注目トピックス 日本株
株式会社セレス×馬渕磨理子氏|対談動画文字起こし(5)
配信日時:2025/09/18 10:04
配信元:FISCO
*10:04JST 株式会社セレス×馬渕磨理子氏|対談動画文字起こし(5)
株式会社セレス<3696>×馬渕磨理子氏|対談動画文字起こし(4)の続き
馬渕:
非常に野心的ですね。続いて中期経営計画について伺います。計画では2026年に売上高400億円、経常利益100億円を目標に掲げています。現在の利益率はおよそ1%程度ですが、この計画を達成すると25%程度まで利益率が上昇することになります。これは非常に大きな数字だと思います。一般的には規模が大きくなるほど利益率は上がりにくいものですが、売上・利益ともに拡大しつつ利益率まで高めるというのは、どのように実現されるのでしょうか。
都木:
仕組みとしては、当社はグループ会社にビットバンクを持っています。利益目標は経常利益ベースで設定しており、ビットバンクは持分法適用会社のため、売上高には反映されず、経常利益として取り込まれる形になります。これは大手商社の決算に近いイメージです。売上高やEBITDAではなく、経常利益に直接貢献することで、最終的な利益率が上がっていきます。
暗号資産交換業における国内最大規模の取引所であるビットバンクは、今後も取引額の増加が見込まれています。さらに税制改正の議論や、アメリカでの政権交代による追い風などもあり、成長余地は大きいです。加えて、ビットバンクは東証への上場準備を進めていることも公表しており、業容拡大による持分法投資損益の増加が利益率の改善に直結します。
馬渕:
なるほど。やはり暗号資産分野が非連続な成長をもたらし、業績を大きく押し上げるポイントになっているのですね。
都木:
はい。もちろん短期的には上下の変動はあります。ただし、例えば2021年にはビットバンク単体で営業利益50億円を計上しました。当社はその23%を持っているため、10億円強が当社の利益として反映されました。今後さらに事業規模が拡大すれば、その分大きな利益貢献が見込めると考えています。
馬渕:
よくわかりました。では次に、株主の皆様が誤解されやすいポイントについて整理したいと思います。個人投資家の方々は「暗号資産はリスクが高い」という印象を持っていることが多いようです。また、セレスの株価は暗号資産相場が急騰すると連動して上がる傾向が見られるため、「暗号資産関連企業」という認識を持たれる方が多いのも事実です。この点について、実態を改めてご説明いただけますか。
都木:
先ほどもご説明した通り、当社の主力はモバイルサービスのポイント事業やD2C事業であり、ここで安定的に利益を生み出しています。キャッシュカウとして事業利益を確保できているので、「リスクだけ大きい会社」ではない点をご理解いただきたいです。
そのうえで高いリターンを狙える領域にも挑戦しています。昨年度の実績では、モッピーで売上150億円・利益30億円、D2C事業で売上70億円・利益10億円程度を確保しました。この安定した収益基盤があるからこそ、暗号資産分野での投資を進められます。これまで暗号資産関連は投資段階にあり利益を押し下げていましたが、今後はマイナスからプラスに転じ、大きな利益を生む可能性があります。当社としては売上400億円、経常利益100億円を目指す体制を整えていきます。
馬渕:
確かに、トランプ政権の誕生によって暗号資産業界の風向きが大きく変わりましたし、日本国内でも法改正を含めて認識が着実に進んでいます。今後1〜2年を見据えると、私たちがいま想像している以上に大きな変化が訪れる可能性がありますね。
都木:
そう思います。例えば、オンライン証券も2000年前後に立ち上がった当初、今のようにSBI証券が野村證券の出来高を超えると予想できた人はほとんどいなかったはずです。また、FXも最初は商品先物的な事業者が扱っていたに過ぎませんでしたが、今では「ミセス・ワタナベ」と呼ばれるほど、日本は世界有数のFX大国となりました。暗号資産にも同じようなポテンシャルがあると考えています。これまで法律や環境によって制約を受けていましたが、現在はその制約がポジティブに変化しつつある流れを感じています。
馬渕:
暗号資産は個人投資家の間でも関心が高まっていますが、直接購入するのはまだ不安だという方も多いですね。そうした方にとって、ステーキングは一つの選択肢になりますね。
都木:
はい。CoinTradeで積立ステーキングを活用していただくのは非常に良い商品だと思います。また、当社株を保有していただくことで、暗号資産のポテンシャルを間接的に感じ取っていただく方法もあるでしょう。
