過去最高値を更新し終了。 米株式市場の動向を横目に、10月27日の日経平均は前営業日比606.15円高の49905.80円と大幅続伸でスタート。初めて5万円の大台に乗せた後は、高値圏での推移を継続した。前週末の米株高の流れに加え、米中対立の緩和期待も追い風となった。また、高市首相とトランプ米大統領による首脳会談に先んじて行われた、両氏による短時間の電話協議も先行き期待に繋がると捉えられたことが投資家心理にポジティブに働いた。 個別では、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、フジクラ<5803>、TDK<6762>、HOYA<7741>、日東電<6988>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、テルモ<4543>、KDDI<9433>、任天堂<7974>、伊藤忠<8001>などの銘柄が上昇。 一方、信越化<4063>、中外薬<4519>、良品計画<7453>、安川電<6506>、住友重<6302>、パナHD<6752>、日産化<4021>、東海カーボン<5301>、旭化成<3407>、三越伊勢丹<3099>、SUMCO<3436>、クボタ<6326>、シャープ<6753>などの銘柄が下落。 業種別では、精密機器、非鉄金属、証券・商品先物取引業などを筆頭に、東証全業種が上昇した。 後場の日経平均株価は、買い優勢の展開となるか。初の5万円台に到達した後も高値圏での推移が続いているが、売り材料に乏しいなかで買い手優位の状況が続こう。そのほか、今週は国内主要企業の決算発表のほかにも、注目イベントが数多く予定されている。個別物色主体となりがちな決算発表シーズンではあるものの、イベント次第でマーケット全体の変動幅も大きくなる可能性があろう。米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀金融政策決定会合、日米首脳会談、米中首脳会談などの動向を見守っておきたい。
<AK>
2025/10/27 12:13
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日経平均は大幅反発、米株高受けて買い優勢の展開
*12:16JST 日経平均は大幅反発、米株高受けて買い優勢の展開
日経平均は大幅反発。657.51円高の49299.12円(出来高概算10億4616万株)で前場の取引を終えている。 前日23日の米国株式市場は反発。ダウ平均は144.20ドル高の46734.61ドル、ナスダックは201.40ポイント高の22941.80で取引を終了した。材料乏しい中、寄り付き後、上昇。翌日の消費者物価指数(CPI)の発表を控え、様子見気配が強まりもみ合いが続いた。中盤にかけ、報道官がトランプ大統領と中国主席との会談スケジュールを確認すると対中貿易摩擦悪化の警戒感が緩和し、買いに拍車がかかり、終盤にかけ上げ幅を拡大した。 米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は453.66円高の49095.27円と3日ぶり反発して取引を開始。買い先行で始まると、49200円を超えてじり高基調となった。米主要株価指数の上昇が東京市場で半導体関連株などの株価支援要因となった。また、日経平均は昨日までの続落で670円あまり下落しており、押し目待ちの買いも入りやすかった。さらに、今日は高市首相の所信表明演説が予定されていることから、政策への期待感が高まり、株価下支え要因となった。 個別では、アドバンテ<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、TDK<6762>、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>、フジクラ<5803>、ディスコ<6146>、ダイキン<6367>、コナミG<9766>、日東電<6988>、豊田通商<8015>、レーザーテク<6920>、村田製<6981>などが上昇。 一方、中外薬<4519>、ニデック<6594>、任天堂<7974>、キッコマン<2801>、住友不<8830>、三井不<8801>、ニトリHD<9843>、7&iHD<3382>、ソニーG<6758>、オリンパス<7733>、良品計画<7453>、アサヒ<2502>、IHI<7013>、サッポロHD<2501>、大塚HD<4578>などが下落した。 業種別では、非鉄金属、電気機器、サービス業などが上昇する一方、空運業、不動産業、食料品などが下落した。 後場の日経平均株価は、上値の重い展開となるか。為替が引き続き円安傾向を維持するなか、輸出関連株に対する買い圧力が継続する可能性がある。ただ、週末要因に加えて、来週から国内3月決算企業の上期決算発表が本格化することから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあろう。
<AK>
2025/10/24 12:16
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日経平均は続落、前日の米ハイテク株安が波及
*12:20JST 日経平均は続落、前日の米ハイテク株安が波及
日経平均は続落。643.05円安の48664.74円(出来高概算10億2881万株)で前場の取引を終えている。 22日の米国株式市場は下落した。ダウ平均は334.33ドル安の46590.41ドル、ナスダック(総合)は213.27ポイント安の22740.40で取引を終えた。背景には、米政府機関の閉鎖が終了する兆しが見えないなか、ネットフリックスの決算に基づく失望売りのほか、トランプ政権が中国向けに重要ソフトウエア製品の輸出制限を検討しているとの報道を受け、米中貿易摩擦の悪化懸念が強まったことでハイテク中心に売りが優勢となった。 米株式市場の動向を横目に、23日の日経平均は441.21円安の48866.58円と続落して取引を開始した。寄付き直後から輸出関連を中心に売りが先行し、ドル・円相場は152円近辺で推移しており、円安を背景とする輸出株支援の動きも限定的にとどまった。また、国内では期末に向けたポジション調整と見られる売り注文が出やすかったほか、海外投資家の国内株買い越し継続も相場への下押し要因となったとの見方もある。 個別では、KDDI<9433>、フジクラ<5803>、豊田通商<8015>、三井不<8801>、日東電<6988>、資生堂<4911>、ネクソン<3659>、イオン<8267>、住友重<6302>、大塚HD<4578>、住友鉱<5713>、住友不<8830>、東京海上<8766>、丸紅<8002>、アステラス薬<4503>といった銘柄が上昇。 一方、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、ディスコ<6146>、ファナック<6954>、レーザーテク<6920>、信越化<4063>、テルモ<4543>、村田製<6981>、ホンダ<7267>、安川電<6506>といった銘柄が下落。 業種別では、水産・農林業、鉱業、石油・石炭製品、倉庫・運輸関連業、不動産業などが上昇しており、一方で電気機器、機械、情報・通信業、その他金融業、証券・商品先物取引業などが軟調となった。 後場の日経平均株価は、さらなる下落基調を想定せざるを得ない。米中貿易摩擦の深刻化懸念、米政府機関の閉鎖リスク、半導体関連の世界景況感悪化といった外部環境が重荷となる可能性がある。一方で、為替は円安基調を継続しており、輸出関連株には下支え要因ともなり得る。国内では3月期決算企業の上期決算発表が本格化するため、特に予想を上回る業績を示す銘柄には買いが入りやすいとの見方もある。総じて、米中関連の通商リスクが明示的に緩和されない限り、後場も軟調な展開となる可能性が意識されよう。
<AK>
2025/10/23 12:20
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日経平均は反落、前日の上昇に対する利食い売り優勢
*12:23JST 日経平均は反落、前日の上昇に対する利食い売り優勢
