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個人投資家hina:アリババ新AI半導体がエヌビディアに挑戦!防衛ど真ん中銘柄の行方?【FISCOソーシャルレポーター】
配信日時:2025/09/03 17:00
配信元:FISCO
*17:00JST 個人投資家hina:アリババ新AI半導体がエヌビディアに挑戦!防衛ど真ん中銘柄の行方?【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「hina」氏(ブログ:hinaの株ブログ」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2025年9月01日15時に執筆
『hinaの株ブログ』を執筆しておりますhinaと申します。ニッポン放送【飯田浩司のOK!Cozy up!週末増刊号】、J-WAVE【GROOVE LINE】レギュラー出演。TBS、テレ東ゲスト出演。Yahoo!特設掲示板にて、「ピストン西沢とhinaの投資部屋」を運営中。CAMPFIREコミュニティにて投資情報配信サロン「hinaの株プレミアム」を開設、市場営業日には毎日メルマガを配信しています。株の入門書『超ど素人が極める株』は翔泳社から出版。来年改訂版を出版予定。株のオンラインスクールで講師も務め学習動画配信や毎月セミナー開催中。
8月29日に「中国アリババ、エヌビディアの空白埋める新AIチップ開発=WSJ」という報道がありました。これまでAI用半導体はエヌビディア製がほぼ独占状態でした。
アメリカは中国に対する輸出制限などかけていて、最先端半導体は中国には輸出せず、中国向けには処理機能が落ちる半導体しか出せない状態となっています。
中国側は打開策として自国内でAI処理用半導体を作る必要があり、アリババがそれに見合うものを出してきたのではということです。
今年の1月にAI関連では中国発のAI、「ディープシーク」が発表されたとき、これまでのChatGPTなどと比べてかなり性能の劣る環境でも稼働させられるようだということで、最先端半導体が今ほど必要なくなるのでは?として半導体関連が大きく売られる、ディープシークショックという状態になったことがありました。
今回のアリババが出してきたAI向け半導体の性能次第で、エヌビディア製の制限をくわえられた半導体はもう輸入する必要がない、ということになれば、エヌビディアにとってはかなりの打撃となる可能性があります。
エヌビディア製品の受注が落ちるようなら、そこに素材を提供している企業はマイナスの影響を受けることになります。
特に下げが目立ったのはアドバンテスト<6857>でした。
アドバンテストは-7.92%、-925円の10750円での引けとなりました。
ディスコ<6146>は-7.71%、-3190円の38160円
KOKUSAI ELECTRIC<6525>は-6.12%、-176円の2697.5円
など半導体関連の銘柄群が大きく下がったことで、指数も大きく下げてしまいました。
今年初めのディープシークショックの時には、ディープシークに使われる半導体が性能の低い半導体で動かしたと言われていたのですが実はそれは違っていて、エヌビディア製の最先端半導体を使っていたりなどだいぶ話が違ってきたことで、エヌビディア株は切り返しとなっていきました。
今回のアリババ製半導体の性能がどの程度か今のところ、発表されているだけでまだ実力のほどがわからない状態ですので、実際に使ってみたレポートなどが出てくるのを待つところでしょう。
もしアリババ製の半導体が、
(1)エヌビディア製の中国向け半導体を必要としないぐらいの性能があるとか、
(2)ある部分ではエヌビディア製の半導体を凌駕する部分があるとか
いうことが判明するようなら、かなり流れは変わってしまう可能性はあります。
(1)の場合は、エヌビディアが今中国向けに出している制限付きの半導体を中国がエヌビディアから買わなくなる可能性があります。
(2)の場合は、中国以外の他の国もエヌビディア性の半導体ではなく、中国製半導体を買うようになる可能性すらあります。
なんにせよ、そのアリババ製の半導体を実際使ってのテスト結果を待つ段階かなと思います。
気になる銘柄
・三菱重工<7011>
防衛関連のど真ん中銘柄としてメルマガに過去何度も取り上げてきました。
チャートを見ていきます。月足チャートを見ると、ここ2年程明確な上昇の動きが続いています。月足という長い足を見れば、危なげなく上がってきたように見えますが、日足チャートを見てみると、上がって下がってを繰り返しながら上がってきているのが見て取れます。
今は8月13日に上場来高値である4124円高値を付けた後の調整局面となっています。
長い足である月足がまだ上向きですので、エネルギーとしては上向きのエネルギーがある状態ではありますが、短期的には調整局面となっています。
ここから守ってほしい値段としては8月に高値を付ける前の高値である6月30日高値の3720円です。
そこを下値支持として切らずないまま推移してくれるならチャートの形は崩れずに強そうな動きが続きそうかなと思っていたのですが、本日安値は3702円とその安値は切ってしまっていますので、ちょっと調整は長引くかもという見方をしています。
明確に崩れた、というわけではなく、割り込んできたと言う程度ですので、どちらに行くか『気迷い状態』と言う程度だと思っています。
日足ベースで切って欲しくない値段は7月11日安値の3171円です。
ここをもし切ってくるようなら長い上昇の流れが一旦終了し、本格的な調整局面になっていく可能性が高まりそうです。今は気迷いの場面ということで見守ります。
