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株式会社NexTone×著名投資家Bコミ氏対談動画文字起こし(6)
配信日時:2025/05/28 11:06
配信元:FISCO
*11:06JST 株式会社NexTone×著名投資家Bコミ氏対談動画文字起こし(6)
NexTone<7094>
●Bコミ
やはり、こちらの数字を見ても、本業の各事業がしっかりと伸びているのが分かりますね。
■NexTone 阿南様
おっしゃるとおりです。実際、本業の各事業はおおむね20%以上の成長を続けています。
額にしても順調に伸びており、6億円の営業利益の上積みというのは、実はそれほど高いハードルではありません。数値だけ見ると、営業利益が10億円から18億円へと「倍増」したように見えるかもしれませんが、内訳を丁寧に見ていただければ、着実な積み上げによるものであることをご理解いただけると思います。
●Bコミ
そうですね。おそらく投資家の皆さんも、この部分には非常に強い関心を持たれたのではないかと思います。
■NexTone 阿南様
はい、実際のところ、前期の段階では「この予算、本当に達成できるのか?」という懐疑的な見方が市場の中でも多かったと認識しています。そうした中で、しっかりと目標を達成できたことが、投資家の皆さまにとって大きなインパクトになったのではないかと思います。
●Bコミ
確かにその通りですね。今後については、御社のオーガニックな成長、つまり本業を中心とした持続的な事業拡大の部分が、投資家の評価対象になっていくと思います。先ほどご説明いただいた中期経営計画のとおりに進捗すれば、今後に対する期待もますます高まっていくのではないでしょうか。将来的にも非常に明るい見通しが描けると感じています。
■NexTone 阿南様
はい。既存事業の成長については、ある程度確実に見通せるフェーズに入ってきていると考えています。
●Bコミ
なるほど。先ほどお話にあったJASRACさんからの権利移管も成長の一因としてありますし、加えて、最近では若いアーティストの方々が御社を選ばれるケースも非常に多い印象がありますよね。
■NexTone 阿南様
はい、その通りです。当社では新譜の取り込みを進める一方で、既存のレジェンドアーティストの権利移管も進んでいます。これまで、職業作家の方が手掛ける作品は当社との相性があまり良くなかった分野もありました。具体的には、アイドル系や歌謡曲、演歌のジャンルです。しかし近年、そうした作家の方々も当社のサービスや強みをご理解いただくようになり、管理移管が徐々に進んでいる状況です。
●Bコミ
御社の強みは、柔軟かつ効果的に著作権管理や活用ができる点にあるのだと思います。そのため、幅広いジャンルのアーティストや作家の方々から選ばれているのでしょう。
■NexTone 阿南様
ただ、しっかりとした、いわゆるガチガチの職業作家の方々は、むしろあまり柔軟性を求めない傾向があります。
●Bコミ
なるほど。しっかりと確実に収益を得たいというご希望が強いということですね。
■NexTone 阿南様
ただ、硬直的な姿勢だと、アーティストの方々に距離を置かれてしまうこともあります。また、社会貢献の観点からも、例えば音楽教室などの取り組みも含めて、考え方が変わってきており、双方にとってメリットのあるウィン・ウィンの関係を目指しています。そのため、既存事業における毎年20%から30%の成長は比較的確実に見込めると考えています。あとは、レコチョクの赤字解消のスケジュールや、新規事業のリスクと可能性がどの程度軌道に乗るかが、今後の不確定要素として挙げられます。
●Bコミ
レコチョク、エッグスについてもお伺いしたいと思います。こちらの事業も黒字化が見込めるビジネスなのでしょうか。
■NexTone 阿南様
はい。もともと当社が子会社化した2023年の第2四半期までは、赤字基調にありました。しかし、その後に策定された3年計画を詳細に検討し、3年後には全ての事業で黒字化を達成する見込みであることを評価して、当該事業への投資を決定いたしました。ご存知の通り、新規事業は「3年で単年度黒字化、5年で累積損失を解消する」という目標設定が一般的です。
100億円規模の事業をゼロから立ち上げるのに比べれば、3年で単年度黒字化が可能なこの事業は、当社との親和性も高く、投資する価値が十分にあると判断しました。現在は、任せた以上は信頼を持って見守りつつ、適宜サポートや指導も行いながら、事業の成長を促進している状況です。