日経平均は反落。238.50円安の49077.56円(出来高概算10億2618万株)で前場の取引を終えている。 21日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は218.16ドル高の46924.74ドル、ナスダックは36.87ポイント安の22953.67で取引を終了した。ハイテクが重しとなり寄り付き後、まちまち。ダウは主要企業の好決算を好感した買いが続き、続伸した。中盤にかけ、トランプ大統領が中国主席との会談が実現しない可能性に言及すると対中通商合意期待の後退で、ハイテク中心に売られ相場は失速。ダウは終盤にかけても堅調に推移し過去最高値を更新し、まちまちで終了した。 米株式市場の動向を横目に、22日の日経平均は64.03円安の49252.03円と3日ぶり反落して取引を開始した。朝方に下げ幅を広げたものの、売り一巡後は切り返して下げ幅を縮小する動きを見せた。昨日の米株式市場でダウ平均は上昇したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落したことが東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価の重しとなった。また、新政権発足で材料出尽くし感が意識され、積極的な買いを手控える向きもあった。 個別では、TDK<6762>やトヨタ<7203>、テルモ<4543>、イオン<8267>、ホンダ<7267>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、デンソー<6902>、安川電<6506>、良品計画<7453>、豊田通商<8015>などが上昇。一方、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、フジクラ<5803>、スクリン<7735>、コナミG<9766>、第一三共<4568>、住友鉱<5713>、レーザーテク<6920>、住友電<5802>、KDDI<9433>、リクルートHD<6098>、富士フイルム<4901>、ソニーG<6758>、日東電<6988>、任天堂<7974>などが下落。 業種別では、非鉄金属、情報・通信業、医薬品などが下落する一方、輸送用機器、建設業、繊維製品などが上昇した。 後場の日経平均株価は、下げ幅を縮めながらも底堅く推移するか。為替が一時円高方向に振れたものの輸出企業の業績期待が支えとなるほか、昨日までの急騰を受けた利益確定売りの動きが和らぐ可能性がある。昨日、新政権の顔ぶれが決まり政策への期待感が高まっていることも株価下支え要因となっている。一方で、直近高値圏での上値の重さも意識される状況であり、テクニカル的には49000円近辺が心理的な節目として意識されやすい。
<AK>
2025/10/22 12:23
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日経平均は続伸、米国株式市場の上昇を受け買い優勢続く
*12:23JST 日経平均は続伸、米国株式市場の上昇を受け買い優勢続く
日経平均は続伸。744.31円高の49929.81円(出来高概算10億6687万株)で前場の取引を終えている。 20日の米国株式市場は上昇して終えた。ダウ平均は515.97ドル高の46706.58ドル、ナスダックは310.57ポイント高の22990.54で取引を終了した。国家経済会議(NEC)のハセット委員長が週内の政府機関閉鎖終了の可能性を示唆し、リスク警戒感が後退し、寄り付き後、上昇。さらに、トランプ大統領が会見で中国の習国家主席との会談を確認、通商合意に楽観的な見解を示したため期待感に一段高となった。さらに携帯端末アップル(AAPL)の上昇もけん引し、相場は続伸。終盤にかけて一段高となり、終了した。 米株式市場の動向を横目に、21日の日経平均は489.93円高の49675.43円と続伸して取引を開始した。東京市場では円相場が一時1ドル=151円台と円安・ドル高方向に振れたことで輸出関連を中心に買い優勢となったほか、自民党・日本維新の会の合意による高市政権樹立への期待感がセクター全体に広がった。寄付き後は出来高も徐々に増加し、前場を通して値幅が拡大する場面が見られ、通信・精密機器セクターが市場の上昇を牽引する格好となった。 個別では、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、日東電<6988>、ファナック<6954>、コナミG<9766>、バンナムHD<7832>、信越化学工業<4063>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>、ダイキン<6367>、KDDI<9433>などの銘柄が上昇。 一方、東エレク<8035>、イオン<8267>、東京海上<8766>、ホンダ<7267>、日立<6501>、大塚HD<4578>、エーザイ<4523>、NEC<6701>、ディスコ<6146>、アサヒ<2502>、三井不動産<8801>、高島屋<8233>、資生堂<4911>などの銘柄が下落。 業種別では、精密機器が前場から+1.76%と上昇が目立ち、また情報・通信業も+1.72%と堅調であった。業種として下落したのは水産・農林業、保険業となった。 後場の日経平均株価は、上昇基調を維持しながらも上値では利益確定売りが意識されよう。為替が円安基調で推移している中、輸出企業の業績期待を支える一方で、海外投資家の売買動向と出来高の伸び悩みが重しになろう。テクニカル面では、前場の大幅上昇により50000円近辺が節目として意識される中、下値では49500円付近が基調維持のポイントとなるとの見方がある。
<AK>
2025/10/21 12:23
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日経平均は大幅反発、米株高と円安進行で投資家心理が改善
*12:12JST 日経平均は大幅反発、米株高と円安進行で投資家心理が改善
日経平均は大幅反発。1388.25円高の48970.40円(出来高概算8億3361万株)で前場の取引を終えている。 17日の米国株式市場は反発となった。ダウ平均は46190.61ドルと前日比238.37ドル高、ナスダック総合は22679.98と117.44ポイント高で引けた。背景には、ドナルド・トランプ米大統領が対中通商協議に前向きな姿勢を示したことで貿易摩擦への警戒が後退したほか、地銀決算の想定超えも買い戻しを誘ったとの見方がある。 米株式市場の動向を横目に、20日の日経平均は750.56円高の48332.71円と反発して取引を開始した。東京株式市場の寄付き後は、米中通商懸念のいったん緩和に加え、円相場の対ドルでおおむね149円台半ばからの上げ幅を維持する中、投資家心理が改善。主力ハイテク関連および輸出関連が買われる一方で、地政学リスクや米長期金利上昇の警戒も残存したが、堅調な値動きのまま前場終値に至った。需給面では寄付き直後の買い先行から、利食い・ポジション調整も交えた循環物色の様相が窺えた。 個別では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、 東エレク<8035>、 アドバンテスト<6857>、TDK<6762>、ファナック<6954>、リクルートHD<6098>、日東電<6988>、ソニーG<6758>、テルモ<4543>、コナミG<9766>、バンナムHD<7832>、任天堂<7974>、KDDI<9433>などの銘柄が上昇。 一方、良品計画<7453>、住友鉱<5713>、ベイカレント<6532>、ルネサス<6723>、ソシオネクスト<6526>、関西電<9503>、DOWA<5714>、中部電<9502>などの銘柄が下落。 業種別では、東証33業種のうち水産・農林業以外のすべてが上昇する展開となった。なかでもゴム製品、電気機器、情報・通信業などの上げが目立ち、銀行業や証券・商品先物取引業などもプラスとなっており、幅広いセクターに買いが波及している。 後場の日経平均株価は、前場の上昇を維持しつつも一段の上値追いには慎重な展開となる見通しである。米国株の好調維持に加えて、為替の円安基調が安定していることが下支え材料と言えよう。ただし、米長期金利の上昇や米中地政学リスクの再燃が重しとなる可能性も残る。需給面では、前場の上昇を受けた利食い売りやポジション調整の動きが後場警戒される。
<AK>
2025/10/20 12:12
ランチタイムコメント
日経平均は反落、円高進行で輸出企業などを中心に売り優勢
*12:11JST 日経平均は反落、円高進行で輸出企業などを中心に売り優勢
日経平均は反落。450.43円安の47827.31円(出来高概算10億282万株)で前場の取引を終えている。 16日の米国株式市場は下落。ダウ平均は301.07ドル安の45952.24ドル、ナスダックは107.54ポイント安の22562.54で取引を終えている。寄り付き後は半導体関連株などに買いが入ったが、地区連銀の経済指標が低調だったことや地銀セクターを巡る信用懸念の再燃が重荷となった。特に地政学リスクの持続や金融セクターの軟調が相場の重しとなった。 米株式市場の動向を横目に、17日の日経平均は456.77円安の47820.97円と反落して取引を開始した。前場序盤は前夜の米国株安を受けて下押し圧力が強く、信用リスクへの警戒や為替の円高推移が重しとなった。さらに、輸出関連や機械株などに売りが先行し、リスク回避ムードが広がった。一時は押し目買いも交じって下げ渋る展開も見られたが、需給面では売買の双方に慎重さが目立ち、目立ったリバウンドの主導力には乏しかった。 個別では、ダイキン<6367>、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、イオン<8267>、任天堂<7974>、HOYA<7741>、富士フイルム<4901>、花王<4452>、三菱重<7011>、資生堂<4911>、ベイカレント<6532>、住友鉱<5713>、ソニーG<6758>、JT<2914>、エーザイ<4523>などの銘柄が上昇。 一方、スクリン<7735>、東宝<9602>、SHIFT<3697>、SOMPO<8630>、東京海上<8766>、T&DHD<8795>、三越伊勢丹<3099>、千葉銀<8331>、日東電<6988>、りそなHD<8308>、みずほ<8411>、第一生命HD<8750>、Jフロント<3086>、古河電<5801>、ソフトバンクG<9984>などの銘柄が下落。 業種別では、食料品がプラス寄与の上位となった一方、銀行業、保険業、情報・通信業などが軟調で値下がりが目立った。特に銀行業は下落率が目立っており、業種全体の重荷となっている。 後場の日経平均株価は、軟調地合いを引き継ぎ下値模索の展開が見込まれる。前夜の米国市場で金融株や地銀関連株が売られた流れを受け、国内でも銀行や保険など金融関連株への売りが継続しており、相場全体の重しとなっている。また、外国為替市場では円高が進行しており、輸出関連株への逆風も意識される。材料難のなか、個別株物色は続くものの、指数主導の反発にはつながりにくい状況となっている。
