みんかぶニュース 市況・概況

<動意株・23日>(大引け)=日本ラッド、ブランジスタ、共栄タなど

配信日時:2025/06/23 15:37 配信元:MINKABU
 日本ラッド<4736.T>=商い伴い急動意。同社はきょう、米インディシオの次世代型認証ソリューション「Proven Auth(プルーブン オース)」の国内正規代理店及び技術パートナーとして、同製品の提供を開始したと発表。これが材料視されているようだ。プルーブン オースは、自己主権型ID(Self-Sovereign Identity:SSI)とシングルサインオン(SSO)技術を融合させた最新の分散型認証ソリューション。ユーザーはユーザー名やパスワードを使うことなく、持ち運び可能なデジタルIDで瞬時に各種サイトにログインできるという。  ブランジスタ<6176.T>=後場上げ幅拡大。この日、近くローンチが予定されているECサービス「TikTok Shop」の出店企業向け運用サービスを開始すると発表。収益貢献を期待した買いが入ったようだ。これまでブランジスタが培ってきたEC支援のノウハウをもとに、アカウントの開設や運営戦略の立案・実施などサービスをワンストップで提供する。出店企業や商品にあわせて最適なコマーサーのキャスティング・運用支援も実施。出店企業の売り上げ拡大を支援していく。  共栄タンカー<9130.T>=一時ストップ高。トランプ米大統領が21日、イランの核関連施設に対して米国が攻撃を実施したと表明した。一方、イランの現地メディアは、イランの国会が22日、ホルムズ海峡の封鎖を承認したと伝えている。実際に封鎖するには国防や外交に関する政策を統括する委員会での決定が必要となる。数多くの原油タンカーが通過するホルムズ海峡が実際に封鎖となれば、世界各地で中東以外の原油を調達する動きが加速することが想定され、その場合、原油タンカーの輸送日数が長期化し、運賃に上昇圧力が高まっていくと考えられている。こうした思惑をもとに、原油輸送の外航海運会社である共栄タに買いが入ったようだ。飯野海運<9119.T>や明海グループ<9115.T>も大幅高となっている。  マルマエ<6264.T>=続急伸。前週末20日の取引終了後、25年8月期の単独業績予想について、売上高を76億円から76億3200万円(前期比60.7%増)へ、営業利益を16億円から17億2300万円(同11.0倍)へ、純利益を10億6500万円から12億6400万円(同66.5倍)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を15円から25円へ引き上げ、年間配当予想を40円(前期30円)に増額修正したことが好感されている。生産性の改善などが利益を押し上げるとしている。同時に、4月8日付でKMアルミニウムを子会社化したのに伴い、25年8月期の連結業績予想を発表。売上高112億5400万円、営業利益19億円、純利益12億6500万円を見込むとした。  アルトナー<2163.T>=6日続伸。前週末20日の取引終了後、情報処理請負事業や技術者派遣事業などを行い、TOKYO PRO Marketに上場する富士テクノホールディングス(神奈川県厚木市)と業務提携すると発表しており、好材料視されている。主に両社のエンジニアの相互交流を促進し、高い技術力を有する優秀なエンジニアの育成を加速するのが狙い。なお、同件による業績への影響は軽微としている。  トリプルアイズ<5026.T>=大幅高。日米ともに人工知能(AI)関連銘柄への買いが活発だが、東京市場は米国よりも関連銘柄が出遅れており、足もとで物色人気に火がつく銘柄が多くなっている。そのなか、同社株は独自開発の画像認識プラットフォーム「AIZE(アイズ)」を核としたAIソリューションサービスを展開しており、エッジ顔認証「EdgeFACE(エッジフェイス)」を開発し時流を捉えており、今後の需要取り込みに期待が大きい。新興成長企業の評価ポイントであるトップラインの伸びが顕著で、24年8月期の88%増収に続き、25年8月期も前期比36%増の59億9200万円予想と過去最高の大幅更新が続く見通しにあり、現状ではPER面は気にならない。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