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執筆者名:hina
ブログ名:hinaの株ブログ
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※2025年9月01日15時に執筆
『hinaの株ブログ』を執筆しておりますhinaと申します。ニッポン放送【飯田浩司のOK!Cozy up!週末増刊号】、J-WAVE【GROOVE LINE】レギュラー出演。TBS、テレ東ゲスト出演。Yahoo!特設掲示板にて、「ピストン西沢とhinaの投資部屋」を運営中。CAMPFIREコミュニティにて投資情報配信サロン「hinaの株プレミアム」を開設、市場営業日には毎日メルマガを配信しています。株の入門書『超ど素人が極める株』は翔泳社から出版。来年改訂版を出版予定。株のオンラインスクールで講師も務め学習動画配信や毎月セミナー開催中。
8月29日に「中国アリババ、エヌビディアの空白埋める新AIチップ開発=WSJ」という報道がありました。これまでAI用半導体はエヌビディア製がほぼ独占状態でした。
アメリカは中国に対する輸出制限などかけていて、最先端半導体は中国には輸出せず、中国向けには処理機能が落ちる半導体しか出せない状態となっています。
中国側は打開策として自国内でAI処理用半導体を作る必要があり、アリババがそれに見合うものを出してきたのではということです。
今年の1月にAI関連では中国発のAI、「ディープシーク」が発表されたとき、これまでのChatGPTなどと比べてかなり性能の劣る環境でも稼働させられるようだということで、最先端半導体が今ほど必要なくなるのでは?として半導体関連が大きく売られる、ディープシークショックという状態になったことがありました。
今回のアリババが出してきたAI向け半導体の性能次第で、エヌビディア製の制限をくわえられた半導体はもう輸入する必要がない、ということになれば、エヌビディアにとってはかなりの打撃となる可能性があります。
エヌビディア製品の受注が落ちるようなら、そこに素材を提供している企業はマイナスの影響を受けることになります。
特に下げが目立ったのはアドバンテスト<6857>でした。
アドバンテストは-7.92%、-925円の10750円での引けとなりました。
ディスコ<6146>は-7.71%、-3190円の38160円
KOKUSAI ELECTRIC<6525>は-6.12%、-176円の2697.5円
など半導体関連の銘柄群が大きく下がったことで、指数も大きく下げてしまいました。
今年初めのディープシークショックの時には、ディープシークに使われる半導体が性能の低い半導体で動かしたと言われていたのですが実はそれは違っていて、エヌビディア製の最先端半導体を使っていたりなどだいぶ話が違ってきたことで、エヌビディア株は切り返しとなっていきました。
今回のアリババ製半導体の性能がどの程度か今のところ、発表されているだけでまだ実力のほどがわからない状態ですので、実際に使ってみたレポートなどが出てくるのを待つところでしょう。
もしアリババ製の半導体が、
(1)エヌビディア製の中国向け半導体を必要としないぐらいの性能があるとか、
(2)ある部分ではエヌビディア製の半導体を凌駕する部分があるとか
いうことが判明するようなら、かなり流れは変わってしまう可能性はあります。
(1)の場合は、エヌビディアが今中国向けに出している制限付きの半導体を中国がエヌビディアから買わなくなる可能性があります。
(2)の場合は、中国以外の他の国もエヌビディア性の半導体ではなく、中国製半導体を買うようになる可能性すらあります。
なんにせよ、そのアリババ製の半導体を実際使ってのテスト結果を待つ段階かなと思います。
気になる銘柄
・三菱重工<7011>
防衛関連のど真ん中銘柄としてメルマガに過去何度も取り上げてきました。
チャートを見ていきます。月足チャートを見ると、ここ2年程明確な上昇の動きが続いています。月足という長い足を見れば、危なげなく上がってきたように見えますが、日足チャートを見てみると、上がって下がってを繰り返しながら上がってきているのが見て取れます。
今は8月13日に上場来高値である4124円高値を付けた後の調整局面となっています。
長い足である月足がまだ上向きですので、エネルギーとしては上向きのエネルギーがある状態ではありますが、短期的には調整局面となっています。
ここから守ってほしい値段としては8月に高値を付ける前の高値である6月30日高値の3720円です。
そこを下値支持として切らずないまま推移してくれるならチャートの形は崩れずに強そうな動きが続きそうかなと思っていたのですが、本日安値は3702円とその安値は切ってしまっていますので、ちょっと調整は長引くかもという見方をしています。
明確に崩れた、というわけではなく、割り込んできたと言う程度ですので、どちらに行くか『気迷い状態』と言う程度だと思っています。
日足ベースで切って欲しくない値段は7月11日安値の3171円です。
ここをもし切ってくるようなら長い上昇の流れが一旦終了し、本格的な調整局面になっていく可能性が高まりそうです。今は気迷いの場面ということで見守ります。
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執筆者名:hina
ブログ名:hinaの株ブログ
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