<AK>
2025/10/17 12:11
ランチタイムコメント
日経平均は続伸、政局不透明感の後退などが好感される
*12:16JST 日経平均は続伸、政局不透明感の後退などが好感される
日経平均は続伸。415.40円高の48088.07円(出来高概算10億5423万株)で前場の取引を終えている。 15日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は46253.31ドルと前日比17.15ドル安となり、3日ぶりに下落したものの、S&P500は6671.06と26.75ポイント高、ナスダックは22670.08と148.38ポイント高を付けた。銀行大手の決算が市場予想を上回ったことや、半導体関連への投資期待が支えとなった一方で、米中貿易摩擦の動きが警戒材料として残った。 米株式市場の動向を横目に、16日の日経平均は434.77円高の48107.44円と続伸して取引を開始した。為替ではドル安・円高の一服感が意識され、輸出関連銘柄には下押し圧力も出にくい地合いとなった。前場序盤から中盤にかけては売買が交錯したものの、自民党と日本維新の会が首相指名選挙での協力の可能性の報道などを受け次第に買いが優勢となり、プラス圏を維持して上昇幅を拡大した。需給面では、押し目買いや利益確定売りが混在しながらも、買いの厚みを確認する動きが目立った。 個別では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、フジクラ<5803>、TDK<6762>、トヨタ<7203>、HOYA<7741>、ソシオネクスト<6526>、ダイキン<6367>、ニトリHD<9843>、ディスコ<6146>、スクリン<7735>、三菱重<7011>、ルネサス<6723>、ローム<6963>、アドバンテス<6857>などの銘柄が上昇。 一方、ベイカレント<6532>、東宝<9602>、SHIFT<3697>、高島屋<8233>、任天堂<7974>、エムスリー<2413>、オークマ<6103>、ニデック<6594>、オムロン<6645>、メルカリ<4385>、日ハム<2282>、SOMPO<8630>、Jフロント<3086>、ZOZO<3092>、SMC<6273>などの銘柄が下落。 業種別では、情報・通信業、精密機器、電気・ガス業などが相対的に堅調だった。これに対して、その他製品、サービス業、保険業などが弱含みとなった。 後場の日経平均株価は、上振れ余地を残す展開が見込まれよう。米国で利下げ期待と米中対立警戒がせめぎ合う中、国内では為替動向と政局の先行きが注目材料となる。特に、ドル円の動きや日米金融政策に関する市場の読みが後場を左右する可能性がある。また、前場の上昇を支えた銘柄群が一服する場面が出る可能性もあるが、押し目買いを誘う水準が意識されよう。
<AK>
2025/10/16 12:16
ランチタイムコメント
日経平均は3日ぶり反発、押し目待ちや自律反発狙いの買い向かう
*12:13JST 日経平均は3日ぶり反発、押し目待ちや自律反発狙いの買い向かう
日経平均は3日ぶり反発。615.99円高の47463.31円(出来高概算9億8439万株)で前場の取引を終えている。 14日の米国株式市場のダウ平均は202.88ドル高の46270.46ドル、ナスダックは172.91ポイント安の22521.70で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演で、労働市場の下方リスク上昇を指摘したため10月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ期待が高まり、買いに転じた。トランプ大統領が大豆購入を巡り中国に報復措置を警告し失速したものの、終盤にかけてダウは上げ幅を拡大。ナスダックは下げを消せず、まちまちで終了した。 前日の米株式市場の動向を横目に、15日の日経平均は154.98円高の47002.30円と3日ぶり反発して取引を開始した。ダウの上昇が国内市場でも安心感を誘うなか、日経平均が昨日までの続落で1700円を超す下げとなったことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。買い先行後はじりじりと上げ幅を広げる展開となり、47400円を超えて前場の取引を終了した。 個別では、ソフトバンクG<9984>、アドバンテ<6857>、TDK<6762>、ファーストリテ<9983>、コナミG<9766>、イオン<8267>、フジクラ<5803>、日東電<6988>、ダイキン<6367>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、第一三共<4568>、メルカリ<4385>、スクリン<7735>、安川電<6506>といった銘柄が上昇。 一方、リクルートHD<6098>、良品計画<7453>、KDDI<9433>、アサヒ<2502>、エムスリー<2413>、ネクソン<3659>、ZOZO<3092>、ブリヂストン<5108>、Jフロント<3086>、ニトリHD<9843>、大和ハウス<1925>、信越化<4063>、テルモ<4543>、TOPPAN<7911>、武田<4502>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属、機械、証券・商品先物取引業などが上昇する一方、ゴム製品、サービス業、海運業が下落した。 後場の日経平均株価は、じり高基調が継続か。前日に下げが目立っていた値がさの半導体関連株を中心に幅広い銘柄に買いが入っており、後場も同様の動きが続こう。ただ、国内政局の不透明感が漂う中、積極的に買い進む動きも想定しにくい。立憲民主、日本維新の会、国民民主の野党3党は本日夕方ごろ、首相指名選挙を巡り会談する方向と伝わっており、これらの動向を見極める必要もあろう。
<AK>
2025/10/15 12:13
ランチタイムコメント
日経平均は大幅続落、政局の不透明感などが嫌気される
*12:25JST 日経平均は大幅続落、政局の不透明感などが嫌気される
日経平均は大幅続落。568.23円安の47520.57円(出来高概算13億776万株)で前場の取引を終えている。 13日の米国株式市場は反発。NYダウは587.98ドル高の46067.58ドル、ナスダックは490.18ポイント高の22694.61ポイントで取引を終えている。人工知能(AI)関連の大規模ディ―ルを受け投資家心理が改善し、さらにトランプ大統領やベッセント財務長官の発言を受けて対中関係の悪化懸念が後退し買戻しが強まったことを受け、寄り付き後、上昇。終日買戻しが続き、大引けに向けて上げ幅を拡大し、終了。セクター別では自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が上昇した一方、不動産管理・開発が下落した。 米株式市場の動向を横目に、14日の日経平均は642.07円安の47446.73円と続落して取引を開始した。寄付き直後から売り圧力が強まり、特にハイテク・電子関連株を中心に売りが波及した。為替も円高方向に振れ、輸出関連や業績先行株の重荷となった。政局の不透明感なども嫌気され、前場にかけては戻りを試す動きにも乏しく、買いが入りにくい需給構造が意識された。業種を問わず幅広い銘柄に売りが拡がる展開となった。 個別では、良品計画<7453>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、レーザーテク<6920>、信越化<4063>、安川電<6506>、7&iHD<3382>、住友鉱<5713>、ローム<6963>、川崎船<9107>、イオン<8267>、ZOZO<3092>、DOWA<5714>、商船三井<9104>などの銘柄が上昇。 一方、中外薬<4519>、キーエンス<6861>、 日東電<6988>、ニデック<6594>、メルカリ<4385>、 荏原<6361>、ソフトバンクG<9984>、 太平洋セメ<5233>、横河電<6841>、ソシオネクスト<6526>、住友ファーマ<4506>、 第一三共<4568>、りそなHD<8308>、シャープ<6753>、横浜FG<7186>などの銘柄が下落。 業種別では、海運業、小売業、鉄鋼が上昇。その他セクターは全体的に下落傾向で、なかでも電気機器、精密機器、情報通信業などが目立って軟調だった。 後場の日経平均株価は、反発基調への転換は難しく、下値模索の展開が想定されよう。為替が円高に振れ戻す動きが継続すれば、輸出関連株には重荷となろう。また、FRB関連発言にも注意が必要である。日経平均が5日移動平均線や直近の安値水準を下回るとテクニカル的な下押し圧力が強まる可能性が意識されよう。