株式会社セレス×馬渕磨理子氏|対談動画文字起こし(6)に続く
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馬渕:
非常に野心的ですね。続いて中期経営計画について伺います。計画では2026年に売上高400億円、経常利益100億円を目標に掲げています。現在の利益率はおよそ1%程度ですが、この計画を達成すると25%程度まで利益率が上昇することになります。これは非常に大きな数字だと思います。一般的には規模が大きくなるほど利益率は上がりにくいものですが、売上・利益ともに拡大しつつ利益率まで高めるというのは、どのように実現されるのでしょうか。
都木:
仕組みとしては、当社はグループ会社にビットバンクを持っています。利益目標は経常利益ベースで設定しており、ビットバンクは持分法適用会社のため、売上高には反映されず、経常利益として取り込まれる形になります。これは大手商社の決算に近いイメージです。売上高やEBITDAではなく、経常利益に直接貢献することで、最終的な利益率が上がっていきます。
暗号資産交換業における国内最大規模の取引所であるビットバンクは、今後も取引額の増加が見込まれています。さらに税制改正の議論や、アメリカでの政権交代による追い風などもあり、成長余地は大きいです。加えて、ビットバンクは東証への上場準備を進めていることも公表しており、業容拡大による持分法投資損益の増加が利益率の改善に直結します。
馬渕:
なるほど。やはり暗号資産分野が非連続な成長をもたらし、業績を大きく押し上げるポイントになっているのですね。
都木:
はい。もちろん短期的には上下の変動はあります。ただし、例えば2021年にはビットバンク単体で営業利益50億円を計上しました。当社はその23%を持っているため、10億円強が当社の利益として反映されました。今後さらに事業規模が拡大すれば、その分大きな利益貢献が見込めると考えています。
馬渕:
よくわかりました。では次に、株主の皆様が誤解されやすいポイントについて整理したいと思います。個人投資家の方々は「暗号資産はリスクが高い」という印象を持っていることが多いようです。また、セレスの株価は暗号資産相場が急騰すると連動して上がる傾向が見られるため、「暗号資産関連企業」という認識を持たれる方が多いのも事実です。この点について、実態を改めてご説明いただけますか。
都木:
先ほどもご説明した通り、当社の主力はモバイルサービスのポイント事業やD2C事業であり、ここで安定的に利益を生み出しています。キャッシュカウとして事業利益を確保できているので、「リスクだけ大きい会社」ではない点をご理解いただきたいです。
そのうえで高いリターンを狙える領域にも挑戦しています。昨年度の実績では、モッピーで売上150億円・利益30億円、D2C事業で売上70億円・利益10億円程度を確保しました。この安定した収益基盤があるからこそ、暗号資産分野での投資を進められます。これまで暗号資産関連は投資段階にあり利益を押し下げていましたが、今後はマイナスからプラスに転じ、大きな利益を生む可能性があります。当社としては売上400億円、経常利益100億円を目指す体制を整えていきます。
馬渕:
確かに、トランプ政権の誕生によって暗号資産業界の風向きが大きく変わりましたし、日本国内でも法改正を含めて認識が着実に進んでいます。今後1〜2年を見据えると、私たちがいま想像している以上に大きな変化が訪れる可能性がありますね。
都木:
そう思います。例えば、オンライン証券も2000年前後に立ち上がった当初、今のようにSBI証券が野村證券の出来高を超えると予想できた人はほとんどいなかったはずです。また、FXも最初は商品先物的な事業者が扱っていたに過ぎませんでしたが、今では「ミセス・ワタナベ」と呼ばれるほど、日本は世界有数のFX大国となりました。暗号資産にも同じようなポテンシャルがあると考えています。これまで法律や環境によって制約を受けていましたが、現在はその制約がポジティブに変化しつつある流れを感じています。
馬渕:
暗号資産は個人投資家の間でも関心が高まっていますが、直接購入するのはまだ不安だという方も多いですね。そうした方にとって、ステーキングは一つの選択肢になりますね。
都木:
はい。CoinTradeで積立ステーキングを活用していただくのは非常に良い商品だと思います。また、当社株を保有していただくことで、暗号資産のポテンシャルを間接的に感じ取っていただく方法もあるでしょう。
株式会社セレス×馬渕磨理子氏|対談動画文字起こし(6)に続く
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