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フェイスNW Research Memo(1):2025年3月期は物件価値向上施策が奏功し売上高・各利益とも過去最高更新
配信日時:2025/06/13 11:01
配信元:FISCO
*11:01JST フェイスNW Research Memo(1):2025年3月期は物件価値向上施策が奏功し売上高・各利益とも過去最高更新
■要約
1. 会社概要
フェイスネットワーク<3489>は、東京都の城南3区(世田谷区、目黒区、渋谷区)を中心に、不動産投資支援事業及び不動産マネジメント事業を展開している。不動産投資支援事業では、不動産投資用の新築一棟RC(鉄筋コンクリート)マンション、中古一棟ビルリノベーション、不動産小口化商品の企画・開発・販売を行い、不動産マネジメント事業では、不動産オーナー及び同社が保有する不動産の管理・運営(Property Management=プロパティ・マネジメント。以下、PM)を行っている。土地の仕入から設計・施工・賃貸募集・物件管理・一棟販売まですべてを一括して管理する「ワンストップサービス」を提供し、特に自社で設計・施工していることが強みである。
2. 業績動向
2025年3月期の業績は、売上高が29,915百万円(前期比34.2%増)、営業利益が4,519百万円(同116.2%増)、経常利益が4,106百万円(同130.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が2,769百万円(同193.6%増)と、売上高と各段階利益のすべてで過去最高を更新した。金融機関との連携強化による紹介顧客の増加に加え、物件価値向上策が奏功し、売上総利益率は前期比4.8ポイント増の24.3%と収益力も大幅に向上した。物件の大型化や価値向上に向けた各種取り組みも奏功しており、2026年3月期以降のさらなる成長に期待が持てる。また、同社は主に富裕層をターゲットにした不動産開発を行っているが、顧客層の多くは「見たことがない」「唯一無二の」商品を望む傾向が強い。そのため、高級賃貸レジデンス「THE GRANDUO」シリーズは、意匠や設計の面で他社にない独自性を追求した異次元の高級賃貸レジデンスであり、物件価値の向上に大きく寄与するものと弊社では見ている。
3. 成長戦略
同社は中期経営計画「NEXT VISION 2026」を掲げ、「市場ニーズに合致した不動産商品の開発・事業展開による新たな顧客層の獲得」「開発物件の大型化と物件価値の最大化による収益力の更なる向上」「持続的な成長を反映した株主還元強化」「持続可能な経営基盤の構築」の4点を基本方針としている。2026年3月期の売上高と営業利益については、当初の計画から見直しが行われた。これは、物件価値を高める取り組みが継続して成果を上げ、利益率の高い物件開発が進んでいることを踏まえた修正である。修正後の数値計画は、2026年3月期に売上高35,000百万円(当初計画は40,000百万円)、営業利益5,600百万円(同5,400百万円)、経常利益5,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益3,400百万円(いずれも修正なし)としている。事業環境はおおむね良好であり、当該エリアでの競合優位性もあることに加え、物件の大型化と価値向上の施策が奏功していることから、数値目標を達成する可能性は高いと弊社では見ている。
■Key Points
・東京都の城南3区を中心に不動産投資支援事業及び不動産マネジメント事業を展開
・2025年3月期は売上高とすべての段階利益で過去最高を更新。収益力も大幅に向上
・収益性の向上を背景に中期経営計画「NEXT VISION 2026」を修正。物件の大型化と価値向上の施策が奏功していることから、数値目標の達成可能性は高い
(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)
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1. 会社概要
フェイスネットワーク<3489>は、東京都の城南3区(世田谷区、目黒区、渋谷区)を中心に、不動産投資支援事業及び不動産マネジメント事業を展開している。不動産投資支援事業では、不動産投資用の新築一棟RC(鉄筋コンクリート)マンション、中古一棟ビルリノベーション、不動産小口化商品の企画・開発・販売を行い、不動産マネジメント事業では、不動産オーナー及び同社が保有する不動産の管理・運営(Property Management=プロパティ・マネジメント。以下、PM)を行っている。土地の仕入から設計・施工・賃貸募集・物件管理・一棟販売まですべてを一括して管理する「ワンストップサービス」を提供し、特に自社で設計・施工していることが強みである。
2. 業績動向
2025年3月期の業績は、売上高が29,915百万円(前期比34.2%増)、営業利益が4,519百万円(同116.2%増)、経常利益が4,106百万円(同130.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が2,769百万円(同193.6%増)と、売上高と各段階利益のすべてで過去最高を更新した。金融機関との連携強化による紹介顧客の増加に加え、物件価値向上策が奏功し、売上総利益率は前期比4.8ポイント増の24.3%と収益力も大幅に向上した。物件の大型化や価値向上に向けた各種取り組みも奏功しており、2026年3月期以降のさらなる成長に期待が持てる。また、同社は主に富裕層をターゲットにした不動産開発を行っているが、顧客層の多くは「見たことがない」「唯一無二の」商品を望む傾向が強い。そのため、高級賃貸レジデンス「THE GRANDUO」シリーズは、意匠や設計の面で他社にない独自性を追求した異次元の高級賃貸レジデンスであり、物件価値の向上に大きく寄与するものと弊社では見ている。
3. 成長戦略
同社は中期経営計画「NEXT VISION 2026」を掲げ、「市場ニーズに合致した不動産商品の開発・事業展開による新たな顧客層の獲得」「開発物件の大型化と物件価値の最大化による収益力の更なる向上」「持続的な成長を反映した株主還元強化」「持続可能な経営基盤の構築」の4点を基本方針としている。2026年3月期の売上高と営業利益については、当初の計画から見直しが行われた。これは、物件価値を高める取り組みが継続して成果を上げ、利益率の高い物件開発が進んでいることを踏まえた修正である。修正後の数値計画は、2026年3月期に売上高35,000百万円(当初計画は40,000百万円)、営業利益5,600百万円(同5,400百万円)、経常利益5,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益3,400百万円(いずれも修正なし)としている。事業環境はおおむね良好であり、当該エリアでの競合優位性もあることに加え、物件の大型化と価値向上の施策が奏功していることから、数値目標を達成する可能性は高いと弊社では見ている。
■Key Points
・東京都の城南3区を中心に不動産投資支援事業及び不動産マネジメント事業を展開
・2025年3月期は売上高とすべての段階利益で過去最高を更新。収益力も大幅に向上
・収益性の向上を背景に中期経営計画「NEXT VISION 2026」を修正。物件の大型化と価値向上の施策が奏功していることから、数値目標の達成可能性は高い
(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)
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