<AK>
2025/10/14 12:25
ランチタイムコメント
日経平均は大幅反落、直近の過熱感に対する利食い売り優勢
*12:16JST 日経平均は大幅反落、直近の過熱感に対する利食い売り優勢
日経平均は大幅反落。492.69円安の48087.75円(出来高概算13億733万株)で前場の取引を終えている。 米国株式市場は下落。ダウ平均は243.36ドル安の46358.42ドル、ナスダックは18.75ポイント安の23024.63で取引を終了した。一部主要企業決算で消費の底堅さが示され、寄り付き後、上昇。しかし、政府機関の閉鎖が長期化し成長を妨げるとの懸念や、過去最高値付近でバブル警戒感も根強く売りに押され、下落に転じた。金利上昇も嫌気されたが、半導体が支え、ナスダックは終盤にかけ下げ幅を縮小し、終了。 米株式市場の動向を横目に、10日の日経平均は69.72円安の48510.72円と反落して取引を開始。その後は、想定以上の好決算発表で安心感が優勢となったファーストリテ<9983>が下支えしたが、売り優勢の展開が続いて下げ幅を広げた。日経平均は昨日大幅高となり、25日移動平均線との乖離率が7.73%に拡大するなど高値警戒感が強まっていたため、幅広い銘柄で利益確定売りが出やすかった。さらに、政治空白が長期化していることに加え、次期新政権の枠組みが不透明なことなども投資家心理を慎重にさせた。 個別では、ファーストリテ、ファナック<6954>、良品計画<7453>、テルモ<4543>、ベイカレント<6532>、安川電<6506>、SMC<6273>、荏原<6361>、キーエンス<6861>、中外薬<4519>、資生堂<4911>、横河電<6841>、楽天グループ<4755>、OLC<4661>といった銘柄が上昇。 一方、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、TDK<6762>、日東電<6988>、信越化<4063>、富士フイルム<4901>、第一三共<4568>、KDDI<9433>、HOYA<7741>、フジクラ<5803>、コナミG<9766>、京セラ<6971>、ダイキン<6367>などは下落。 業種別では、証券・商品先物取引業、石油・石炭業、鉱業などが下落した一方で、小売業のみが上昇した。 後場の日経平均株価は、円安一服感も台頭する中、引き続き直近の上昇に対する利食い売りが優勢となりそうだ。ただ、米国での根強い利下げ継続期待に加えて、国内では高市新総裁の今後に期待する動きもあり、積極的に売り進む材料は乏しい。下落基調が継続する可能性を伴いつつも、主力株を中心とした物色が支えに入る可能性も残っている。
<AK>
2025/10/10 12:16
ランチタイムコメント
日経平均は大幅反発、半導体関連株などが牽引
*12:29JST 日経平均は大幅反発、半導体関連株などが牽引
日経平均は大幅反発。670.94円高の48405.93円(出来高概算12億363万株)で前場の取引を終えている。 8日の米国株式市場はまちまち。NYダウは1.20ドル安の46601.78ドル、ナスダックは255.02ポイント高の23043.38で引けた。AI関連銘柄への物色が優勢となった半面、米連邦政府機関閉鎖の継続による不透明感が重しとなった。特にFOMC議事要旨では、参加者が年内に追加利下げを実施することが適切とする方向を支持していた点が買いを支えたとの見方が示された。 米株式市場の動向を横目に、9日の日経平均は300.43円高の48035.42円と反発して取引を開始した。前場にかけては、半導体・電子部品関連銘柄を中心に買いが先行した。また、為替の面では1ドル=152円台後半と円安方向で推移し、輸出株等への支援材料となったと見られる。また寄与度の高い大型ハイテク株にも買いが集まり、前場を通して堅調な値動きとなった。 個別では、ソフトバンクグループ<9984>、安川電機<6506>、荏原<6361>、富士電機<6504>、SHIFT<3697>、フジクラ<5803>、SUMCO<3436>、東海カーボン<5301>、レゾナック<4004>、パナHD<6752>、東京電力HD<9501>、SMC<6273>、ニコン<7731>、ディスコ<6146>、ファナック<6954>などの銘柄が上昇。 一方、スクリン<7735>、IHI<7013>、ホンダ<7267>、トヨタ<7203>、三越伊勢丹<3099>、アサヒ<2502>、サイバー<4751>、NEC<6701>、ニトリHD<9843>、クラレ<3405>、エーザイ<4523>、日ハム<2282>、小田急<9007>、川重<7012>、バンナムHD<7832>などの銘柄が下落。 業種別では、情報・通信業が大きく上昇したほか、非鉄金属や電気機器、証券・商品先物も比較的堅調だった。一方、輸送用機器、倉庫・運輸関連、水産・農林業が軟調であった。 後場の日経平均株価は、上値追いの展開が見込まれよう。前場までの買いの勢いを引き継ぐ可能性がある一方、寄与度の高い大型株の利益確定売りが上値を抑える可能性も意識されよう。為替動向や海外市場動向、特に米国株先物や為替変動の影響が後場の方向性にとってカギとなろう。また、引き続き半導体・ハイテク関連銘柄に対する物色意欲や材料の有無が相場の方向感に影響を与える可能性がある。
<AK>
2025/10/09 12:29
ランチタイムコメント
日経平均は小幅続伸、円安進行と過熱感警戒で売り買い交錯
*12:05JST 日経平均は小幅続伸、円安進行と過熱感警戒で売り買い交錯
日経平均は小幅続伸。14.41円高の47965.29円(出来高概算10億5147万株)で前場の取引を終えている。 前日の米国株式市場は下落。ダウ平均は91.99ドル安の46602.98ドル、ナスダックは153.31ポイント安の22788.36で取引を終了した。相場に楽観的な見方に、寄り付き後、上昇。しかし、オラクルの下落が嫌気されさらに人工知能(AI)バブル警戒感が高まり、相場は下落に転じた。その後も終日軟調に推移し、終了。 米株式市場の動向を横目に、8日の日経平均は25.66円安の47925.22円と反落して取引を開始。その後は買い戻しの動きが広がったが、上げ幅は限定的で小幅高で前場の取引を終了した。日経平均は昨日までの4日続伸で3400円上昇し、高値警戒感が強まっており、短期的な利益確定売りが出やすかった。一方で、為替の円安傾向や先物買いの流れも支えとなり、全体として底堅さが意識されやすい状況となった 個別では、フジクラ<5803>、アドテスト<6857>、第一三共<4568>、コナミG<9766>、リクルート<6098>、東京海上<8766>、ソニーG<6758>、日東電<6988>、三菱重<7011>、トヨタ<7203>、三菱商<8058>、伊藤忠<8001>、日本取引所<8697>、IHI<7013>、アサヒ<2502>などの銘柄が上昇。 一方、SBG<9984>、東エレク<8035>、信越化<4063>、KDDI<9433>、富士フイルム<4901>、ダイキン<6367>、SMC<6273>、ディスコ<6146>、キーエンス<6861>、オリンパス<7733>、レーザーテク<6920>、ブリヂストン<5108>、テルモ<4543>、ローム<6963>、HOYA<7741>などの銘柄が下落。 業種別では、水産・農林業、保険業、銀行業などが上昇した一方で、ゴム製品、化学、精密機器などが下落した。 後場の日経平均株価は、方向感に乏しい展開となる可能性が高い。高市早苗総裁が重視する積極的な財政・金融政策への警戒から為替の円安傾向は続いて一時1ドル152円台に下落しており、輸出関連株には追い風が続こう。ただ、米ハイテク株安を受けてAI・半導体関連銘柄を中心に売りが優勢となる場面もあり、こちらは上値抑制要因となろう。そのほか、直近の急騰に対する過熱感も広がっており、売り買いが交錯する展開を想定しておきたい。
<NH>
2025/10/08 12:05
ランチタイムコメント
日経平均は続伸、米ハイテク株高や円安が追い風に
*12:13JST 日経平均は続伸、米ハイテク株高や円安が追い風に
