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【↑】日経平均 大引け| 急反発、日米関税交渉合意でリスク選好の買い優勢 (7月23日)
配信日時:2025/07/23 18:35
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 40189.18
高値 41342.59
安値 40087.86
大引け 41171.32(前日比 +1396.40 、 +3.51% )
売買高 30億2405万株 (東証プライム概算)
売買代金 7兆1081億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は急反発、一時1500円超の大幅高で新高値
2.先物主導で買い戻しを誘発、4万1000円台まで浮上
3.日米関税交渉の合意を好感、リスクオン一色の地合い
4.石破首相の退陣表明報道も全体相場の上昇を助長する
5.トヨタ筆頭に自動車セクターの物色人気が際立つ展開
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比179ドル高と3日ぶりに反発した。米長期金利の低下で出遅れ感があったディフェンシブ株などが上昇した。
東京市場では、日米関税交渉の合意などを材料に急速にリスクオンに傾き、日経平均株価は一時1500円を超える急騰を演じた。
23日の東京市場は、朝方に伝わった日米関税交渉の合意を材料にリスク選好ムード一色となった。相互関税が当初見込みの25%ではなく15%で決まったほか、自動車関税も15%に引き下げられる方向となったことで、自動車株などへの買いが集中し全体相場を押し上げた。また、取引時間中に石破首相が8月にまとめる参院選の総括を踏まえ、同月までに退陣を表明するという報道を受け、政局の不透明感解消や財政政策への期待も加わり、買いに拍車をかけた面がある。先物主導の空売りの買い戻しなども日経平均の上昇に寄与した格好だ。終値でも1400円近い上昇を示し、一気に4万1000円台まで水準を切り上げ、今年6月末につけた年初来高値を更新した。個別株もプライム市場の85%にあたる1370あまりの銘柄が上昇、全体売買代金は7兆円を超える大商いとなった。
個別では、5000億円を超える断トツの売買代金をこなしたトヨタ自動車<7203>が14%超の大幅高となったほか、マツダ<7261>はストップ高で値上がり率首位に。SUBARU<7270>は16%超の上昇でマツダに次いで値上がり率2位となった。このほか、ソフトバンクグループ<9984>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも高い。ファーストリテイリング<9983>、キーエンス<6861>が値を飛ばし、ソニーグループ<6758>も物色人気。ファナック<6954>も活況高を演じた。住友林業<1911>も商いを伴い急上昇した。
半面、ディスコ<6146>が軟調、フジクラ<5803>も売りに押された。古河電気工業<5801>も利食われた。IHI<7013>が売られたほか、良品計画<7453>も下落。トランザクション<7818>は大幅安。ジンズホールディングス<3046>、FOOD & LIFE COMPANIES<3563>なども安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、TDK <6762>、ファナック <6954>、トヨタ <7203>、SBG <9984>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約471円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は良品計画 <7453>、味の素 <2802>、ディスコ <6146>、フジクラ <5803>、コナミG <9766>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約26円。
東証33業種のすべての業種が上昇。上昇率の大きかった上位5業種は(1)輸送用機器、(2)銀行業、(3)金属製品、(4)精密機器、(5)医薬品。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)陸運業、(2)小売業、(3)建設業、(4)空運業、(5)非鉄金属。
■個別材料株
△住友林業 <1911> [東証P]
決算発表のDRホートンが急伸で連想買い。
△トランスGG <2342> [東証G]
総合研究支援事業などを手掛けるエーセルと業務提携。
△ファンデリー <3137> [東証G]
高島屋 <8233> との取引を開始。
△山岡家 <3399> [東証S]
株式分割を材料視。
△ヒトコムHD <4433> [東証P]
株主優待制度を拡充へ。
△リプロセル <4978> [東証G]
iPS細胞のドラッグマスターファイル登録。
△ブルーイノベ <5597> [東証G]
NTT系と販売パートナー契約締結。
△トヨタ <7203> [東証P]
日米「相互関税15%」合意で悲観和らぐ。
△三菱UFJ <8306> [東証P]
日米関税交渉合意で日銀利上げシナリオ意識。
△デジタリフト <9244> [東証G]
株主優待制度を導入へ。
▼令和AH <296A> [東証G]
26年3月期第1四半期の営業利益3.6億円、中間配当増額修正も材料出尽くし。
▼トランザク <7818> [東証P]
株式売り出しによる需給悪化を警戒。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)マツダ <7261>、(2)SUBARU <7270>、(3)トヨタ <7203>、(4)JVCケンウ <6632>、(5)三菱自 <7211>、(6)WSCOPE <6619>、(7)ファナック <6954>、(8)竹内製作所 <6432>、(9)ホンダ <7267>、(10)安川電 <6506>。
値下がり率上位10傑は(1)トランザク <7818>、(2)Jディスプレ <6740>、(3)JINSHD <3046>、(4)良品計画 <7453>、(5)MrMax <8203>、(6)OBC <4733>、(7)高砂熱 <1969>、(8)藤田観 <9722>、(9)F&LC <3563>、(10)ラクスル <4384>。
【大引け】
日経平均は前日比1396.40円(3.51%)高の4万1171.32円。TOPIXは前日比90.19(3.18%)高の2926.38。出来高は概算で30億2405万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1373、値下がり銘柄数は231となった。東証グロース250指数は756.90ポイント(13.83ポイント高)。
[2025年7月23日]
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