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ソフトバンク Research Memo(2):通信領域を軸に非通信領域へ多様な事業を展開
配信日時:2025/08/26 17:01
配信元:FISCO
*17:01JST ソフトバンク Research Memo(2):通信領域を軸に非通信領域へ多様な事業を展開
■事業概要
1.事業別概要
(1)コンシューマ事業(2025年3月期売上高構成比45%)
ソフトバンク<9434>は、主に国内の個人向けに、モバイルサービス、ブロードバンドサービス及び電力サービスを提供。また、携帯端末メーカーから携帯端末を仕入れ、ソフトバンクショップなどを運営する代理店または個人に販売している。ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMOの3ブランドを軸とし、多様なニーズに応じた料金プランとデバイスを展開。主力のソフトバンクブランドは、高付加価値のサービスを重視する顧客層を対象とし、5G対応端末や先進的なデジタルサービスとの連携が特長である。一方、ワイモバイルはシンプルでリーズナブルな料金体系を持ち、LINEMOはオンライン専用ブランドとして展開している。また、光回線サービス「SoftBank 光」や電力サービス、インターネット接続(ISP)など、固定系サービスも広く展開し、モバイルと家庭をつなぐクロスセル戦略を推進している。今後は、「PayPay」との連携施策など、通信を起点とした付加価値創出によりさらなる顧客接点の拡充を目指している。
(2)エンタープライズ事業(2025年3月期売上高構成比14%)
法人顧客向けにICTソリューションを提供する領域で、モバイル・固定通信サービスに加え、クラウド、セキュリティ、 IoT、AIなどを活用したデジタル変革(DX)の支援を担っている。顧客層は大企業から中小企業、官公庁、自治体、医療・教育機関にまで広がり、業種・業態ごとの課題に応じた「ソリューション提案型ビジネス」が強みである。通信基盤としての法人モバイル・固定回線サービスに加え、生成AIの法人導入支援、自治体の防災IoT、スマートファクトリー、遠隔医療、教育ICTなどへの対応も急速に進展している。
(3)ディストリビューション事業(2025年3月期売上高構成比11%)
主にSB C&S株式会社を中核とし、法人・個人双方に対するIT関連商材の卸売・販売を担う事業である。パソコン、サーバー、ネットワーク機器、ソフトウエアライセンスなどの取り扱いに加え、近年ではSaaS型のクラウドサービスの代理販売やサブスクリプション管理など、プラットフォーム型流通への進化を志向している。また、国内外の主要メーカーと連携し、エンドユーザー向けの導入支援やアフターサポートも提供する。個人向けには、ソフトウエアやモバイルアクセサリー、IoTプロダクト等の商材を提供している。
(4)メディア・EC事業(2025年3月期売上高構成比25%)
メディア、コマースを中心としたサービスを展開し、総合インターネットサービス「Yahoo! JAPAN」やコミュニケーションアプリ「LINE」での広告関連サービス、「Yahoo!ショッピング」「ZOZOTOWN」などのeコマースサービス等を提供している。LINEヤフー株式会社を中心としたグループ内最大規模のインターネットサービス事業で、検索・ニュース・ショッピング・フリマ(PayPayフリマ)・オークション・広告配信・電子書籍・LINE関連サービスなど、国内ユーザーの生活動線全体に密着したサービス群を展開している。広告売上、EC取扱高、プレミアム会員、決済サービスの送客などを統合的に運用することで、グループ内クロスユースの拡大を図っている。「LINE」は主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率 No.1となる。
(5)ファイナンス事業(2025年3月期売上高構成比4%)
個人向けに、QR・バーコード決済やクレジットカードなどのキャッシュレス決済サービスやインターネット銀行、スマートフォン証券サービスを提供。PayPay銀行株式会社及びPayPayカード株式会社などの子会社群を通じて展開され、「PayPay」との連携を通じたキャッシュレス決済基盤との統合も加速している。「PayPay」は国内QRコード決済取扱高・回数No.1となる。また、SBペイメントサービス株式会社を通じて、法人向け決済代行サービスを提供している。