日経平均は続伸。320.22円高の48264.98円(出来高概算12億7612万株)で前場の取引を終えている。 6日の米国株式市場は高安まちまちの展開となった。NYダウは63.31ドル安の46694.97ドルと下落した一方、ナスダックは161.16ポイント高の22941.67と上昇した。ハイテク株を中心に買いが入ったとの指摘があり、特に半導体関連が支えとなったとの見方が出ている。セクター別では自動車・自動車部品、ソフトウエア・サービスが上昇した一方、電気通信サービスが下落。 米株式市場の動向を横目に、7日の日経平均は336.36円高の48281.12円と続伸して取引を開始した。序盤は買いが優勢な流れで始まり、切り返しに対する期待感が先行した。為替の円安や国内政治の不透明感後退も支援要因となり、買い手が先行しやすい地合いとなった。前場を通して堅調に推移し、上げ幅を維持したまま前引けを迎えた。 個別では、ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、フジクラ<5803>、東エレク<8035>、住友不<8830>、第一三共<4568>、住友電<5802>、日東電<6988>、トヨタ<7203>、KDDI<9433>、スズキ<7269>、三井不<8801>、三菱商<8058>、デンソー<6902>、HOYA<7741>などの銘柄が上昇。 一方、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、バンナムHD<7832>、リクルートHD<6098>、ベイカレント<6532>、トレンド<4704>、安川電<6506>、コナミG<9766>、ソニーG<6758>、東京海上<8766>、ZOZO<3092>、レーザーテク<6920>、オリンパス<7733>、富士通<6702>、NEC<6701>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属や鉄鋼、鉱業が大きく上昇したほか、輸送用機器や電気・ガス業も堅調であった。電気機器は小幅下落となっており、全体として素材・資源関連セクターの強さが目立つ展開である。 後場の日経平均株価は、さらなる伸びを探る展開が想定されよう。政治・政策の動向や為替の変動が行方を左右しそうであり、円安傾向が続くかどうかが注目される。加えて、先物主導の動きと個別需給のかみ合わせに左右されやすい展開となろう。大引けに向けては利益確定の売りやポジション調整も出やすく、伸び悩む場面も意識されよう。ただし、日中を通じては買い意欲も下支え要因となる可能性がある。
<AK>
2025/10/07 12:13
ランチタイムコメント
日経平均は大幅続伸、高市氏新総裁就任で上げ幅一時2100円超
*12:18JST 日経平均は大幅続伸、高市氏新総裁就任で上げ幅一時2100円超
日経平均は大幅続伸。2065.86円高の47835.36円(出来高概算15億7139万株)で前場の取引を終えている。 3日の米国市場でダウ平均は238.56ドル高の46758.28ドル、ナスダックは63.54ポイント安の22780.51で取引を終了。政府機関閉鎖問題が短期に決着がつくとの楽観的な見方に寄り付き後、上昇。ダウは引き続き利下げ期待が支え終日堅調に推移し、連日過去最高値を更新した。ナスダックは連邦準備制度理事会(FRB)高官の利下げに慎重な姿勢を受けた金利高を警戒し売りに転じ、まちまちで終了。 米国株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は前営業日比866.57円高の46636.07円と大幅に3営業日続伸でスタート。朝方に大きく上げ幅を広げた後、前場の高値圏でもみ合う展開となった。4日投開票の自民党総裁選で高市早苗前経済安全保障相が新総裁に選ばれ、財政拡張的な政策が進むとの期待感から投資家心理が改善。急速な円安進行も追い風となり、幅広い銘柄が堅調に推移した。 個別では、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、TDK<6762>、ソニーG<6758>、日東電<6988>、テルモ<4543>、トヨタ<7203>、中外薬<4519>、ダイキン<6367>、信越化<4063>、安川電<6506>、レーザーテク<6920>などの銘柄が上昇。 一方、ニトリHD<9843>、良品計画<7453>、しずおかFG<5831>、三菱UFJ<8306>、横浜フィナンシャルグループ<7186>、千葉銀<8331>、ディー・エヌ・エー<2432>、りそなHD<8308>、ふくおか<8354>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、三井金属<5706>、トクヤマ<4043>、あおぞら<8304>などの銘柄は下落。 業種別では、機械、電気機器、不動産業などを筆頭に多くの業種が上昇、銀行業のみ下落した。 後場の日経平均株価は、堅調な展開が継続しそうだ。高市氏は緩和的な金融政策を支持しており、日銀の追加利上げ観測の後退もポジティブに働いている。閣僚人事や野党との連立の行方が焦点となるため今後の動向には注目しておきたいが、売る材料には乏しく、買い手優位の状況が続こう。そのほか、今週は日米とも主だった経済指標の発表は少ないが、週を通してノーベル賞の発表が相次ぐこととなる。関連しそうな銘柄群への先回り的な動きなどは注目しておきたい。
<AK>
2025/10/06 12:18
ランチタイムコメント
日経平均は大幅続伸、AI銘柄の物色の動きが広がる
*12:37JST 日経平均は大幅続伸、AI銘柄の物色の動きが広がる
日経平均は大幅続伸。647.81円高の45584.54円(出来高概算12億3943万株)で前場の取引を終えている。2日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は78.62ドル高の46519.72ドル、ナスダック総合指数は88.89ポイント高の22844.05で取引を終えた。政府機関の閉鎖による経済指標発表の制約のなか、利下げ期待が根強く意識され、半導体関連株やAI関連銘柄への買いが相場を押し上げたとの指摘がある。 米株式市場の動向を横目に、3日の日経平均は105.81円高の45042.54円と続伸して取引を開始した。国内では、対ドルで円安傾向が進んだことが株式市場に追い風となった。また、出来高変化率ランキングでは、個別物色の動きが強まってきたとの報道もあり、午前10時台には出来高の伸びが顕著な銘柄がいくつかランクインしている。また、Open AIとの提携を発表した日立<6501>や事業投資を行っているソフトバンクG<9984>、その他半導体関銘柄が大きく市場を牽引し、昨日に続き堅調な値動きとなった。 個別では、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、日東電<6988>、ソニーG<6758>、ファナック<6954>、TDK<6762>、KDDI<9433>、日立、テルモ<4543>、コナミG<9766>、中外薬<4519>、第一三共<4568>などの銘柄が上昇。 一方、良品計画<7453>、ニトリHD<9843>、フジクラ<5803>、任天堂<7974>、エーザイ<4523>、レーザーテク<6920>、アステラス薬<4503>、ディスコ<6146>、アサヒ<2502>、住友鉱<5713>、日ハム<2282>、武田<4502>、住友電<5802>、大塚HD<4578>、東京海上<8766>などの銘柄が下落。 業種別では、電気機器、情報・通信業、化学などが堅調な動きを示している。一方で、非鉄金属や石油・石炭製品は軟調に推移しており、業種間の明暗が目立つ。 後場の日経平均株価は、堅調な流れを維持しながらも上値警戒感も意識されそうだ。為替面では、対ドルで円安が進行しており、これが輸出関連やハイテク株に好影響を及ぼす可能性がある。なお、4日には自民党総裁選の投開票が予定されており、その結果を見極めたいとの思惑から、後場も方向感はやや抑制される可能性があろう。市場では、寄与度の高い銘柄の動向や出来高変化の急激な拡大銘柄に注目が集まりそうだ。
<AK>
2025/10/03 12:37
ランチタイムコメント
日経平均は小反発、調整売りが落ち着きを見せハイテク株が牽引
*12:15JST 日経平均は小反発、調整売りが落ち着きを見せハイテク株が牽引
