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サニーサイド Research Memo(10):配当性向30%程度を目安、5期連続増配となる見込み
配信日時:2025/06/09 16:10
配信元:FISCO
*16:10JST サニーサイド Research Memo(10):配当性向30%程度を目安、5期連続増配となる見込み
■株主還元策とサステナビリティへの取り組み
1. 株主還元策
サニーサイドアップグループ<2180>は株主還元策として配当を実施している。配当の基本方針としては、健全な財務体質の維持や積極的な事業展開のための内部留保の充実等を勘案したうえで、配当性向30%程度としている。また、収益目標の早期達成が見込める場合は、還元充実を検討するとしている。2025年6月期は前期より2円増額の22円(配当性向34.2%)となり、5期連続での増配となる見込みである。
2. サステナビリティへの取り組み
同社のサステナビリティに関する取り組みは、「たのしいさわぎをおこしたい」という経営理念に基づいている。「人の心が動けば、行動が変わり、やがて世の中全体が変わっていく」というPRが持つ普遍的な力を信じ、事業活動を通じて各種取り組みを進めている。
サステナビリティ関連のリスク及び機会への取り組みとして、次の2点を重点課題として挙げている。
1) 人的資本経営の実現
2) ソーシャルグッドに関する事業活動の推進
1) については、「人的資本経営ガイドライン」を定め、性別・国籍等を超えて全員が活躍できる組織づくり、教育投資の拡充、従業員のエンゲージメント・スコアの向上を目指している。
同社は、性別・国籍等の属性に関わらず、機会を等しく提供することを基本方針としているが、特に女性活躍を推進している。ライフプラン上のキャリアが中断する可能性を考慮し、若手女性社員を対象とした経営幹部育成研修を実施している。また、連結子会社間の吸収合併等のグループ再編が加速するなかで、従業員及び組織の満足度をエンゲージメント・スコアとして定期的に測定し、改善をするようにしている。
定量目標としても、取締役女性比率30%超、管理職女性比率50%目途を目標として掲げるが、2024年6月期において取締役女性比率は50%、管理職女性比率は44.4%まで上昇しており、すでに目標達成を視野に入れている。同社の代表取締役社長である次原悦子氏は、上場企業の女性社長として業界でも先駆け的な存在であるが、サステナビリティにおける女性活躍推進に対しても社内外で積極的に発信を継続している。同社の取り組みは、顧客企業にとっても参考事例になる面が多く、ブランドコミュニケーション事業においても好循環を及ぼしている。
2) ソーシャルグッドに関する事業活動の推進については、女性のヘルスケア、キャリアとの両立など、ライフデザインを啓発するプロジェクトに長期的にコミットしていく方針である。長期的な視点で社会的課題をテクノロジーで解決する「サステナブルテック」にも取り組んでおり、テクノロジー投資枠において、女性のウェルビーイングに関連するファンドに出資している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 三浦健太郎)
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1. 株主還元策
サニーサイドアップグループ<2180>は株主還元策として配当を実施している。配当の基本方針としては、健全な財務体質の維持や積極的な事業展開のための内部留保の充実等を勘案したうえで、配当性向30%程度としている。また、収益目標の早期達成が見込める場合は、還元充実を検討するとしている。2025年6月期は前期より2円増額の22円(配当性向34.2%)となり、5期連続での増配となる見込みである。
2. サステナビリティへの取り組み
同社のサステナビリティに関する取り組みは、「たのしいさわぎをおこしたい」という経営理念に基づいている。「人の心が動けば、行動が変わり、やがて世の中全体が変わっていく」というPRが持つ普遍的な力を信じ、事業活動を通じて各種取り組みを進めている。
サステナビリティ関連のリスク及び機会への取り組みとして、次の2点を重点課題として挙げている。
1) 人的資本経営の実現
2) ソーシャルグッドに関する事業活動の推進
1) については、「人的資本経営ガイドライン」を定め、性別・国籍等を超えて全員が活躍できる組織づくり、教育投資の拡充、従業員のエンゲージメント・スコアの向上を目指している。
同社は、性別・国籍等の属性に関わらず、機会を等しく提供することを基本方針としているが、特に女性活躍を推進している。ライフプラン上のキャリアが中断する可能性を考慮し、若手女性社員を対象とした経営幹部育成研修を実施している。また、連結子会社間の吸収合併等のグループ再編が加速するなかで、従業員及び組織の満足度をエンゲージメント・スコアとして定期的に測定し、改善をするようにしている。
定量目標としても、取締役女性比率30%超、管理職女性比率50%目途を目標として掲げるが、2024年6月期において取締役女性比率は50%、管理職女性比率は44.4%まで上昇しており、すでに目標達成を視野に入れている。同社の代表取締役社長である次原悦子氏は、上場企業の女性社長として業界でも先駆け的な存在であるが、サステナビリティにおける女性活躍推進に対しても社内外で積極的に発信を継続している。同社の取り組みは、顧客企業にとっても参考事例になる面が多く、ブランドコミュニケーション事業においても好循環を及ぼしている。
2) ソーシャルグッドに関する事業活動の推進については、女性のヘルスケア、キャリアとの両立など、ライフデザインを啓発するプロジェクトに長期的にコミットしていく方針である。長期的な視点で社会的課題をテクノロジーで解決する「サステナブルテック」にも取り組んでおり、テクノロジー投資枠において、女性のウェルビーイングに関連するファンドに出資している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 三浦健太郎)
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