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<動意株・23日>(大引け)=日電波、フロンテオ、アヴィレンなど

配信日時:2025/07/23 15:32 配信元:MINKABU
 日本電波工業<6779.T>=マド開け大陽線で上放れ鮮明。水晶デバイスの専業メーカーで世界でも屈指の商品競争力を有するが、AIデータセンター関連の有力株でもあり、にわかにマーケットの視線を集めている。今期業績は先行投資負担で営業利益は反落する見通しだが株価には織り込み済み。来期は再び成長路線に復帰する可能性が高いとみられている。投資指標面からも配当利回りが3.6%台と高く、PBR0.6倍台は依然として水準訂正余地が意識されているもようだ。  FRONTEO<2158.T>=後場ストップ高。午後2時ごろ、AI創薬支援サービス「Drug Discovery AI Factory」(DDAIF)を活用したすい臓がんの創薬標的分子候補の抽出及びin vitro(試験管)において、がん細胞の増殖抑制試験を行い、一定の効果が確認されたと発表。同実験は、文献に記載のない標的分子と疾患の関連性を抽出するDDAIFの有効性を証明することを目的に、同社が主体となって実施されたもの。今回の結果により、DDAIFの活用を通じて短期間で標的分子候補を抽出できる技術は、創薬で最も重要な「標的探索」の劇的な加速を可能にするとしており、DDAIFの社会実装加速が期待されている。また同社は、米国におけるAI創薬事業の展開に向けた第一歩として、オクラホマ大学と共同で両者の保有する独自技術及び研究機能を活用した新たな創薬標的の探索などを目的とする研究を開始したと発表している。  AVILEN<5591.T>=続伸。この日、生成AI活用人材を育成する「実践プロンプトエンジニアリング研修」をリリースしたと発表しており、好材料視されている。 同研修は、生成AIを業務に活用したい法人利用者・ビジネスパーソンを対象に、生成AIの基本的な理解から業務への適用フロー、そして効果的なプロンプトエンジニアリングまでを体系的に習得できる実践講座。「課題設定編」と「プロンプト編」の2コースで構成されたeラーニング形式の講座と、実務に近い環境で学べる法人向けワークショップ形式を用意することで、段階的なスキルの定着を支援する。  ブルーイノベーション<5597.T>=急動意で一時ストップ高。午前10時ごろ、NTTグループでドローン専業のNTT e-Drone Technology(NTTイードローン)と販売パートナー契約を締結し、屋内点検用球体ドローン「ELIOS3」の販売を開始すると発表。これを材料視した買いが集まっている。この提携を通じて両社は社会インフラ点検の高度化を加速させ、持続可能な社会づくりに貢献していく。ブルーイノベはスイス・フライアビリティ社製の屋内点検用球体ドローンELIOSシリーズの国内総代理店を務める。  トランスジェニックグループ<2342.T>=物色の矛先向かいストップ高。一気に年初来高値を更新した。同社は22日、総合研究支援事業や試薬開発販売事業などを手掛けるエーセル(神奈川県相模原市)と業務提携したと発表しており、これが材料視されているようだ。これにより、同社は食品臨床試験事業でサービスの提供範囲を拡大することが可能。ヒトにおける細胞活性化、例えば老化細胞をターゲットにしたアンチエイジング、筋繊維分化評価による筋肉増加、免疫活性化、神経突起伸展促進などを細胞レベルでイメージング(画像化)及び数値化して提供できるとしている。  リプロセル<4978.T>=急伸。同社は22日の取引終了後、臨床グレードのiPS細胞について、米食品医薬品局(FDA)のドラッグマスターファイル(DMF)への登録を完了したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。細胞株に関する詳細な情報についてDMFに登録することで、米国においてリプロセル製のiPS細胞を用いた製品の申請手続きが一層、円滑に進められるようになるという。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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