日経平均は小反発。125.11円高の44675.96円(出来高概算12億3875万株)で前場の取引を終えている。 1日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は43.21ドル高の46441.10ドル、ナスダックは95.15ポイント高の22755.16で引けた。米国ではADP雇用統計で民間雇用者数が予想外に減少したことから景気減速懸念が広がる一方、利下げ期待が支援材料となった。医薬品株など買われた動きが指数を押し上げ、銀行株は弱含む展開となった。 米株式市場の動向を横目に、2日の日経平均は185.18円高の44736.03円と反発して取引を開始した。寄付き後は値がさハイテク株やソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>などの買いが先行。為替は1ドル=147円前後で推移し、輸出関連株には抑制的な要因となる場面もみられた。前日の下落の反動を意識した買い戻しやショートカバーも見られ、寄付きから11時前までの時間帯では比較的堅調な値動きのまま取引を終了した。 個別では、ソフトバンクG、東エレク<8035>、アドバンテスト、ディスコ<6146>、第一三共<4568>、スクリン<7735>、レーザーテク<6920>、アステラス製薬<4503>、中外薬<4519>、TDK<6762>、HOYA<7741>、住友鉱<5713>、SMC<6273>、荏原<6361>、キーエンス<6861>などの銘柄が上昇。 一方、コナミG<9766>、ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、テルモ<4543>、バンナムHD<7832>、京セラ<6971>、KDDI<9433>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、トレンド<4704>、エムスリー<2413>、ベイカレント<6532>、塩野義<4507>などが下落。 業種別では、医薬品がプラス圏で推移し、非鉄金属や精密機器も堅調。一方で、電気・ガス業、サービス業、建設業、輸送用機器、小売業など複数セクターがマイナス圏での推移となっており、景気敏感株に売りが出る展開となっている。 後場の日経平均株価は、買い戻し優勢の流れが継続する可能性があるとの見方が意識されよう。為替の動向、米国の雇用統計や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた警戒感、需給バランスの変化も意識される。特に、円がやや強含む動きとなれば輸出関連株に抑制圧力も想定され、値がさ株の一段高には慎重な姿勢が出る可能性もあろう。前場の買いが一巡した後は、上値では戻り売り圧力も警戒されよう。さらに、後場寄付き直後の先物動向や出来高動向が方向性を左右するとの見方が意識されよう。
<AK>
2025/10/02 12:15
ランチタイムコメント
日経平均は続落、マイナス圏で軟調推移
*12:12JST 日経平均は続落、マイナス圏で軟調推移
日経平均は続落。521.37円安の44411.26円(出来高概算11億608万株)で前場の取引を終えている。 9月30日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は81.82ドル高の46397.89ドル、ナスダックは68.86ポイント高の22660.01で取引を終了した。政府機関閉鎖を警戒し、寄り付き後、下落。予算案を巡る不透明感に加え、月末、四半期末で調整色が強まり終日軟調推移となった。しかし、終盤にかけ利下げ期待を受けた買いに支えられたほか、新期に向けた買いが強まり相場はプラス圏を回復。ダウは過去最高値を更新した。 米国株式市場の動向を横目に、1日の日経平均は100.68円安の44831.95円と4日続落して取引を開始した。寄り付き後は戻りを試す動きが出たが、為替のドル安・円高圧力や利益確定売りも重なって上値は限定的だった。国内の機関投資家から下期や四半期入りに伴うリバランスに絡む売りが出たほか、日銀が発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)を横目に10月の利上げを意識した懸念も引き続き投資家心理の重石となった。 個別では、中外薬<4519>、大塚HD<4578>、ダイキン<6367>、コナミG<9766>、アドバンテス<6857>、第一三共<4568>、任天堂<7974>、豊田通商<8015>、協和キリン<4151>、ネクソン<3659>、キーエンス<6861>、アステラス薬<4503>、京セラ<6971>、スクリン<7735>、京成<9009>などの銘柄が上昇。 一方、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、TDK<6762>、リクルートHD<6098>、ファナック<6954>、日東電工<6988>、ベイカレント<6532>、ソニーG<6758>、フジクラ<5803>、ニトリHD<9843>、ファーストリテ<9983>、信越化学工業<4063>、三菱商事<8058>、KDDI<9433>、トヨタ<7203>などの銘柄が下落。 業種別では、不動産業、銀行業、その他金融業などを筆頭に多くの業種が下落、医薬品のみ上昇した。 後場の日経平均株価は、軟調な展開が継続か。為替ではドル・円が147円台後半から円高圧力を受けやすい動きが意識され、輸出株への重しとなる公算がある。需給面では前場での売り圧力や持ち高調整の余地も残っており、戻りを試す動意は限定的とみられよう。また、米国で今日以降発表されるADP雇用統計、新規失業保険申請件数、雇用統計など雇用・労働関連指標や、国内で4日に投開票が行われる自民党総裁選の結果などを確認したいとして積極的な買いを手控える向きもありそうだ。一方で、直近の下落に対する押し目待ちや自律反発狙いの買いも向かう可能性も想定しておきたい。
<AK>
2025/10/01 12:12
ランチタイムコメント
日経平均は続落、9月末の調整売りの影響などでこう着
*12:18JST 日経平均は続落、9月末の調整売りの影響などでこう着
日経平均は続落。20.27円安の45023.48円(出来高概算9億1497万株)で前場の取引を終えている。 29日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は68.78ドル高の46316.07ドル、ナスダックは107.09ポイント高の22591.15で取引を終了した。トランプ大統領と議会指導者との予算を巡る会談を控え、政府機関の閉鎖回避期待に寄り付き後、上昇。会合の行方を睨み、一時ダウが下落に転じるなど失速も半導体のエヌビディアなどの上昇が相場を支え、続伸し終了した。 米株式市場の動向を横目に、30日の日経平均は11.21円高の45054.96円と反発して取引を開始した。寄付き直後は米国の上昇を受けた買いが先行したが、買いは限定され、方向感に欠く展開となった。上値追いには慎重な姿勢が目立ち、利益確定の売りが挟まれる場面もあった。需給面では、先物売りや持ち高調整の動きが散発的に意識され、全体的にこう着感の強い相場となった。 個別では、TDK<6762>、コナミG<9766>、中外薬<4519>、東エレク<8035>、富士フイルム<4901>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、SMC<6273>、荏原<6361>、村田製<6981>、テルモ<4543>、ニトリHD<9843>、東京海上<8766>、エムスリー<2413>、キーエンス<6861>などの銘柄が上昇。 一方、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、ホンダ<7267>、トヨタ<7203>、フジクラ<5803>、良品計画<7453>、スズキ<7269>、ブリヂストン<5108>、ダイキン<6367>、豊田通商<8015>、トレンド<4704>、ソニーG<6758>、デンソー<6902>などの銘柄が下落。 業種別では、化学、医薬品、機械、電気機器、精密機器、保険業、その他製品などが相対的に底堅さを示した。一方、鉱業、石油・石炭製品、ゴム製品、輸送用機器、海運業、電気・ガス業などの下落が目立った。 後場の日経平均株価は、下値余地を探る展開となる可能性がある。米国の次期政策金利見通しや為替の動きが重視されよう。また、国内では10月にかけて自民党総裁選を控えており、関連材料の出方も相場の重荷になり得る。先物ベースでは売りが先行する可能性も警戒されるが、売り一巡後には押し目買いも期待されるとの見方も残る。ただし、明確な上昇トレンドを描くには材料待ちの展開が想定されよう。
<AK>
2025/09/30 12:18
ランチタイムコメント
日経平均は続落、四半期末の調整売りなどが影響
*12:15JST 日経平均は続落、四半期末の調整売りなどが影響