●Bコミ
ありがとうございます。大変よく理解できました。
さて、話を今期予想の決算に戻しますが、今回は初めての配当を予定されているとのことですね。この背景や、予定されている1株当たり20円の配当額の理由、また配当性向を含めた株主還元の方針についてお聞かせいただけますでしょうか。
■NexTone 阿南様
当社はこれまで、グロース市場からプライム市場へ移行した際に配当を開始するという方針で株主還元についてお答えしてまいりました。しかし、3年前に策定した中期計画では、現進行期までには既にプライム市場に上場していることが前提となっていました。
●Bコミ
なるほど。元々の計画としては、ということですね。
■NexTone 阿南様
はい、その通りです。ただ、その後、中期計画を一度下方修正した経緯があります。
その後、株価が大きく下落した背景には、赤字のレコチョクグループを子会社化したことも影響しています。プライム市場への移行が2年遅れている現状もございます。そのため、私としては少なくとも株主還元については当初の約束を守りたいという思いがあります。現在、当社のネットキャッシュは90億円を超え、フリーキャッシュフローも15億円を超えている状況です。この段階で総額2億円未満の株主還元は、十分に両立可能だと考えております。
また、大株主である権利者様や関連企業様は、株価が大幅に下がったにも関わらず保有を続けてくださっています。その方々のモチベーション維持や、創業以来応援してくださる個人株主の方々への還元も重要だと考えております。
配当額を1株あたり20円としたのは、配当性向を20〜30%とすればもっと高く設定できるものの、あくまでも最低限の水準に置き、将来的に減配することのない安定した配当を目指す意図からです。
●Bコミ
なるほど、累進配当の考え方ということですね。
■NexTone 阿南様
はい、その通りです。
●Bコミ
もしかすると、自社株買いも検討されているのでしょうか。株主の皆様にとっては複雑かもしれませんが、選択肢としては残しておいた方がよろしいかと思います。そのための余力は確保しておくのが望ましいのではないでしょうか。
株式会社NexTone×著名投資家Bコミ氏対談動画文字起こし(7)に続く
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●Bコミ
やはり、こちらの数字を見ても、本業の各事業がしっかりと伸びているのが分かりますね。
■NexTone 阿南様
おっしゃるとおりです。実際、本業の各事業はおおむね20%以上の成長を続けています。
額にしても順調に伸びており、6億円の営業利益の上積みというのは、実はそれほど高いハードルではありません。数値だけ見ると、営業利益が10億円から18億円へと「倍増」したように見えるかもしれませんが、内訳を丁寧に見ていただければ、着実な積み上げによるものであることをご理解いただけると思います。
●Bコミ
そうですね。おそらく投資家の皆さんも、この部分には非常に強い関心を持たれたのではないかと思います。
■NexTone 阿南様
はい、実際のところ、前期の段階では「この予算、本当に達成できるのか?」という懐疑的な見方が市場の中でも多かったと認識しています。そうした中で、しっかりと目標を達成できたことが、投資家の皆さまにとって大きなインパクトになったのではないかと思います。
●Bコミ
確かにその通りですね。今後については、御社のオーガニックな成長、つまり本業を中心とした持続的な事業拡大の部分が、投資家の評価対象になっていくと思います。先ほどご説明いただいた中期経営計画のとおりに進捗すれば、今後に対する期待もますます高まっていくのではないでしょうか。将来的にも非常に明るい見通しが描けると感じています。
■NexTone 阿南様
はい。既存事業の成長については、ある程度確実に見通せるフェーズに入ってきていると考えています。
●Bコミ
なるほど。先ほどお話にあったJASRACさんからの権利移管も成長の一因としてありますし、加えて、最近では若いアーティストの方々が御社を選ばれるケースも非常に多い印象がありますよね。
■NexTone 阿南様
はい、その通りです。当社では新譜の取り込みを進める一方で、既存のレジェンドアーティストの権利移管も進んでいます。これまで、職業作家の方が手掛ける作品は当社との相性があまり良くなかった分野もありました。具体的には、アイドル系や歌謡曲、演歌のジャンルです。しかし近年、そうした作家の方々も当社のサービスや強みをご理解いただくようになり、管理移管が徐々に進んでいる状況です。
