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フェローテク Research Memo(2):シリコン、セラミックス等無機系製品の大手メーカー
配信日時:2025/08/14 12:02
配信元:FISCO
*12:02JST フェローテク Research Memo(2):シリコン、セラミックス等無機系製品の大手メーカー
■会社概要
1. 会社概要
フェローテック<6890>は2025年3月末現在(有価証券報告書)では、傘下に連結子会社80社、持分法適用会社13社を擁する純粋持株会社であったが、2025年7月1日付で国内事業子会社である(株)株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズを吸収合併し、事業持株会社に変わるとともに、社名を(株)フェロ-テックに変更した。もともとは1980年に米国Ferrofluidics Corporation(現 Ferrotec (USA) Corporation)の日本法人(旧 日本フェローフルイディクス(株))として設立されたが、その後、親会社から分離独立し独自路線を歩んでいる。
現在の主力事業は、真空シール・金属加工、石英製品、セラミックス、CVD-SiC、磁性流体、サーモモジュール、パワー半導体基板など主に無機材料を使った様々な製品、装置、部品、素材等の製造・販売である。また、半導体製造装置メーカーやデバイスメーカー向けに各種部品等の洗浄や受託加工・組立サービスなどの事業も行っている。そのため、世界的に著名な大手半導体製造装置メーカーが主要顧客となっている。
2. 沿革
同社は1980年に米国企業の日本法人として設立された。親会社製品(真空シール等)の輸入販売が主たる業務であったが、1982年には千葉県に工場を建設し、自社生産を開始した。自社製品比率が高まるにつれて、親会社との関係が薄れてきたため、1987年には親会社から完全に独立し、独自路線を歩み始めた。その後もHDD用ラミネートシール、超高真空用フッ素系磁性流体などの自社製品を開発し、1992年には初の中国拠点(杭州市)を設立、1995年には中国2つ目の製造拠点を上海市に設立し、さらに同年に社名を「株式会社フェローテック」に改称した。
その後も製品群や事業の拡大を続け、1999年には元の親会社であるFerrofluidics Corporationを友好的TOBにより子会社化した。21世紀に入ってからは、2001年に米国Amerigon Incorporated(現 Gentherm Incorporated)と自動車温調システムで業務提携、2002年には中国上海工場で小口径シリコンウエーハの受託加工を開始、2005年にはロシアのサーモモジュールメーカーSCTB NORD(現 Ferrotec Nord Corporation)を子会社化した。さらに2010年には英国Edwards Vacuum Incから真空蒸着装置事業を取得し、2011年には中国銀川市に大型工場を新設、2015年にはCVD-SiC製品の製造・販売を行う(株)アドマップ(現 (株)フェローテック)に、2016年には産業用クリーニング機器の製造・販売を行う(株)アサヒ製作所に資本参加して子会社化し、事業の拡大を続けた。2017年4月には持株会社制に移行し、現在では日本、欧州、米国、中国、東南アジアなど世界9ヶ国に製造子会社及び販売会社を有する国際的な企業となっている。2025年7月1日付で国内事業子会社である(株)フェローテックマテリアルテクノロジーズを吸収合併し、事業持株会社に変わるとともに、社名を(株)フェロ-テックに変更した。
株式については、1996年10月に日本証券業協会へ店頭登録し、現在は東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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1. 会社概要
フェローテック<6890>は2025年3月末現在(有価証券報告書)では、傘下に連結子会社80社、持分法適用会社13社を擁する純粋持株会社であったが、2025年7月1日付で国内事業子会社である(株)株式会社フェローテックマテリアルテクノロジーズを吸収合併し、事業持株会社に変わるとともに、社名を(株)フェロ-テックに変更した。もともとは1980年に米国Ferrofluidics Corporation(現 Ferrotec (USA) Corporation)の日本法人(旧 日本フェローフルイディクス(株))として設立されたが、その後、親会社から分離独立し独自路線を歩んでいる。
現在の主力事業は、真空シール・金属加工、石英製品、セラミックス、CVD-SiC、磁性流体、サーモモジュール、パワー半導体基板など主に無機材料を使った様々な製品、装置、部品、素材等の製造・販売である。また、半導体製造装置メーカーやデバイスメーカー向けに各種部品等の洗浄や受託加工・組立サービスなどの事業も行っている。そのため、世界的に著名な大手半導体製造装置メーカーが主要顧客となっている。
2. 沿革
同社は1980年に米国企業の日本法人として設立された。親会社製品(真空シール等)の輸入販売が主たる業務であったが、1982年には千葉県に工場を建設し、自社生産を開始した。自社製品比率が高まるにつれて、親会社との関係が薄れてきたため、1987年には親会社から完全に独立し、独自路線を歩み始めた。その後もHDD用ラミネートシール、超高真空用フッ素系磁性流体などの自社製品を開発し、1992年には初の中国拠点(杭州市)を設立、1995年には中国2つ目の製造拠点を上海市に設立し、さらに同年に社名を「株式会社フェローテック」に改称した。
その後も製品群や事業の拡大を続け、1999年には元の親会社であるFerrofluidics Corporationを友好的TOBにより子会社化した。21世紀に入ってからは、2001年に米国Amerigon Incorporated(現 Gentherm Incorporated)と自動車温調システムで業務提携、2002年には中国上海工場で小口径シリコンウエーハの受託加工を開始、2005年にはロシアのサーモモジュールメーカーSCTB NORD(現 Ferrotec Nord Corporation)を子会社化した。さらに2010年には英国Edwards Vacuum Incから真空蒸着装置事業を取得し、2011年には中国銀川市に大型工場を新設、2015年にはCVD-SiC製品の製造・販売を行う(株)アドマップ(現 (株)フェローテック)に、2016年には産業用クリーニング機器の製造・販売を行う(株)アサヒ製作所に資本参加して子会社化し、事業の拡大を続けた。2017年4月には持株会社制に移行し、現在では日本、欧州、米国、中国、東南アジアなど世界9ヶ国に製造子会社及び販売会社を有する国際的な企業となっている。2025年7月1日付で国内事業子会社である(株)フェローテックマテリアルテクノロジーズを吸収合併し、事業持株会社に変わるとともに、社名を(株)フェロ-テックに変更した。
株式については、1996年10月に日本証券業協会へ店頭登録し、現在は東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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