日経平均は続落。462.47円安の44892.52円(出来高概算9億9779万株)で前場の取引を終えている。 26日の米国株式市場は反発。ダウ平均は299.97ドル高の46247.29ドル、ナスダックは99.37ポイント高の22484.07となった。PCEコア価格指数でサプライズなく連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ軌道が継続との期待から寄り付き後、上昇。その後、ミシガン大消費者信頼感指数が予想を下回り失速、ナスダックは一時下落に転じた。しかし、年内の利下げ期待を受けた根強い買いに支えられ、終盤にかけ一段高となり取引を終了した。 米株式市場の動向を横目に、29日の日経平均は241.70円安の45113.29円と続落して取引を開始した。寄り付き後は買いが先行した場面もあったが、じわりと戻り売りが出る展開に。為替が円高圧力を帯びたこと、銀行や輸出株で警戒感が散見されたことなどから、午前の時間帯には売り直される動きが目立った。配当確定後の手じまい売りや機関投資家の四半期末調整などもあり、市場では目先の押し目買い意欲と戻り売り圧力との綱引きが続いた。 個別では、アドバンテス<6857>、フジクラ<5803>、エムスリー<2413>、レーザーテク<6920>、中外薬<4519>、荏原<6361>、住友ファーマ<4506>、IHI<7013>、住友鉱<5713>、古河電<5801>、ネクソン<3659>、住友重<6302>、OLC<4661>、SUMCO<3436>、メルカリ<4385>などの銘柄が上昇。 一方、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、リクルートHD<6098>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>、コナミG<9766>、TDK<6762>、ホンダ<7267>、ダイキン<6367>、テルモ<4543>、バンナムHD<7832>、豊田通商<8015>、日東電<6988>、スズキ<7269>、三菱商<8058>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属がプラス圏で堅調に推移したのに対し、建設業、輸送用機器、銀行業、証券・商品先物取引業などが相対的に目立って軟調であった。特に、資本財・輸送関連など景気敏感セクターへの売りが目立った。 後場の日経平均株価は、下げ幅拡大の流れをたどる可能性が意識されよう。米国の動向や為替の動き、輸出関連の業績見通しなどが引き続き重石となる見込みである。テクニカル的には、前場安値を割り込むかどうかが下値確認のポイントになろう。市場参加者の手控え姿勢が強まれば、戻りは限定的になる可能性が想定される。
<AK>
2025/09/29 12:15
ランチタイムコメント
日経平均は反落、売り先行も次第に下げ幅縮小
*12:26JST 日経平均は反落、売り先行も次第に下げ幅縮小
日経平均は反落。125.14円安の45629.79円(出来高概算9億2395万株)で前場の取引を終えている。 25日の米国株式市場は続落。ダウ平均は173.96ドル安の45947.32ドル、ナスダックは113.16ポイント安の22384.70で取引を終了した。国内総生産(GDP)や雇用関連指標が強く速やかな利下げ期待が後退し、寄り付き後、下落。長期金利の上昇が嫌気されたほか、つなぎ予算審議が難航し政府機関閉鎖リスクが高まったことも売り材料となり終日軟調に推移し終了した。 米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は120.73円安の45634.20円と反落して取引を開始した。寄付き後は売り圧力が先行したが、為替が1ドル=149円台後半と円安方向で推移したことや、配当・優待の権利付最終日を控えた押し目買いの存在も意識され、指数は次第に下げ幅を縮小した。 個別では、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>、コナミG<9766>、富士フイルム<4901>、テルモ<4543>、日東電<6988>、信越化<4063>、ダイキン<6367>、バンナムHD<7832>、味の素<2802>、豊田通商<8015>、任天堂<7974>、三菱商<8058>、住友不<8830>、KDDI<9433>などが上昇。 一方、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ディスコ<6146>、中外薬<4519>、レーザーテク<6920>、大塚HD<4578>、エムスリー<2413>、第一三共<4568>、フジクラ<5803>、スクリン<7735>、HOYA<7741>、トレンド<4704>、アステラス製薬<4503>、住友ファーマ<4506>などが下落。 業種別では、不動産業、鉱業、証券・商品先物取引業などが上昇、非鉄金属、医薬品、電気機器などが下落した。 後場の日経平均株価は、下値を意識したもみ合い交じりの推移が予想されよう。為替は1ドル=149円台後半で推移し、円安基調が続けば下支え要因となる。一方、週末要因に加えて、本日は米国で8月個人所得・個人支出・デフレーターなどの経済指標が発表となるため、次第に買い圧力が弱まる可能性もあろう。そのほか、権利取りに伴う売買動向や外資系の売買動向も後場の需給バランスを左右しそうななか、強弱入り混じる展開を想定しておきたい。
<AK>
2025/09/26 12:26
ランチタイムコメント
日経平均は小幅続伸、過熱感が意識される中じり高が続く
*12:17JST 日経平均は小幅続伸、過熱感が意識される中じり高が続く
日経平均は小幅続伸。89.40円高の45719.71円(出来高概算7億9711万株)で前場の取引を終えている。 24日の米国株式市場は続落。ダウ平均は171.50ドル安の46121.28ドル、ナスダックは75.62ポイント安の22497.86で終了した。住宅市場の改善を示す新築住宅販売件数が予想を上回ったことが一時買いを誘ったが、長期金利の上昇や追加利下げ期待の後退を背景に相場は伸び悩んだ。FRB高官による利下げ慎重派の発言も下押し材料となった。 米株式市場の動向を横目に、25日の日経平均は30.24円安の45600.07円と反落して取引を開始した。寄付き後は戻り歩調をたどり、非鉄金属や石油・石炭、鉱業など資源関連セクターが上昇して指数を支えた。10時頃には一時下押す場面もあったが、その後幅広い業種で持ち直す動きが見られ、プラス圏で前場の取引を終えた。 個別では、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>、バンナムHD<7832>、住友鉱<5713>、日本取引所グループ<8697>、コナミG<9766>、ディスコ<6146>、トヨタ<7203>、住友不<8830>、三菱商<8058>、ニデック<6594>、エムスリー<2413>、TDK<6762>などの銘柄が上昇。 一方、アドバンテス<6857>、テルモ<4543>、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、中外薬<4519>、ファナック<6954>、任天堂<7974>、良品計画<7453>、塩野義<4507>、東京海上<8766>、エーザイ<4523>、第一三共<4568>、SOMPO<8630>、キーエンス<6861>、HOYA<7741>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属、石油・石炭、鉱業などが上昇率上位に位置する一方、医薬品、精密機器、保険業などがさえない動きとなっている。前場時点で33業種中26業種が値上がり。 後場の日経平均株価は、緩やかな上昇の動きが意識されよう。午後に発表される国内企業決算や機関投資家の需給動向が注目される。為替や外部環境としては、ドル・円の動向や米国債利回りの変動が重しとなる可能性がある。また、国内外で公表される経済指標によっては市場心理が揺れる可能性もあるため、方向感は限定的になる可能性がある。ただし、前場で広がった買い基調や業種の幅広い上昇を背景に、目立ったイベント悪材料がなければ、緩やかに持ち直す局面も意識されそうだ。
<AK>
2025/09/25 12:17
ランチタイムコメント
日経平均は反落、売り先行も下げ幅は限定的
*12:13JST 日経平均は反落、売り先行も下げ幅は限定的
日経平均は反落。193.36円安の45300.30円(出来高概算8億5901万株)で前場の取引を終えている。 23日の米国株式市場は反落。トランプ大統領が民主党指導者との会談をキャンセルしたため政府機関閉鎖懸念が強まったほか、パウエル議長が労働市場とインフレ両方のリスクを認め政策判断で困難な状況に直面していることを明らかにした。ナスダックはハイテクの下落に押され終日軟調。パウエル議長が「株価は相当高い」などの発言もあり、高値警戒感に終盤にかけ一段安となり、終了。 米株式市場の動向を横目に、24日の日経平均は9.25円安の45484.41円と小幅に反落して取引を開始した。寄付き後は売りが先行し、前日の米国市場での主要指数の下落や、米国と民主党指導部の間の政府機関閉鎖懸念なども心理的な重しとなった。また、東京外国為替市場でのドル・円が147円50銭台とやや円高が進んだ。ただ、直近の上昇に対して買い遅れた投資家の押し目買いも広がっており、下げ幅は限定的となっている。 個別では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、スズキ<7269>、コナミG<9766>、任天堂<7974>、大塚HD<4578>、KDDI<9433>、オリンパス<7733>、中外薬<4519>、塩野義<4507>、良品計画<7453>、イオン<8267>、ディスコ<6146>、三菱重<7011>、日立<6501>などが上昇。 一方、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ソニーG<6758>、TDK<6762>、リクルートHD<6098>、日東電工<6988>、ファナック<6954>、京セラ<6971>、ネクソン<3659>、テルモ<4543>、ダイキン<6367>、トヨタ<7203>、三菱商<8058>、東京海上<8766>などが下落。 業種別では、その他製品、機械、鉱業、医薬品などが上昇した一方で、ガラス・土石製品、サービス業、金属製品などが下落した。 後場の日経平均株価は、マイナス圏での推移が続くか。米国の追加利下げ期待の剥落や、政府機関閉鎖懸念など対外要因が心理的な抑制要因となる可能性がある。一方で、押し目買い意欲が残っており、今週26日は3月期決算企業の中間配当の権利付き最終売買日となるため、権利取りを狙った買いも下支え要因となろう。そのほか、10月4日の自民党総裁選の動向にも注目が集まっている。