●Bコミ
御社の強みは、柔軟かつ効果的に著作権管理や活用ができる点にあるのだと思います。そのため、幅広いジャンルのアーティストや作家の方々から選ばれているのでしょう。
■NexTone 阿南様
ただ、しっかりとした、いわゆるガチガチの職業作家の方々は、むしろあまり柔軟性を求めない傾向があります。
●Bコミ
なるほど。しっかりと確実に収益を得たいというご希望が強いということですね。
■NexTone 阿南様
ただ、硬直的な姿勢だと、アーティストの方々に距離を置かれてしまうこともあります。また、社会貢献の観点からも、例えば音楽教室などの取り組みも含めて、考え方が変わってきており、双方にとってメリットのあるウィン・ウィンの関係を目指しています。そのため、既存事業における毎年20%から30%の成長は比較的確実に見込めると考えています。あとは、レコチョクの赤字解消のスケジュールや、新規事業のリスクと可能性がどの程度軌道に乗るかが、今後の不確定要素として挙げられます。
●Bコミ
レコチョク、エッグスについてもお伺いしたいと思います。こちらの事業も黒字化が見込めるビジネスなのでしょうか。
■NexTone 阿南様
はい。もともと当社が子会社化した2023年の第2四半期までは、赤字基調にありました。しかし、その後に策定された3年計画を詳細に検討し、3年後には全ての事業で黒字化を達成する見込みであることを評価して、当該事業への投資を決定いたしました。ご存知の通り、新規事業は「3年で単年度黒字化、5年で累積損失を解消する」という目標設定が一般的です。
100億円規模の事業をゼロから立ち上げるのに比べれば、3年で単年度黒字化が可能なこの事業は、当社との親和性も高く、投資する価値が十分にあると判断しました。現在は、任せた以上は信頼を持って見守りつつ、適宜サポートや指導も行いながら、事業の成長を促進している状況です。
●Bコミ
ありがとうございます。大変よく理解できました。
さて、話を今期予想の決算に戻しますが、今回は初めての配当を予定されているとのことですね。この背景や、予定されている1株当たり20円の配当額の理由、また配当性向を含めた株主還元の方針についてお聞かせいただけますでしょうか。
■NexTone 阿南様
当社はこれまで、グロース市場からプライム市場へ移行した際に配当を開始するという方針で株主還元についてお答えしてまいりました。しかし、3年前に策定した中期計画では、現進行期までには既にプライム市場に上場していることが前提となっていました。
●Bコミ
なるほど。元々の計画としては、ということですね。
■NexTone 阿南様
はい、その通りです。ただ、その後、中期計画を一度下方修正した経緯があります。
その後、株価が大きく下落した背景には、赤字のレコチョクグループを子会社化したことも影響しています。プライム市場への移行が2年遅れている現状もございます。そのため、私としては少なくとも株主還元については当初の約束を守りたいという思いがあります。現在、当社のネットキャッシュは90億円を超え、フリーキャッシュフローも15億円を超えている状況です。この段階で総額2億円未満の株主還元は、十分に両立可能だと考えております。
また、大株主である権利者様や関連企業様は、株価が大幅に下がったにも関わらず保有を続けてくださっています。その方々のモチベーション維持や、創業以来応援してくださる個人株主の方々への還元も重要だと考えております。
配当額を1株あたり20円としたのは、配当性向を20〜30%とすればもっと高く設定できるものの、あくまでも最低限の水準に置き、将来的に減配することのない安定した配当を目指す意図からです。
●Bコミ
なるほど、累進配当の考え方ということですね。
■NexTone 阿南様
はい、その通りです。
●Bコミ
もしかすると、自社株買いも検討されているのでしょうか。株主の皆様にとっては複雑かもしれませんが、選択肢としては残しておいた方がよろしいかと思います。そのための余力は確保しておくのが望ましいのではないでしょうか。
株式会社NexTone×著名投資家Bコミ氏対談動画文字起こし(7)に続く
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