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ポエック---3Qも2ケタ増収増益、動力・重機等事業、防災・安全事業は売上高・利益ともに順調に推移
配信日時:2025/07/15 13:56
配信元:FISCO
*13:56JST ポエック---3Qも2ケタ増収増益、動力・重機等事業、防災・安全事業は売上高・利益ともに順調に推移
ポエック<9264>は14日、2025年8月期第3四半期(24年9月-25年5月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比21.4%増の76.24億円、営業利益は同48.0%増の6.84億円、経常利益は同42.0%増の6.77億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同31.1%増の3.98億円となった。
環境・エネルギー事業の売上高は前年同期比19.0%増の39.92億円、セグメント利益は同2.0%減の2.04億円となった。水処理機器事業においては、多様なメーカーとの間で強固な仕入ネットワークを築いてきたことにより、安定した商品供給体制を維持し、急な需要変動にも柔軟に対応可能な体制を構築している。また、注目される分野として、陸上養殖設備の需要が着実に拡大しており、同社製品も設備投資案件として多数採用されてきたことで、売上高は前年同期比で大幅に増加した。さらに、2024年4月にグループ入りしたコーベックスでは、廃棄される有機溶剤のリサイクル装置や脱臭・洗浄装置といった、環境配慮型製品の開発・販売を手がけている。多方面からの引き合いが増加傾向にあることから、すでにグループ収益にも一定の貢献を果たしている。一方、クロスセルの推進や事業間連携の強化を目的として、専門性の高い人材の採用も積極的に進めている。こうした戦略的施策に伴い、販管費の一時的な増加は見られたが、これは将来的な持続的成長に向けた先行投資であり、中長期的には企業価値の最大化につながるとしている。
動力・重機等事業の売上高は同11.6%増の29.47億円、セグメント利益は同56.5%増の5.51億円となった。「環境対応型プラント向けの高効率設備機器」と「船舶用エンジン部品の精密製造」という2つの事業軸を通じて、需要を取り込んできた。プラント分野では、環境性能を高めるための大型設備の更新が着実に進行中となっている。三和テスコは長年培ってきた重機の設計力と精密かつ高度な溶接技術を含む製造ノウハウがあり、これらの技術力は、「独自の強み」として顧客から高い評価を受けている。一方、東洋精機産業が手がける船舶用エンジン部品の精密加工事業では、先進的な加工設備の導入に加え、高精度かつ安定した製品品質を実現するための製造管理体制を整備してきた。その結果、短納期への対応力と品質面での信頼性が顧客から高く評価され、リピート受注とともに新規案件の引き合いも順調に拡大している。
防災・安全事業の売上高は同146.7%増の7.29億円、セグメント利益は同133.7%増の0.93億円となった。主力製品のスプリンクラー式消火装置「ナイアス」は、設備投資の再開とともに販売が回復基調に転じ売上高は順調に拡大している。特に、病院・高齢者施設における新築工事および老朽施設の改修需要が増加している。この他、2024年7月に連結子会社となったアイエススプリンクラーの業績が経営成績に反映されたことも、業績押し上げ要因となった。なお、同社はスプリンクラーヘッド専業メーカーとして後発企業でありながら、製造する製品は耐衝撃性において高度な品質水準を確立しており、この点は大手ゼネコンから高い信頼が寄せられている。
2025年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比25.4%増の105.00億円、営業利益が同80.1%増の10.00億円、経常利益が同132.2%増の10.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同206.5%増の6.00億円とする期初計画を据え置いている。
<AK>
環境・エネルギー事業の売上高は前年同期比19.0%増の39.92億円、セグメント利益は同2.0%減の2.04億円となった。水処理機器事業においては、多様なメーカーとの間で強固な仕入ネットワークを築いてきたことにより、安定した商品供給体制を維持し、急な需要変動にも柔軟に対応可能な体制を構築している。また、注目される分野として、陸上養殖設備の需要が着実に拡大しており、同社製品も設備投資案件として多数採用されてきたことで、売上高は前年同期比で大幅に増加した。さらに、2024年4月にグループ入りしたコーベックスでは、廃棄される有機溶剤のリサイクル装置や脱臭・洗浄装置といった、環境配慮型製品の開発・販売を手がけている。多方面からの引き合いが増加傾向にあることから、すでにグループ収益にも一定の貢献を果たしている。一方、クロスセルの推進や事業間連携の強化を目的として、専門性の高い人材の採用も積極的に進めている。こうした戦略的施策に伴い、販管費の一時的な増加は見られたが、これは将来的な持続的成長に向けた先行投資であり、中長期的には企業価値の最大化につながるとしている。
動力・重機等事業の売上高は同11.6%増の29.47億円、セグメント利益は同56.5%増の5.51億円となった。「環境対応型プラント向けの高効率設備機器」と「船舶用エンジン部品の精密製造」という2つの事業軸を通じて、需要を取り込んできた。プラント分野では、環境性能を高めるための大型設備の更新が着実に進行中となっている。三和テスコは長年培ってきた重機の設計力と精密かつ高度な溶接技術を含む製造ノウハウがあり、これらの技術力は、「独自の強み」として顧客から高い評価を受けている。一方、東洋精機産業が手がける船舶用エンジン部品の精密加工事業では、先進的な加工設備の導入に加え、高精度かつ安定した製品品質を実現するための製造管理体制を整備してきた。その結果、短納期への対応力と品質面での信頼性が顧客から高く評価され、リピート受注とともに新規案件の引き合いも順調に拡大している。
防災・安全事業の売上高は同146.7%増の7.29億円、セグメント利益は同133.7%増の0.93億円となった。主力製品のスプリンクラー式消火装置「ナイアス」は、設備投資の再開とともに販売が回復基調に転じ売上高は順調に拡大している。特に、病院・高齢者施設における新築工事および老朽施設の改修需要が増加している。この他、2024年7月に連結子会社となったアイエススプリンクラーの業績が経営成績に反映されたことも、業績押し上げ要因となった。なお、同社はスプリンクラーヘッド専業メーカーとして後発企業でありながら、製造する製品は耐衝撃性において高度な品質水準を確立しており、この点は大手ゼネコンから高い信頼が寄せられている。
2025年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比25.4%増の105.00億円、営業利益が同80.1%増の10.00億円、経常利益が同132.2%増の10.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同206.5%増の6.00億円とする期初計画を据え置いている。
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