<AK>
2025/09/24 12:13
ランチタイムコメント
日経平均は反発、米株高を好感し買い優勢局面が続く
*12:21JST 日経平均は反発、米株高を好感し買い優勢局面が続く
日経平均は反発。683.52円高の45729.33円(出来高概算8億1334万株)で前場の取引を終えている。 19日の米国株式市場は続伸した。ダウ平均は172.85ドル高の46315.27ドル、ナスダックは160.75ポイント高の22631.48で取引を終えている。利下げを好感した買いが先行したが、積極的な利下げ支持の弱さが意識され、金利上昇圧力から一時失速する動きがあった。また、米中首脳会談での進展期待や、下院が共和党のつなぎ融資案を可決したことが好感され、テクニカル要因も相場を支えた。 米株式市場の動向を横目に、22日の日経平均は147.96円高の45193.77円と反発して取引を開始した。寄付き後は買いが先行し、電気機器や精密機器などハイテク・グロース系が上昇の中心となった。為替ではドル・円が148円台前半で推移し、円安を好感する動きが一部にあったとの声がある。 また、レーザーテック<6920>などAI・半導体関連の銘柄に強い買いが入っており、市場のリスク選好ムードが前場において優勢であった。 個別では、レーザーテック、太陽誘電<6976>、村田製<6981>、オムロン<6645>、東エレク<8035>、TDK<6762>、ファナック<6954>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>などの銘柄が上昇。 一方、中外薬<4519>、第一三共<4568>、ニトリHD<9843>、塩野義<4507>、KDDI<9433>、良品計画<7453>、花王<4452>、大塚HD<4578>、コナミG<9766>、川崎汽船<9107>、日製鋼<5631>、大成建<1801>、商船三井<9104>などの銘柄が下落。 業種別では、電気機器や精密機器が前場で特に上昇が目立った。一方、海運業が下落し業種全体を押し下げる動きがあった。他にも化学、鉱業、非鉄金属など資源・素材系が比較的堅調であった。医薬品は軟化したが、その下げは限定的であった。 後場の日経平均株価は、前場の反発を受けて引き続き高値追いが意識されよう。ただし上値にはシカゴ日経225先物との価格差や為替の円高・ドル安圧力が重石となる可能性がある。米国での利下げ期待の鈍化や長期金利の動向、さらに国内政策・自民党総裁選の動きなど材料が影響を与えよう。出来高の増加が買いをさらに下支えする一方で、目先の利益確定売りが重なる場面も想定される。
<AK>
2025/09/22 12:21
ランチタイムコメント
日経平均は続伸、米株高横目に買い優勢の展開
*12:21JST 日経平均は続伸、米株高横目に買い優勢の展開
日経平均は続伸。348.65円高の45652.08円(出来高概算8億9014万株)で前場の取引を終えている。 18日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は124.10ドル高の46142.42ドル、ナスダックは209.40ポイント高の22470.73で取引を終了した。今後の連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ軌道を巡る不透明感に寄り付き後、まちまち。新規失業保険申請件数が前回から大幅減少し労働市場の底堅さが再表明されると年内の速やかな追加利下げ観測が後退し、一時伸び悩んだ。その後、エヌビディアなど半導体セクターの上昇がけん引し、終盤にかけ、相場は上げ幅を拡大。過去最高値を更新して終了した。 米株式市場の動向を横目に、19日の日経平均は330.86円高の45634.29円と続伸して取引を開始した。前場は輸出関連や半導体関連に買いが入り、アドバンテス<6857>や東京エレクトロン<8035>などの上昇が指数を後押しした。為替は円安ドル高の動きが一部見られ、輸出企業にとって追い風となった。ただ、朝方に一時上げ幅500円を超えたが、その後は短期的な過熱感を警戒した売りが出て伸び悩んだ。 個別では、アドバンテス、東京エレクトロン、ソフトバンクG<9984>、レーザーテク<6920>、中外薬<4519>、信越化<4063>、三菱商<8058>、スクリン<7735>、フジクラ<5803>、コナミG<9766>、豊田通商<8015>、三井物<8031>、トヨタ<7203>、伊藤忠<8001>、塩野義<4507>などの銘柄が上昇。 一方、TDK<6762>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、テルモ<4543>、HOYA<7741>、良品計画<7453>、SMC<6273>、任天堂<7974>、ソニーG<6758>、第一三共<4568>、セコム<9735>、富士フイルム<4901>、OLC<4661>、住友鉱<5713>、資生堂<4911>などの銘柄が下落。 業種別では、卸売業、その他金融業、輸送用機器などが上昇した一方で、水産・農林業、空運業、精密機器などが下落した。 後場の日経平均株価は、上値の重い展開となろう。米国での利下げ期待や半導体関連の続伸が意識されよう。一方で、高水準にある水準に対する警戒感や利益確定の売りが重荷となる可能性がある。本日、日銀が金融政策決定会合の結果を発表することもあって、投資家の様子見姿勢は強まろう。週末要因も相まって、僅かながらもさえない反応を示す銘柄も散見され、需給は引き続き混在したものとなりそうだ。
<AK>
2025/09/19 12:21
ランチタイムコメント
日経平均は反発、半導体への買い集中が続く
*12:27JST 日経平均は反発、半導体への買い集中が続く
日経平均は反発。487.05円高の45277.43円(出来高概算8億2390万株)で前場の取引を終えている。 17日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は前営業日比260.42ドル高の46018.32ドルで終え、ナスダック総合は前日比72.63ポイント安の22261.33ポイントで取引を終えている。連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り0.25%の利下げを決定したほか、追加利下げが示唆されたためダウは続伸した。その後、今回の会合で大幅利下げへの広い支持がなかったとパウエル議長が指摘すると一時下落に転じる局面もあったが終盤にかけて回復。ナスダックは半導体セクターが重しとなり終日軟調に推移し、主要指数は高安まちまちで終了した。 米株式市場の動向を横目に、18日の日経平均は120.12円高の44910.50円と反発して取引を開始した。その後も輸出関連や半導体関連への買いが入り、円安進行も追い風となって上値を試す展開となった。為替は円安が進み、これが輸出株にプラスとなる見方が意識された。加えて、半導体装置や電子部品に関連する企業から好材料が相次ぎ、ディスプレイやセンサー関連の銘柄に資金が向かった。需給面では、外資系や年金資金とみられる買いが散発的に入る一方で、利益確定売りも部分的に見られるなどして、序盤は膠着感も伴う動きとなったが、すぐに堅調さを取り戻し、45000円の大台を突破して前場の取引を終了した。 個別では、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、ディスコ<6146>、ファナック<6954>、中外薬<4519>、日東電<6988>、第一三共<4568>、スクリン<7735>、スズキ<7269>、レーザーテク<6920>、トレンド<4704>などの銘柄が上昇。 一方、任天堂<7974>、リクルートHD<6098>、コナミG<9766>、KDDI<9433>、味の素<2802>、HOYA<7741>、エムスリー<2413>、ダイキン<6367>、ニトリHD<9843>、東ガス<9531>、豊田通商<8015>、SUBARU<7270>、ソシオネクスト<6526>、IHI<7013>、テルモ<4543>などの銘柄が下落。 業種別では、電気機器、非鉄金属、不動産業が値上がり率上位、その他製品、電気・ガス業、水産・農林業が値下がり率上位となった。 後場の日経平均株価は、現在の上昇基調を維持して推移しようとの見方が優勢。為替の変動が一つの鍵となろう。輸出企業にとっては円安がプラス材料となる一方、資源・エネルギー価格や原材料コストの動向には注意が必要である。テクニカルでは、日経平均が45200円付近の抵抗帯を上抜けできるかどうかが上値の潮目となり、下値支持としては44000円台半ばが意識されよう。
<AK>
2025/09/18 12:27