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2日の米国市場ダイジェスト:NYダウは35ドル高、米中貿易交渉への期待が支え
配信日時:2025/06/03 08:32
配信元:FISCO
*08:32JST 2日の米国市場ダイジェスト:NYダウは35ドル高、米中貿易交渉への期待が支え
■NY株式:NYダウは35ドル高、米中貿易交渉への期待が支え
米国株式市場は小幅に上昇。ダウ平均は35.41ドル高の42,305.48ドル、ナスダックは128.84ポイント高の19,242.61で取引を終了した。
米中貿易摩擦の悪化懸念やトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムの関税引き上げを発表したことが嫌気され、寄り付き後、下落。5月ISM製造業景況指数が低下、予想を下回ったことを受けて下げ幅を拡大する場面があったが、ナスダックは半導体銘柄の上昇に支えられその後はプラス圏で推移。トランプ大統領と中国の習近平国家主席が週内にも電話会談を行う可能性があると伝わるとダウ平均もプラス圏に浮上し、取引を終えた。セクター別では、半導体・同製造装置が大きく上昇したほかエネルギー、食・生活必需品小売が上昇。自動車・自動車部品、家庭・パーソナル用品が下落した。
鉄鋼メーカーのクリーブランドクリフス(CLF)やニューコア(NUE)など、鉄鋼株が大きく上昇。トランプ大統領が鉄鋼の関税を25%から50%に引き上げると発表したことが好感された。一方、関税引き上げによる鋼材価格の上昇がコスト増につながると嫌気された自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)やフォード(F)は下落した。
エネルギー会社のシェブロン(CVX)やエクソンモービル(XOM)が原油高で上昇。週末にOPECプラスが増産を決めたが、予想された規模ではなかったこと、ウクライナとイランを巡る地政学的リスクが再燃した。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はヨーロッパ市場での販売低迷が伝わり売られた。
シカゴ連銀のグールズビー総裁は貿易政策巡る不確実性が解消されれば、政策金利の引き下げを進めることが可能との見解を示した。グールズビー総裁は、連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を持つ。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:地政学的リスクの増大を警戒してドルは伸び悩む
2日のニューヨーク外為市場でドル・円は143円07銭まで買われた後、142円54銭まで反落したが、原油高を意識して下げ渋り、一時143円00銭まで戻した。142円70銭で引けた。
ユーロ・ドルは1.1405ドルまで売られた後、1.1450ドルまで反発し、1.1445ドルで引けた。ユーロ・円は162円96銭まで下げた後、163円42銭まで反発した。ポンド・ドルは1.3519ドルから1.3560ドルまで強含み。ドル・スイスは0.8191フランから0.8157フランの範囲内で上下した。
■NY原油:大幅高で62.52ドル、地政学的リスクの増大を意識
NY原油先物7月限は大幅高(NYMEX原油7月限終値:62.52 ↑1.73)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比+1.73ドル(+2.85%)の62.52ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは61.06ドル-63.88ドル。主要な産油国による増産観測は想定を下回る規模にとどまる可能性が高いことや地政学的リスクの増大を受けて、一時63ドル台後半まで上昇。通常取引終了後の時間外取引では主に62ドル台後半で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 44.08ドル -0.05ドル(-0.11%)
モルガン・スタンレー(MS) 128.40ドル +0.37ドル(+0.28%)
ゴールドマン・サックス(GS)598.72ドル -1.73ドル(-0.28%)
インテル(INTC) 19.74ドル +0.19ドル(+0.97%)
アップル(AAPL) 201.70ドル +0.85ドル(+0.42%)
アルファベット(GOOG) 170.37ドル -2.48ドル(-1.43%)
メタ(META) 670.90ドル +23.41ドル(+3.61%)
キャタピラー(CAT) 344.67ドル -3.36ドル(-0.96%)
アルコア(AA) 26.60ドル -0.17ドル(-0.63%)
ウォルマート(WMT) 99.77ドル +1.05ドル(+1.06%) <ST>
米国株式市場は小幅に上昇。ダウ平均は35.41ドル高の42,305.48ドル、ナスダックは128.84ポイント高の19,242.61で取引を終了した。
米中貿易摩擦の悪化懸念やトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムの関税引き上げを発表したことが嫌気され、寄り付き後、下落。5月ISM製造業景況指数が低下、予想を下回ったことを受けて下げ幅を拡大する場面があったが、ナスダックは半導体銘柄の上昇に支えられその後はプラス圏で推移。トランプ大統領と中国の習近平国家主席が週内にも電話会談を行う可能性があると伝わるとダウ平均もプラス圏に浮上し、取引を終えた。セクター別では、半導体・同製造装置が大きく上昇したほかエネルギー、食・生活必需品小売が上昇。自動車・自動車部品、家庭・パーソナル用品が下落した。
鉄鋼メーカーのクリーブランドクリフス(CLF)やニューコア(NUE)など、鉄鋼株が大きく上昇。トランプ大統領が鉄鋼の関税を25%から50%に引き上げると発表したことが好感された。一方、関税引き上げによる鋼材価格の上昇がコスト増につながると嫌気された自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)やフォード(F)は下落した。
エネルギー会社のシェブロン(CVX)やエクソンモービル(XOM)が原油高で上昇。週末にOPECプラスが増産を決めたが、予想された規模ではなかったこと、ウクライナとイランを巡る地政学的リスクが再燃した。電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はヨーロッパ市場での販売低迷が伝わり売られた。
シカゴ連銀のグールズビー総裁は貿易政策巡る不確実性が解消されれば、政策金利の引き下げを進めることが可能との見解を示した。グールズビー総裁は、連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を持つ。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:地政学的リスクの増大を警戒してドルは伸び悩む
2日のニューヨーク外為市場でドル・円は143円07銭まで買われた後、142円54銭まで反落したが、原油高を意識して下げ渋り、一時143円00銭まで戻した。142円70銭で引けた。
ユーロ・ドルは1.1405ドルまで売られた後、1.1450ドルまで反発し、1.1445ドルで引けた。ユーロ・円は162円96銭まで下げた後、163円42銭まで反発した。ポンド・ドルは1.3519ドルから1.3560ドルまで強含み。ドル・スイスは0.8191フランから0.8157フランの範囲内で上下した。
■NY原油:大幅高で62.52ドル、地政学的リスクの増大を意識
NY原油先物7月限は大幅高(NYMEX原油7月限終値:62.52 ↑1.73)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は、前営業日比+1.73ドル(+2.85%)の62.52ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは61.06ドル-63.88ドル。主要な産油国による増産観測は想定を下回る規模にとどまる可能性が高いことや地政学的リスクの増大を受けて、一時63ドル台後半まで上昇。通常取引終了後の時間外取引では主に62ドル台後半で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 44.08ドル -0.05ドル(-0.11%)
モルガン・スタンレー(MS) 128.40ドル +0.37ドル(+0.28%)
ゴールドマン・サックス(GS)598.72ドル -1.73ドル(-0.28%)
インテル(INTC) 19.74ドル +0.19ドル(+0.97%)
アップル(AAPL) 201.70ドル +0.85ドル(+0.42%)
アルファベット(GOOG) 170.37ドル -2.48ドル(-1.43%)
メタ(META) 670.90ドル +23.41ドル(+3.61%)
キャタピラー(CAT) 344.67ドル -3.36ドル(-0.96%)
アルコア(AA) 26.60ドル -0.17ドル(-0.63%)
ウォルマート(WMT) 99.77ドル +1.05ドル(+1.06%) <ST>
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