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CGSHD Research Memo(3):2025年12月期中間期は金型事業の回復等で255.9%の営業増益
配信日時:2025/09/19 11:03
配信元:FISCO
*11:03JST CGSHD Research Memo(3):2025年12月期中間期は金型事業の回復等で255.9%の営業増益
■CGSホールディングス<6633>の業績動向
1. 2025年12月期中間期の業績概要
2025年12月期中間期の連結業績は、売上高が2,250百万円(前年同期比22.9%増)、営業利益が195百万円(同255.9%増)、経常利益が226百万円(同162.8%増)、親会社株主に帰属する中間純利益が191百万円(同386.8%増)と、ほぼ計画どおりの結果となった。前年同期比では大幅な増益率だが、これは前年同期、特に金型製造事業が不振だったことによる。
セグメント別では、CAD/CAMシステム等事業の売上高が1,811百万円(前年同期比5.9%増)、営業利益が126百万円(同30.8%増)、営業利益率が7.0%(同1.3ポイント上昇)となった。国内ではEVシフトの方向性が依然として不透明なことから自動車向け金型・部品製造業の設備投資意欲は抑制気味であったが、部品製造向けは堅調に推移、さらに生産管理システムの販売強化に加え、一部既存OEM先へのライセンス売上等も貢献し、総じて製品販売は堅調に推移した。また引き続き高い保守更新率を維持し、保守売上高(新規+更新)は1,038百万円(同2.0%増)となった。この結果、国内CAD/CAMの売上高は1,524百万円(同5.3%増)となった。海外も同様の傾向であったが、特にベトナムでの大型案件が寄与して海外CAD/CAMの売上高は286百万円(同9.6%増)となった。
金型製造事業の売上高は439百万円(同262.3%増)、営業利益68百万円(前年同期は42百万円の損失)となった。2024年12月期下期の受注動向が堅調であったことに加え、顧客都合によって納品が延期されていた案件が、2025年12月期第2四半期に納品され大幅増収となり、収益性も大きく改善した。
財務内容は安定、手元の現金及び預金は26億円と潤沢
2. 財務状況
2025年12月期中間期末の財務状況は、資産合計が前期末比68百万円減少して5,978百万円となったが、主な要因は現金及び預金の減少221百万円、受取手形、売掛金及び契約資産(電子記録債権含む)の増加107百万円、投資有価証券の増加による投資その他の資産の増加97百万円であった。
負債合計は前期末比102百万円減少して2,713百万円となったが、主に買掛金の減少16百万円、契約負債の減少23百万円による。
純資産合計は前期末比33百万円増の3,265百万円となった。主な増減要因は、中間純利益の計上による利益剰余金の増加95百万円、為替換算調整勘定の減少19百万円、その他有価証券評価差額金の減少63百万円であった。
3. キャッシュ・フローの状況
2025年12月期中間期の営業活動によるキャッシュ・フローは69百万円の収入であったが、主な収入は税金等調整前中間純利益226百万円、減価償却費32百万円で、主な支出は、退職給付に係る負債の減少34百万円、売上債権及び契約資産の増加112百万円、棚卸資産の増加50百万円であった。投資活動によるキャッシュ・フローは129百万円の支出であったが、主な収入は定期預金の払戻(ネット)33百万円で、主な支出は有形固定資産の取得38百万円、投資有価証券の取得99百万円、保険積立金の積立30百万円であった。財務活動によるキャッシュ・フローは97百万円の支出であったが、主な支出は配当金の支払額95百万円であった。
この結果、期中の現金及び現金同等物は188百万円減少し、2025年12月期中間期末残高は2,600百万円となった。売上高の規模に比べて比較的潤沢な現金及び預金を保有していると言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<HN>
1. 2025年12月期中間期の業績概要
2025年12月期中間期の連結業績は、売上高が2,250百万円(前年同期比22.9%増)、営業利益が195百万円(同255.9%増)、経常利益が226百万円(同162.8%増)、親会社株主に帰属する中間純利益が191百万円(同386.8%増)と、ほぼ計画どおりの結果となった。前年同期比では大幅な増益率だが、これは前年同期、特に金型製造事業が不振だったことによる。
セグメント別では、CAD/CAMシステム等事業の売上高が1,811百万円(前年同期比5.9%増)、営業利益が126百万円(同30.8%増)、営業利益率が7.0%(同1.3ポイント上昇)となった。国内ではEVシフトの方向性が依然として不透明なことから自動車向け金型・部品製造業の設備投資意欲は抑制気味であったが、部品製造向けは堅調に推移、さらに生産管理システムの販売強化に加え、一部既存OEM先へのライセンス売上等も貢献し、総じて製品販売は堅調に推移した。また引き続き高い保守更新率を維持し、保守売上高(新規+更新)は1,038百万円(同2.0%増)となった。この結果、国内CAD/CAMの売上高は1,524百万円(同5.3%増)となった。海外も同様の傾向であったが、特にベトナムでの大型案件が寄与して海外CAD/CAMの売上高は286百万円(同9.6%増)となった。
金型製造事業の売上高は439百万円(同262.3%増)、営業利益68百万円(前年同期は42百万円の損失)となった。2024年12月期下期の受注動向が堅調であったことに加え、顧客都合によって納品が延期されていた案件が、2025年12月期第2四半期に納品され大幅増収となり、収益性も大きく改善した。
財務内容は安定、手元の現金及び預金は26億円と潤沢
2. 財務状況
2025年12月期中間期末の財務状況は、資産合計が前期末比68百万円減少して5,978百万円となったが、主な要因は現金及び預金の減少221百万円、受取手形、売掛金及び契約資産(電子記録債権含む)の増加107百万円、投資有価証券の増加による投資その他の資産の増加97百万円であった。
負債合計は前期末比102百万円減少して2,713百万円となったが、主に買掛金の減少16百万円、契約負債の減少23百万円による。
純資産合計は前期末比33百万円増の3,265百万円となった。主な増減要因は、中間純利益の計上による利益剰余金の増加95百万円、為替換算調整勘定の減少19百万円、その他有価証券評価差額金の減少63百万円であった。
3. キャッシュ・フローの状況
2025年12月期中間期の営業活動によるキャッシュ・フローは69百万円の収入であったが、主な収入は税金等調整前中間純利益226百万円、減価償却費32百万円で、主な支出は、退職給付に係る負債の減少34百万円、売上債権及び契約資産の増加112百万円、棚卸資産の増加50百万円であった。投資活動によるキャッシュ・フローは129百万円の支出であったが、主な収入は定期預金の払戻(ネット)33百万円で、主な支出は有形固定資産の取得38百万円、投資有価証券の取得99百万円、保険積立金の積立30百万円であった。財務活動によるキャッシュ・フローは97百万円の支出であったが、主な支出は配当金の支払額95百万円であった。
この結果、期中の現金及び現金同等物は188百万円減少し、2025年12月期中間期末残高は2,600百万円となった。売上高の規模に比べて比較的潤沢な現金及び預金を保有していると言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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