(執筆:フィスコアナリスト 山本 泰三)
<FA>
1.事業別概要
(1)コンシューマ事業(2025年3月期売上高構成比45%)
ソフトバンク<9434>は、主に国内の個人向けに、モバイルサービス、ブロードバンドサービス及び電力サービスを提供。また、携帯端末メーカーから携帯端末を仕入れ、ソフトバンクショップなどを運営する代理店または個人に販売している。ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMOの3ブランドを軸とし、多様なニーズに応じた料金プランとデバイスを展開。主力のソフトバンクブランドは、高付加価値のサービスを重視する顧客層を対象とし、5G対応端末や先進的なデジタルサービスとの連携が特長である。一方、ワイモバイルはシンプルでリーズナブルな料金体系を持ち、LINEMOはオンライン専用ブランドとして展開している。また、光回線サービス「SoftBank 光」や電力サービス、インターネット接続(ISP)など、固定系サービスも広く展開し、モバイルと家庭をつなぐクロスセル戦略を推進している。今後は、「PayPay」との連携施策など、通信を起点とした付加価値創出によりさらなる顧客接点の拡充を目指している。
(2)エンタープライズ事業(2025年3月期売上高構成比14%)
法人顧客向けにICTソリューションを提供する領域で、モバイル・固定通信サービスに加え、クラウド、セキュリティ、 IoT、AIなどを活用したデジタル変革(DX)の支援を担っている。顧客層は大企業から中小企業、官公庁、自治体、医療・教育機関にまで広がり、業種・業態ごとの課題に応じた「ソリューション提案型ビジネス」が強みである。通信基盤としての法人モバイル・固定回線サービスに加え、生成AIの法人導入支援、自治体の防災IoT、スマートファクトリー、遠隔医療、教育ICTなどへの対応も急速に進展している。
(3)ディストリビューション事業(2025年3月期売上高構成比11%)
主にSB C&S株式会社を中核とし、法人・個人双方に対するIT関連商材の卸売・販売を担う事業である。パソコン、サーバー、ネットワーク機器、ソフトウエアライセンスなどの取り扱いに加え、近年ではSaaS型のクラウドサービスの代理販売やサブスクリプション管理など、プラットフォーム型流通への進化を志向している。また、国内外の主要メーカーと連携し、エンドユーザー向けの導入支援やアフターサポートも提供する。個人向けには、ソフトウエアやモバイルアクセサリー、IoTプロダクト等の商材を提供している。
(4)メディア・EC事業(2025年3月期売上高構成比25%)
メディア、コマースを中心としたサービスを展開し、総合インターネットサービス「Yahoo! JAPAN」やコミュニケーションアプリ「LINE」での広告関連サービス、「Yahoo!ショッピング」「ZOZOTOWN」などのeコマースサービス等を提供している。LINEヤフー株式会社を中心としたグループ内最大規模のインターネットサービス事業で、検索・ニュース・ショッピング・フリマ(PayPayフリマ)・オークション・広告配信・電子書籍・LINE関連サービスなど、国内ユーザーの生活動線全体に密着したサービス群を展開している。広告売上、EC取扱高、プレミアム会員、決済サービスの送客などを統合的に運用することで、グループ内クロスユースの拡大を図っている。「LINE」は主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率 No.1となる。
(5)ファイナンス事業(2025年3月期売上高構成比4%)
個人向けに、QR・バーコード決済やクレジットカードなどのキャッシュレス決済サービスやインターネット銀行、スマートフォン証券サービスを提供。PayPay銀行株式会社及びPayPayカード株式会社などの子会社群を通じて展開され、「PayPay」との連携を通じたキャッシュレス決済基盤との統合も加速している。「PayPay」は国内QRコード決済取扱高・回数No.1となる。また、SBペイメントサービス株式会社を通じて、法人向け決済代行サービスを提供している。
(執筆:フィスコアナリスト 山本 泰三)
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