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リソル Research Memo(2):施設運営と投資再生を2軸に6事業を展開
配信日時:2025/06/16 13:02
配信元:FISCO
*13:02JST リソル Research Memo(2):施設運営と投資再生を2軸に6事業を展開
■会社概要
1. 会社概要
リソルホールディングス<5261>は、施設運営と投資再生という2つの軸を持ち、ホテル運営事業、ゴルフ運営事業、リソルの森事業、福利厚生事業、再生エネルギー事業、投資再生事業の6つの事業を展開している。グループのコーポレートスローガン「あなたのオフを、もっとスマイルに。」をすべての価値基準に、顧客に「いきがい・絆・健康・くつろぎ」を提供し、たくさんのスマイルづくりを進めている。また、サステナビリティ経営の根幹として、3つの「やさしい」(人にやさしい・社会にやさしい・地球にやさしい)の実現を長期方針に掲げている。各事業を通じて社会的価値と経済的価値の最大化に取り組み、持続可能な開発目標(SDGs)を達成する考えである。現状、インバウンド需要の増加などを背景に施設運営が好調に推移している。
インバンド需要が追い風になり、より上質な事業を展開
2. 事業の特徴と強み
同社の各事業は、施設運営と投資再生を軸に、グループ全体のシナジーを意識したポートフォリオ戦略で多角的に展開している。特に福利厚生事業は、他事業への送客や会員基盤の活用といった形で、グループ内シナジーの要となっている。三井不動産やコナミグループなどの関係会社とも連携し、相乗効果を高めている。
収益構造としては、ホテル運営事業やゴルフ場運営事業が安定した成長を遂げる一方で、リソルの森事業や福利厚生事業いった次世代事業が全体の安定収益基盤となっている。さらに、コロナ禍といった経済環境の悪化の外的リスクに対しては、投資再生事業における資産売却益がポートフォリオ全体のリスク分散を果たす構造となっている。
また、同社の事業の一部は社会課題への対応という側面も持つ。再生エネルギー事業や投資再生事業では、環境負荷の低減や遊休資産の再活用を通じて、持続可能な社会づくりへの貢献を目指している。これらの戦略的シナジー、収益の安定性、社会貢献性を包括的に体現する事業と位置付けているのが、リソルの森事業である。
なおアフターコロナにおいて、日本人の国内旅行が好転したが、インバウンド需要も大きく増加してピーク更新が続いている。日本政府が「観光先進国」の実現に向けて「2030年にインバウンド数6,000万人」という目標を設定していることもあり、今後もインバウンド需要の好調は続くものと見られる。これが追い風となって、ホテル運営事業など宿泊を伴う事業が非常に好調に推移していることから、日本人による利用が多いゴルフ運営事業においても、ホテル運営事業のノウハウを横展開し、インバウンドゴルファーの宿泊ニーズの獲得を進めている。また、インバウンド需要や国内富裕層などによる高級化志向の高まりを受け、施設やサービスなどの上質化を推進している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
<HN>
1. 会社概要
リソルホールディングス<5261>は、施設運営と投資再生という2つの軸を持ち、ホテル運営事業、ゴルフ運営事業、リソルの森事業、福利厚生事業、再生エネルギー事業、投資再生事業の6つの事業を展開している。グループのコーポレートスローガン「あなたのオフを、もっとスマイルに。」をすべての価値基準に、顧客に「いきがい・絆・健康・くつろぎ」を提供し、たくさんのスマイルづくりを進めている。また、サステナビリティ経営の根幹として、3つの「やさしい」(人にやさしい・社会にやさしい・地球にやさしい)の実現を長期方針に掲げている。各事業を通じて社会的価値と経済的価値の最大化に取り組み、持続可能な開発目標(SDGs)を達成する考えである。現状、インバウンド需要の増加などを背景に施設運営が好調に推移している。
インバンド需要が追い風になり、より上質な事業を展開
2. 事業の特徴と強み
同社の各事業は、施設運営と投資再生を軸に、グループ全体のシナジーを意識したポートフォリオ戦略で多角的に展開している。特に福利厚生事業は、他事業への送客や会員基盤の活用といった形で、グループ内シナジーの要となっている。三井不動産やコナミグループなどの関係会社とも連携し、相乗効果を高めている。
収益構造としては、ホテル運営事業やゴルフ場運営事業が安定した成長を遂げる一方で、リソルの森事業や福利厚生事業いった次世代事業が全体の安定収益基盤となっている。さらに、コロナ禍といった経済環境の悪化の外的リスクに対しては、投資再生事業における資産売却益がポートフォリオ全体のリスク分散を果たす構造となっている。
また、同社の事業の一部は社会課題への対応という側面も持つ。再生エネルギー事業や投資再生事業では、環境負荷の低減や遊休資産の再活用を通じて、持続可能な社会づくりへの貢献を目指している。これらの戦略的シナジー、収益の安定性、社会貢献性を包括的に体現する事業と位置付けているのが、リソルの森事業である。
なおアフターコロナにおいて、日本人の国内旅行が好転したが、インバウンド需要も大きく増加してピーク更新が続いている。日本政府が「観光先進国」の実現に向けて「2030年にインバウンド数6,000万人」という目標を設定していることもあり、今後もインバウンド需要の好調は続くものと見られる。これが追い風となって、ホテル運営事業など宿泊を伴う事業が非常に好調に推移していることから、日本人による利用が多いゴルフ運営事業においても、ホテル運営事業のノウハウを横展開し、インバウンドゴルファーの宿泊ニーズの獲得を進めている。また、インバウンド需要や国内富裕層などによる高級化志向の高まりを受け、施設やサービスなどの上質化を推進している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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